教授ぶろぐ(超不定期掲載)
私的免疫学ことはじめ (39) Th17分化における転写因子(3) 突然本の紹介(2)
2021年2月25日 教授ぶろぐ(超不定期掲載)
「フェルマーの最終定理」を読んだ感想の1つは、この超難問の解決に日本人がかなり貢献している、ということです。「岩澤理論」の岩澤健吉氏もそうですが、そもそもフェルマーの最終定理を証明するきっかけになったのは、この定理の証明 …
私的免疫学ことはじめ (38) Th17分化における転写因子(2) 突然本の紹介
2021年2月16日 教授ぶろぐ(超不定期掲載)
失敗した方法を組み合わせて成功する、というのは結構嬉しいものです。私も「これはうまいことに気づいた」と1人満足していたのですが、次にトランスクリプトーム解析をする機会が来たときには、「セパゾール(などの、フェノールとチオ …
私的免疫学ことはじめ (37) Th17分化における転写因子(1)
2021年2月9日 教授ぶろぐ(超不定期掲載)
前にも書いたように、破骨細胞の分化の過程で転写因子Nfatc1が著増するため(Dev Cell 2002, Vol. 3, p889-)、Nfatc1は破骨細胞分化の「マスターレギュレーター」と考えられるようになりました …
私的免疫学ことはじめ (36) そして大学病院へ(2)
2021年2月1日 教授ぶろぐ(超不定期掲載)
久しぶりに病棟に戻って、指導医をすることになりました。いわゆるオーベンです。オーベンというのはドイツ語で「上」を表す言葉で、こんな所に日本がドイツに医学を学んだ名残が残っているのかもしれません。それに対して研修医はネ …
私的免疫学ことはじめ (35) そして大学病院へ(1)
2021年1月21日 教授ぶろぐ(超不定期掲載)
さて、基礎の研究室に残るべきか、臨床の現場に戻るべきかというのは結構大きな決断でした。それまで私は、比較的直感で、即断即決気味に進路を決めてきたのですが、年齢も上がってきて、気軽にコロコロ変えることは難しくなってきました …
私的免疫学ことはじめ (34) 破骨細胞研究(10) 謎はむしろ増えた
2021年1月18日 教授ぶろぐ(超不定期掲載)
Th17研究は2006年以降も急速に進みました。右のグラフはPuibMedでTh17を検索した結果です。今では毎年1000以上の論文がpublishされています。 この2006年のJ Exp Med誌に報 …
私的免疫学ことはじめ (33) 破骨細胞研究(9) 幻の”ThOC”
2020年12月17日 教授ぶろぐ(超不定期掲載)
マウスからTh細胞を取ってくるときに、私はCD4陽性細胞を集めていました。抗CD4抗体のくっついた磁気ビーズを細胞と反応させ、磁石を使ってCD4陽性細胞を集める、といった手法です。それらのヘルパーT細胞は、使ったマウスが …
私的免疫学ことはじめ (32) 破骨細胞研究(8) Th17細胞現る・そして急展開
2020年12月14日 教授ぶろぐ(超不定期掲載)
2005年にNature Immunology誌に連報で新しいThサブセットとして、IL-17を産生するTh細胞が報告されました。その細胞はTh17細胞と名付けられ、分化の方法は私たちが用いた方法とほとんど同じでした。先 …
私的疫学ことはじめ (31) 破骨細胞研究(7) “ ThOc”発見!?
2020年12月8日 教授ぶろぐ(超不定期掲載)
Th1細胞は、CD4陽性T細胞を刺激するときにIL-12を加え、またIL-4を中和するために抗IL-4抗体を加えることによって試験管内で分化させることができます。IL-12の代わりにIL-23を加えれば、IFN-γの代わ …
私的免疫学ことはじめ (30) 破骨細胞研究(6) パラドクス解消の鍵
2020年12月1日 教授ぶろぐ(超不定期掲載)
Th1, Th2, Tregいずれも破骨細胞分化を促進しないというのは、まあそれほど驚くべきことではありませんでした。破骨細胞の分化系は広く利用されているので、そこにサイトカインを添加するのは容易です。多くのサイトカイン …

