形成外科学部門

形成外科             診療科長 吉村 浩太郎、 副科長 宇田宏一

診療内容

身体の交通事故などの外傷や熱傷(特に顔面や指、手足)、顔面や手指の骨折、皮膚や皮下組織の腫瘍、乳房や頭頚部などがん切除後の再建、ケロイドや傷痕の問題など、あらゆる後天性の欠損や変形を扱います。褥瘡や糖尿病を原因とする難治性皮膚潰瘍などの治りにくい創の治療、膠原病や炎症性の病気に伴う組織の萎縮や変形の治療、眼瞼下垂、爪の病気や多汗症など、全身にわたり、造形にかかわる病気とその悩みを解決するための治療を行っています。顔面 ・ 躯幹 ・ 手足などの体表の先天異常に関する治療(15歳未満)は、『小児形成外科』で扱っています。また、美容や加齢に伴う若返り治療などは、『美容外科』で扱っています。

特色

以下に挙げました顔や身体についての外見上のさまざまな問題や体表の疾患を解決し、患者様が充実した社会生活を送れるようにお手伝いをいたします。

1.外傷

顔や身体の切り傷、擦り傷や熱傷、化学熱傷、電撃創
顔面の骨折(眼窩壁骨折 ・ 頬骨骨折 ・ 鼻骨骨折 ・ 上顎骨骨折 ・ 下顎骨骨折など)
指 、腱 、爪の損傷・切断、切断指、指の骨折

2.治らない皮膚創(難治性潰瘍)

糖尿病、放射線障害、骨髄炎などの疾患を原因とする皮膚潰瘍(腐れ足肢)
褥瘡(床ずれ)

3.事故や外傷による変形や欠損

手指の変形
指 、腱 、爪の損傷・切断、切断指、指の骨折
顔面骨骨折後の後遺症(不整咬合、眼球陥凹、斜鼻、鞍鼻、頬骨変形、顔面変形)
顔や身体の傷痕、ケロイドや引きつれ

4.癌切除後の再建

乳癌切除後の乳房再建
上顎癌など顔面の腫瘍切除後の再建
舌癌や食道癌手術後の機能再建
腹壁瘢痕ヘルニアの再建
直腸癌手術後の機能再建

5.顔面神経麻痺(顔面非対称、兎眼、眉毛下垂、流涙、流涎など)

特発性顔面神経麻痺(ベル麻痺)の再建
事故や手術による顔面神経麻痺の再建

6.皮膚や皮下組織の腫瘍

皮膚、皮下の腫瘍(しこり)やアザ
軟部組織の腫瘍(脂肪、筋肉や神経に由来する腫瘍)

7.炎症性疾患の修復

限局性強皮症、エリテマトーデスなどの膠原病による組織の萎縮や変形
ロンバーグ病ほかの大人になってからの萎縮や変形
リンパ浮腫(先天性、後天性)

8.その他

各種の先天異常(15歳以上)
多汗症
加齢に伴う眼瞼下垂
爪や毛髪の疾患

特殊治療

1.人工乳腺による乳房再建術:

乳房再建の方法のひとつとして、当院では人工乳腺を使った保険治療が可能です。

2.微小血管吻合術を用いた種々の遊離組織移植:

顔・胸などのなくなった部分の再建が可能になります。

3.クラニオフェイシャルサージェリー:

頭蓋顔面骨に直接アプローチすることで、顔面の骨格変形や咬合を基礎から治療します。また 、頭蓋骨実体モデルを用いたシミュレーションサージャリーを行っております。

形成外科連絡先

電話番号 : 外来 : 0285-44-2111(内線: 2113・2272)
オフィス : 0285-58-8940
E-メール : keisei@jichi.ac.jp

主要機器

内視鏡、三次元CT、MRI、手術用顕微鏡、血流ドップラー、神経刺激装置、脂肪吸引器、シミュ レーションコンピューター、頭蓋骨精密実態モデル。

研究

脂肪移植に関する研究
骨移植に関する研究
微小血管吻合に関する研究
放射線障害に関する研究
再生医療に関する研究

特殊外来

ケロイド外来:ケロイド・肥厚性瘢痕の専門外来です。
乳房再建外来 : 乳房再建に関わるご相談を承る専門外来です。
頭頚部再建外来:頭頚部悪性腫瘍手術後の再建に関する専門外来です。
頭蓋顔面外来 : 頭蓋顔面骨の先天異常、陳旧性の顔面骨骨折の専門外来です。

外来担当医師(教授、准教授、講師等)及び専門分野

氏名 職名 専門分野
吉村 浩太郎 教授 乳房再建、炎症性疾患、眼瞼下垂、ケロイド、顔面神経麻痺
宇田 宏一 特任教授 乳房再建、顎顔面外科
須永 中 講師 唇顎口蓋裂、頭蓋縫合早期癒合症、小児形成外科
田代 絢亮 助教 再建外科、リンパ浮腫、手外科、眼瞼下垂
森 正徳 病院助教 乳房再建、リンパ浮腫
森下 悠也 臨床助教 形成外科一般
森田 侑平 シニアレジデント 形成外科一般
幡手 亜梨子 シニアレジデント 形成外科一般
水本 小百合 シニアレジデント 形成外科一般
朝日 林太郎 非常勤医員 熱傷、難治性潰瘍

回診・カンファレンス

術前・術後カンファレンス 16:30〜
リサーチカンファレンス 9:00〜

形成外科で扱う疾患