自治医科大学アレルギー膠原病学では毎週医局員が交代で抄読会を行っております。

今回はNEJMの４月１０日号より、特発性好酸球増多症(HES)の治療に関する論文を取り上げました。
HESの大部分を占めるFIP1L1-PDGFRA癒合遺伝子陽性例に対しては
チロシンキナーゼ阻害薬であるイマチニブが有効ですが、
それ以外にはIL-5受容体αサブユニットに対する抗体製剤が有効であったという報告でした。

HESの病因は徐々に明らかになっており、大変興味深い論文でした。

担当：S