自治医科大学アレルギー膠原病学では毎週医局員が交代で抄読会を行っております。

Clinical Rheumatology 2016年1月号より、好酸球性多発血管炎(EGPA)に合併した胆嚢炎に関する論文を取り上げました。

EGPAに合併した胆嚢炎を報告しているのは、Pubmedで検索しうる限り12症例のみと非常に稀ではありますが、ステロイド反応性は良いとの報告があり、早期診断治療を行えば予後を改善することが出来ます。
発熱、しびれ、紫斑など古典的な症状が乏しいために診断が遅れてしますことが多いようですが、胆嚢炎に好酸球上昇が伴っている場合にはEGPAを鑑別に上げる必要があると勉強になりました。

担当:K