先輩医師の声

島田茉莉2012年

自治医科大学附属病院にて二年間の初期研修を終えた後、1年間ローテーションを追加し、耳鼻咽喉科に入局しました。
大学時代に耳鼻科BSLで手術に参加させていただいたのが楽しかったこともあり、初期研修二年目の最後に耳鼻科を3ヶ月間ローテートさせていただき、その守備範囲の広さ、手術手技の面白さにすっかり心を奪われてしまい、そのまま入局を決めました。
耳鼻咽喉科は、老若男女すべての人が対象になります。いわゆる内科的疾患(アレルギーやめまい、嚥下障害など)から外科的疾患(喉頭癌や甲状腺がんなどの頸部疾患の他、副鼻腔炎など、内視鏡を用いた鼻科手術、顕微鏡下で行う細かな耳科手術など)まで非常に幅広い分野をカバーしており、自分にあった分野をサブスペシャリティーとして追求していくこともできます。
自治医科大学耳鼻咽喉科では、大学病院ではありますが、稀少症例/難治症例ばかりではなく、病棟業務・外来業務・関連病院勤務を通して、一般的な症例もまんべんなく数多くみることができ、研修には最適の環境と感じています。
自治医大耳鼻咽喉科では、病棟業務は指導医について、主治医として主体的に診療に関わったり、手術に入ったりします。経験豊かな指導医との回診や症例検討から多くのことを学んでいます。一年目から多数の手術を執刀させていただいており、入局3ヶ月目からは関連病院での外来勤務も開始し、日々充実した研修生活を送っています。
また、先輩女性医局員も多数おられ、妊娠/子育ての間も本人の希望を尊重しながら、仕事も両立できるようなサポート体制が整っているのも当科の自慢できるところです。
たとえ、将来的に耳鼻咽喉科医にならないとしても、得ることが多くある科です。将来耳鼻咽喉科を考えている方はもちろん、手技が好きな方、進路に迷っている方、少しでも興味がある方はぜひ、一度見学にいらしてください!
当科の明るい雰囲気を感じていただければ幸いです。
そして一緒に仕事ができたら、なお嬉しいです!

小野綾乃2018年

自治医科大学附属病院で2年間の初期研修を終え、後期研修から耳鼻咽喉科へ入局しました。現在後期研修5年目になります。
特にこれといった志望科はないままに卒業し、初期研修医として自治医大に入職しました。様々な科をローテートしていくと、どの科も興味深く、後期研修の進路には非常に悩みました。内視鏡や手術の手技は好きだし、内科的な管理も嫌いではない。老年医療は大切だと思う一方で、小児の患者さんの治療にも興味がある・・・。そんな優柔不断の結果、上記すべての要素を満たす耳鼻科を選択しました。
そして現在、耳鼻科医として数年を過ごしましたが、日々充実した研修生活を送っています。文字通りの「老若男女」、幅広い背景の患者さんを診ますし、耳、のど、鼻といった異なる機能を持つ領域をカバーしますので、診療にメリハリがあると感じます。感覚器を扱うため、患者さんのQOLに直結することも多く、やりがいを感じる場面が多くあります。また当科は少人数の医局ですので、とても風通しがよいのが魅力です。診療で悩むことがあっても、上級医の先生方が快く相談に乗って下さいます。上級医の先生が怖くて聞けない・・・ということはまずありません。さらには病棟の看護師さん、コメディカルのスタッフさんも皆優しく、研修医にとっては働きやすい環境だと感じます。
その他、ここには書ききれない良いところが沢山あります!もしも耳鼻咽喉科に少し興味をお持ちであれば、ぜひ一度見学にお越しください。

甲州亮太2019年

雪がほとんど降らない栃木の生活にも慣れてきましたが、毎年雪国が恋しくなる東北地方山形県の出身です。高校までを山形で過ごした後秋田大学医学部に入学しました。大学卒業後は2年間秋田市内の市中病院で研修し、耳鼻咽喉科を専攻するにあたり自治医科大学に移ってきました。耳鼻咽喉科は学生時代から興味があり、生活に不可欠な感覚器を対象とする耳鼻科に魅力を感じているのは今も昔も変わりません。一言で耳鼻科といっても多岐にわたる分野があり、まだ専門は決めていませんが様々な道を選択できることも耳鼻科の魅力と考えます。よろしくお願いいたします。

五十嵐丈之2020年

こんにちは。
栃木で耳鼻科をしてからのエピソードを書いてみました。

『飛ぶ鳥、を思い浮かべる』

飛ぶ鳥を思い浮かべると、それは自分が地上にいて、鳥が空を飛んでいるイメージだった。
だけど飛ぶ鳥は、上から見おろすイメージが良いのかもしれない。
飛ぶ鳥の翼の膨らみと羽の揺れから、翼と地上の間にあるものを実感することができるから。


これは栃木のとある場所にて考えたこと。
飛ぶ鳥の「らしさ」に触れた感覚があった。
私たちは相手の人間らしさを見たい。食事や音楽、コミュニケーションを五感で楽しみ表現する姿は人間らしさの一つでしょう。そこにどうしたら触れられるか、目の前の患者から教わりたい。

次号『歯が半分ない人の朗読』

松山浩太2021年

2021年より自治医科大学耳鼻咽喉科に入局した松山浩太と申します。
地元は大阪で大阪医科大学を卒業しました。自分自身、花粉症や扁桃腺の摘出を経験したことや親が耳鼻咽喉科なこともあって耳鼻科を選択しました。
初期研修は静岡の病院で修了しましたがたまたま自治医科大学を病院見学したさいに医局の雰囲気に惹かれて入局いたしました。
耳鼻科は内科疾患、外科疾患がたくさんあり幅の広い診療科です。手術をしたいならば病院で勤め続けるのも良いし、内科疾患を見たければ開業という選択肢もあります。自分も進路にはまだまだ悩んでいましたのでそういう意味でも耳鼻科は良かったです。
また自治医科大学の耳鼻咽喉科は長いスパンで同じ病院で働き続けるので腰をすえてじっくり耳鼻科を勉強するのにももってこいだと思います。
もしこちらに興味がおありであれば一度ご連絡ください、ご見学などいつでもお待ちしております。

内田晶子2022年

初めまして、自治医科大学耳鼻咽喉科のHPをご覧いただきありがとうございます。
私は、初期臨床研修後に他大学の某内科医局に所属し専門医取得後に当科に入局しました。他の診療科を経験した上で感じる耳鼻咽喉科の魅力は、色々な意味で守備範囲が広いことです。
耳鼻咽喉科で扱う疾患は多岐にわたり、自分に合ったサブスペシャリティを必ず見つけられると思います。また耳鼻科医の生き方は様々で、アカデミアの世界に没入することもできれば、市中病院勤務医や開業医などとして専門性を活かしながら耳鼻咽喉科一般の臨床に従事することもできます。
自治医科大学耳鼻咽喉科は規模の大きな医局ではありませんが、だからこそ低学年のうちから豊富な経験を積むことができます。また私を含め様々なバックグラウンドのスタッフが在籍していることも魅力の一つです。これまで栃木県や自治医大に縁がなかった方も大歓迎ですので、これを機にぜひ一度見学にいらっしゃってください。

新井志帆2022年

私は大学卒業後、自治医科大学附属病院で初期研修を終え、今年耳鼻咽喉科に入局しました。
もともと脳神経系やリハビリなどの機能回復に興味を持っていたため、それに関連した科をローテートしていました。初期研修医2年目の専攻医登録間近に耳鼻科をローテートした際に、患者さんのQ O Lを改善する様々な手技・手術に魅了されたこと、そして何より科の雰囲気が自分の性格になんとなく合っている気がしたためそのまま入局を決めました。まだ働き始めてほんの数ヶ月ですが、先輩方の指導の下、手術や外来など徐々にできることも増えてきており、充実した毎日を送っています。
耳鼻科の特徴としては、誰もが経験したことのあるような鼻出血、扁桃炎、めまいといったCommon diseaseだけでなく、気道救急、聴力・音声改善・嚥下障害など専門的な疾患まで、老若男女問わず幅広くみられることが挙げられるでしょう。たとえ耳鼻咽喉科医にならなくても、初期研修の間に回ることでより多くのことが学べると思います。
また当科の特徴としては小児耳鼻や喉頭機能に長けた先生がいるため、それぞれについて専門的に学べる点、そして科の雰囲気として非常に風通しがよく、困ったことも気軽に相談できる点にあると思います。
長々とお話ししてしまいましたが、やはり「百聞は一見に如かず」です。まずは一度見学・研修に来て、当科の雰囲気を感じていただけたら幸いです。皆さんと一緒に働くことができる日を楽しみにしています。

三浦優毅2023年

2023年に耳鼻科に入局しました、三浦優毅と申します。
自治医科大学附属病院で初期研修を行い、3年目以降も自治医科大学病院に勤務をしております。
自身がアレルギー性鼻炎と鼻中隔湾曲症で幼い頃より耳鼻科にお世話になっており、鼻中隔湾曲矯正術で劇的に症状を良くしていただいた経緯があり、同様の症状で悩んでいる方々の助けになれたらと耳鼻科を志すようになりました。
初めは鼻の領域に興味がありましたが、耳鼻咽喉科頭頸部外科全体に触れて、生命に直結するものや、感覚・機能に関係するものなど本当に幅広く扱っていることを体感し、様々な分野を学びたいと感じました。
扱っている分野は面白く、上級医の先生方も優しい先生が多く働きがいのある環境ですので、日々充実感を持って働いています。