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脳神経センター内科部門(神経内科)[アニュアルレポート]

1.スタッフ(平成29年4月1日現在)

科長 (教授) 藤本  茂
副科長 (教授) 松浦  徹
病棟医長 (准教授) 小出 玲爾
外来医長 (学内准教授) 嶋崎 晴雄
医員 (特命教授) 村松 慎一(兼務)
(准教授) 森田 光哉(兼務)
(助教) 益子 貴史
松薗 構佑
(病院助教) 小澤 忠嗣
金  蓮姫
三浦久美子
シニアレジデント   3名

2.診療科の特徴

神経内科の対象疾患は、脳血管障害、神経感染症、神経変性疾患、神経免疫疾患、神経機能疾患(頭痛、てんかん等)、末梢神経疾患、筋疾患と多岐にわたる。現在、神経内科外来は、毎日2〜4診で、年間10496人が外来受診し、うち新患が731人である。病棟は7階西病棟に29床あり、年間約400名の入院患者を受け入れている。脳血管障害や脳神経感染症、てんかん重積発作といった緊急入院の患者が過半数を占め、地域医療の拠点病院としての役割を担っている。

脳神経外科、救命救急センターとの連携を重視しており、スムーズな急患対応が可能となっている。脳血管障害では専門医を中心に超音波診断を重視し、急性期に頸動脈エコー、経食道心エコー、下肢静脈エコー、経頭蓋カラードプラなどを病棟で施行し、正確な病態診断に基づく迅速な治療選択が可能となった。また、学生教育、レジデント教育にも力を注いでおり、診療・教育・研究が一体となったチームを目指している。

施設認定

日本内科学会認定医制度教育病院
日本神経学会教育施設
日本脳卒中学会認定研修教育病院

学会専門医

日本神経学会認定専門医 藤本 茂 他7名
日本脳卒中学会専門医 藤本 茂 他1名
日本内科学会認定総合内科専門医 松浦 徹 他3名
日本人類遺伝学会専門医 松浦 徹 他2名
日本リハビリテーション医学会専門医 森田 光哉
日本東洋医学会漢方専門医 村松 慎一

3.診療実績

3-1)新来患者数・再来患者数・紹介率

新来患者数 731人
再来患者数 9,765人
紹介率 87%

3-2)入院患者総数:414人

1)脳脊髄血管障害 179例
2)神経感染症(脳炎・髄膜炎など),脳症 16例
3)神経変性疾患 105例
  筋萎縮性側索硬化症 55例
パーキンソン病関連疾患 18例
脊髄小脳変性症 21例
認知症 8例
4)免疫関連性中枢神経疾患(MS, 脊髄炎など) 22例
5)代謝・中毒性疾患 1例
6)腫瘍性疾患 3例
7)内科疾患に伴う神経疾患 1例
8)脊髄疾患 4例
9)末梢神経疾患(GBS, CIDP, CMTなど) 23例
10)筋疾患 21例
11)てんかん 16例
12)機能性疾患 6例
13)その他 17例

3-3)手術症例病名別件数

胸腺摘除術 2例
内視鏡的胃瘻造設術 11例
気管切開術 6例

3-4)治療成績

脳梗塞rt-PA静注療法 2016年1-12月 17例
パーキンソン病深部電気刺激術 0例

3-5)合併症例

なし

3-6)死亡症例・死因・剖検数・剖検率

<死亡退院症例診断名>

脳脊髄血管障害 9例
運動ニューロン疾患 3例
マシャドジョセフ病 1例
ギランバレー症候群 1例
14例

<剖検症例診断名>

0例
<剖検率> 0%

3-7)主な検査・処置・治療件数

電気生理検査

末梢神経伝導検査 173件
針筋電図 31件

生検

筋生検 2例
神経生検 1例
脳生検 1例

3-8)カンファランス症例

(1)診療科内の症例検討会(2016年)

新入院・退院カンファランス 年50回

(2)他科のカンファランス

脳卒中カンファレンス(脳神経外科と合同) 年37回

3-9)キャンサーボード

なし

4.2017年の目標・事業計画等

1)脳血管障害

脳卒中は近年病態解明が進み、治療法も急速に進歩しているが、未だわが国の死因の4位、要介護原因の第1位を占めている。加えて、栃木県の脳卒中死亡率は全国トップレベルであり、当センターに求められている役割は非常に大きい。これまでに引き続き、脳卒中の救急医療および一次予防・二次予防をさらに充実するために、センター内各部門の協力体制をこれまで以上に整えて、集学的治療・管理を行い、脳卒中医療水準の向上を図りたい。具体的には、

  1. 急性期脳梗塞患者の受け入れを昨年の179例から少なくとも270例に増加させる。
  2. 超急性期血行再建治療適応症例を増やし、rt-PA静注療法を少なくとも25例に施行する。
  3. 超音波診断に力を入れ、検査施行数を大幅に増やす。
  4. 近隣の後方病院との連携を深め、入院期間の短縮をめざす。
  5. 脳血管障害の精査・治療導入の短期入院を増やす。

を目標とする。近未来的にStroke Care Unit (SCU)の開設を目指し、脳卒中チーム医療の充実を図る。

2)神経変性疾患

引き続き、パーキンソン病、認知症、脊髄小脳変性症、筋萎縮性側索硬化症などについて、最先端の検査治療法の導入に努めてゆきたい。積極的な患者の受け入れをすすめるとともに、後方病院との連携、在宅医療との連携を深め、地域全体での診療体制の充実を図る。神経生理検査、生検など専門的な検査件数を増やし、神経救急疾患への対応にもさらに積極的に取り組み、脳血管障害と合わせ年間600例の入院症例を確保したい。

5.過去実績

2015年アニュアルレポート

2014年アニュアルレポート

2013年アニュアルレポート

2012年アニュアルレポート

2011年アニュアルレポート

2010年アニュアルレポート

2009年アニュアルレポート

2008年アニュアルレポート

自治医科大学附属病院

〒329-0498 栃木県下野市薬師寺3311-1

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0285-44-2111(代)

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