自治医科大学アレルギー膠原病学では毎週医局員が交代で抄読会を行っております。
出典：Clinical and Experimental Rheumatology 2020;38:S171-S175より、
Efficacy of conventional immunosuppressants in relapsing or refractory eosinophilic granulomatosis with polyangiitis :
evidence from a Canadian single-centre cohort
を読みました。カナダからの論文です。
Canadian network for research in vasculitides databaseの
110例の好酸球性多発血管炎性肉芽腫症（EGPA）患者のうち、
PSL7.5mg未満で6か月以内に再燃するなど難治の24例を採り上げて
います。併用した免疫抑制薬の内訳はメトトレキサート15例、アザチオ
プリン8例、レフルノミド1例です。24週、52週時点でのステロイド量
など寛解維持については、Mepolizumab trial、Rituximab studyと
比較して大差はない印象でした。
担当 S
