小児形成外科[アニュアルレポート]

1.スタッフ(平成29年4月1日現在)

科  長 (教授・兼任) 吉村浩太郎
副科長 (講師・専任) 須永  中
医  員 (講師・兼任) 去川 俊二
(助  教) 上野 紫穂
(臨床助教) 池  大官
森  正徳
八木 千裕
(客員教授) 菅原 康志
(非常勤講師) 加持 秀明

2.診療科の特徴

形成外科は、主に身体の形態に基づく問題を解決することにより、対象組織の機能や患者のQOLを改善することを目指す科です。小児形成外科では、整容に関わる体表の先天性疾患、すなわち生まれつきの頭蓋顎顔面や四肢の変形・欠損や皮膚の腫瘍・あざなどを呈する、15歳未満の患者を対象としています。当科の特徴は以下の通りです。

  1. 唇顎口蓋裂の治療においては、形成外科・歯科口腔外科・矯正歯科・耳鼻咽喉科・言語聴覚士・臨床心理士らによって構成される口蓋裂ケアチーム(CCT:Cleft Care Team)による集学的治療が可能であることが、本センター最大の強みです。開院以降、年間40〜60例の唇顎口蓋裂手術(歯科口腔外科での顎裂部骨移植術を除く)を施行しており、栃木県で出生した唇顎口蓋裂患児の大半をを網羅していると考えられます。今後はさらに近隣県からの紹介が増えるようにしたいと考えています。
  2. 頭蓋縫合早期癒合症に対する新規手術治療として、2003年よりMCDO法というオリジナルの術式を開発・施行しており、従来法より優れた治療成績を上げています。本学での施行症例は合計61例であり、2016年の施行件数は8例と増加傾向にあります。今後希少疾患の集約化により紹介患者数の増加が予想されます。
  3. 四肢先天異常やその他の先天異常(先天性眼瞼下垂・小耳症・埋没耳など)、皮膚良性腫瘍などに関しては、全身麻酔手術枠の不足のために当院で消化できず、主に連携病院にて当科スタッフが手術を施行していましたが、手術枠の増加により、今後症例数の大幅な増加が見込まれます。

施設認定

日本形成外科学会認定専門医制度指定認定施設

専門医

日本形成外科学会専門医 吉村浩太郎
須永  中
去川 俊二
菅原 康志
加持 秀明
日本皮膚腫瘍外科学会専門医 吉村浩太郎
日本創傷外科学会専門医 吉村浩太郎
日本美容外科学会教育専門医 吉村浩太郎
日本頭蓋顎顔面外科学会専門医 去川 俊二
菅原 康志

評議員

日本形成外科学会評議員 吉村浩太郎
日本オンコプラスティックサージャリー学会評議員 吉村浩太郎
日本再生医療学会評議員 吉村浩太郎
日本抗加齢医学会評議員 吉村浩太郎
日本創傷外科学会評議員 吉村浩太郎
日本美容外科学会評議員 吉村浩太郎
日本頭蓋顎顔面外科学会評議員 菅原 康志

3.診療実績・クリニカルインディケーター

1)新来患者数・再来患者数・紹介率

新来患者数 95人
再来患者数 1,007人
紹介率 89.8%(形成外科全体データ)

外来担当医師

毎週月・木曜日:須永  中、上野 紫穂、池  大官、森  正徳
不定期:菅原 康志、加持 秀明

2)入院患者数(平成28年1月〜12月)

入院患者数 97名

3)術式別手術件数(平成28年1月〜12月)

術 式 手術件数
口唇口蓋裂 28
頭蓋骨形成術(MCDO法) 8
頭蓋骨形成術(その他) 3
上顎骨形成術(骨移動を伴う) 2
四肢先天異常・形成術 17
耳介先天異常 5
眼瞼先天異常 6
その他 17
合  計 86

4)その他の治療・検査

なし

5)術後死亡症例

なし

6)カンファランス症例

毎週月曜午後5時〜(第4水曜のみ午後7時〜)
  形成外科カンファランス:全手術症例
 第4水曜午後6時〜
  口蓋裂ケアチームカンファランス:唇顎口蓋裂症例

4.2017年の目標・事業計画等

  1. 新来患者数、紹介患者数、手術件数の増加
  2. 集学的治療による唇顎口蓋裂治療の術後成績向上
  3. 頭蓋縫合早期癒合症の手術症例数増加

5.過去実績

2015年アニュアルレポート

自治医科大学附属病院

〒329-0498 栃木県下野市薬師寺3311-1

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お問合わせ電話番号

0285-44-2111(代)

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