講座紹介

環境予防医学講座について

環境予防医学講座は、生活習慣や環境化学物質などの外的環境要因が人の健康に与える影響について、医学部学生に教育すること、学術的に調査研究することを目的としています。その目的のため環境衛生、産業衛生、生活習慣に関して疫学調査を行うこととともに、得られた知見をもとに、細胞生物学的手法や動物実験により健康への影響と機序の解明を実践しています。

当講座では、動物モデル・培養細胞・ヒト調査等を用いて、生活や労働環境による心血管系をはじめとする各臓器に対する影響評価や障害のメカニズムに関する研究に取り組んでいます。また、環境化学物質がエピジェネティクス制御に関わり生体に影響を及ぼす機序に関する研究も実施しています。さらに、中国、パキスタンなどの諸外国、並びに日本国内において、生活および労働環境における化学物質や粒子に関する現地調査を国内外の研究者との共同研究で実施しています。