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泌尿器がんゲノム外来のご案内(第2水曜日午後)

【概要】
当院は「がんゲノム医療連携病院」の指定を受けており、保険診療によるがんゲノム医療のための検査と治療を提供する体制を整えております。
泌尿器科では専門外来として第2水曜日午後に泌尿器がんゲノム外来を開設し、がんゲノム検査を希望される医療機関のみなさまからのご紹介をお待ちしております。

【血液検査と組織検査で窓口が異なります】
がんゲノム検査には大きく分けて、採血のみで判定する検査と、腫瘍組織検体(前立腺生検やTURBT検体など)を用いて判定する検査の二種類に分けられます。
後者の「腫瘍組織検体を用いた検査」については、                             当院  腫瘍センター https://www.jichi.ac.jp/hospital/top/various/01.html で一括して対応しておりますので、そちらへご紹介いただけるとスムースです。


泌尿器がんゲノム外来では、前者の採血のみで判定する検査として以下にご対応可能です。

① 前立腺がんに対するBRCA1/2遺伝子変異をはじめとした、個々の患者さんに最適な薬剤を選択する「コンパニオン診断」(採血のみでの診断)
② 標準的な治療が終了した、もしくは終了する見込みである時に、数十~数百の遺伝子検査を行い、症例ごとに最適な薬剤を選択する「包括的がんゲノムプロファイリング検査」(採血のみでの診断)

また自治医科大学附属病院に採取5年以内の組織検体があることが分かっている場合は、組織検体を使った「包括的がんゲノムプロファイリング検査」も可能です。
遺伝子検査結果については、必要に応じてゲノムカウンセリングの専門家とも連携しご本人やご家族にご説明申し上げております。

【ご持参いただきたいもの】
ご紹介いただく場合は、いままでの抗悪性腫瘍治療の日時をふくめた経過が分かる診療情報提供書の持参をお願いいたします。
特に、「包括的がんゲノムプロファイリング検査」を希望される場合は、開始日、および終了した時期、終了した理由(有害事象のためか進行のためかなど)、Grade3以上の有害事象の記載が必要です。

【がんの種類】
基本的に、前立腺、膀胱、腎盂尿管、腎臓、精巣、副腎、その他、泌尿生殖器や後腹膜の悪性腫瘍で、標準的に確立されている治療を経験されておられれば対応可能です。
標準治療の確立がない希少癌などでは未治療状態でも対応可能です。
前立腺癌のBRCA1/2遺伝子変異の「コンパニオン診断」の場合は、遠隔転移のある去勢抵抗性前立腺癌であればご対応可能です。

【初診の受付は午前11時まで】
泌尿器がんゲノム外来は午後ですが、当院の初診受付が平日 午前8時30分~午前11時まで となっておりますので、泌尿器科が初診となる方は、恐れ入りますが、午前中に初診受付をしていただき、午後の外来をお待ちいただく必要がございますので、この点、患者さんにご案内いただければと思います。

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自治医科大学
腎泌尿器外科学講座
泌尿器科学部門

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