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2011年4月12日  桜の木の下で



2011年1月27日・28日  第21回日本頭頸部外科学会総会ならびに学術講演会を開催しました

今回のテーマは「明日に架ける−社会との対話」とした。

シンポジウムでの「社会の眼からみた頭頸部外科」とパネルデスカッションの「境界領域とのクロストーク」はテーマと直結した話題であり、前者では毎日新聞の吉川学氏に基調講演としてマスコミからみた頭頸部外科医の姿の現状を論評してもらうとともに、われわれがマスコミを利用して情報を国民に提供するにはどうしたらいいのかアイデアを提供していただいた。次いで、看護師代表、言語聴覚士代表、患者代表に登場いただき、頭頸部外科という概念は知っていたか?頭頸部外科医はどのように目に映っているのか?いい関係を築くにはどうしたらいいのか?などについて述べてもらい、それを受けて医師代表がわれわれが変わって行くにはどうしたらいいかを提案した。限られた時間の中であったが討論を通して、われわれも社会の眼を意識して変わっていこう、社会に情報を発信しようという姿勢が打ち出せたと思う。後者では、各境界領域の学会代表から具体的な疾患や病態を例示しながら、頭頸部外科と境界を接する部分での当科への要望、当科の抱える問題点などを指摘してもらい、協力体制の取り方についての提言を頂いた。

他にシンポジウム:「動き出した頭頸部がん専門医制度」やパネルディスカッション:「頭頸部癌手術後の経過不良症例に学ぶ」を企画し、好評であった。さらに特別講演の青山学院大学理工学部の福岡伸一教授による「生命を解くキーワード、それは“動的平衡”」と、海外招待講演のオランダ・ロッテルダム小児病院Hans Hoeve先生による「Airway obstruction in infants and children.The past, the present, and new development」が催された。

 今回の学会では、若手教育にも力を入れ、現役教授・部長がビギナーに手術のコツをビデオにより伝授する手術教育セミナーや、大ベテランによる手術の歴史を主とする教育セミナーを企画し、また指定演題はビデオで見せる、いわゆるHow I do itものとした。一般演題も273題と過去最高を記録した。