沿革

沿革

昭和48年、自治医科大学開学とともに衛生学教室が開設され、初代教授として、野見山一生(のみやま かずお)氏が赴任した。野見山教授は、野見山紘子講師とともに教室を運営し、多くの重金属、有機溶剤に関する先見的な研究を行ってきた。その間、大久保利晃氏(前産業医科大学学長、前(財)放射線影響研究所理事長)、日下幸則氏(前福井大学医学部 国際社会医学講座環境保健学教授)など多くの有能な研究者、衛生・公衆衛生学者を育成した。

平成8年には、香山不二雄(かやま ふじお)氏が助教授として赴任し、その後、平成11年3月に野見山教授の退職後、2代目衛生学教室の教授として昇任した。平成11年7月には、大講座制移行のため、衛生学教室と公衆衛生学教室が合併し、保健科学講座(環境免疫学・毒性学部門)となったが、平成16年4月には、社会医学系の4講座と地域医療学講座が改組され、自治医科大学地域医療学センターが設立し、旧衛生学教室は、環境医学部門となった。平成22年4月には、医学部の薬理学講座 環境毒性学部門となり、平成24年4月からは、医学部 基礎・臨床医学連携部門の環境予防医学講座となった。その間、環境ホルモンや重金属に関する国際的な研究を行い、堀口兵剛(現北里大学医学部 衛生学教授)などの優れた社会医学系研究者を輩出した。

平成29年4月から、環境予防医学講座教授として、市原佐保子(いちはら さほこ)が赴任し、現在に至る。