センターのご案内

センター長挨拶

センター長
センター長
遠藤 俊輔
 さいたま医療センターは平成元年に自治医科大学附属大宮医療センターとして85床で診療を開始し、以後、平成の30年間に認可病床数628床にまで成長し、センターの名前も大宮医療センターからさいたま医療センターへと変更し、南館、外来棟、ICUや手術室が次々と増改築されました。また診療内容も開院当初から中心となってきた循環器診療に、がん診療、救急、周産期、小児医療を加え、令和を迎えたセンターは名実ともに様変わりしました。これからの医療状況に応じて、さらなる飛躍を目指そうとしております。
 我が国は超高齢化社会を迎え、疾患背景は多岐にわたり、単一の診療科だけでは容易に対応できなくなっています。当センターは本来内科外科系に分かれているとはいえ、総合診療体制を築いていることが特徴です。これまで以上にこの特徴を生かし総合・救急医療体制を強化していきます。それに続く専門診療についても、様々な分野のエキスパートを揃え、複数の合併症を有した疾患に対しても安全で確実な治療を提供できるように努めていきます。
 大宮は日本の人口の100分の1にあたる人口130万のさいたま市の中核であり、センターは市の急性期医療を長年担ってきました。これからの高齢化社会では急性期医療といえども治す治療ばかりでなく癒す治療も必要で、今まで以上にさいたま市医師会の先生方と密接に連携して患者さんのケアに努めていくつもりです。また、センター最寄りの大宮駅は関東甲信越・東北の玄関です。新幹線を利用すれば、福島・新潟・長野地域にも1時間で行くことができます。このような交通の利を生かした遠隔地医療連携モデルを創設し、自治医大の目指す“医療の谷間に灯を”ともしていきたいと考えております。
 センターはこれからも、高度医療を提供し、地域住民の方々に安心して診療を受けていただける医療機関であるとともに、へき地で活躍する医師の支えとなる基地となるよう職員一同一生懸命に努める所存ですので引き続きご支援くださいますようよろしくお願いいたします。センターを受診される患者様、ご紹介してくださる医療関係者の皆様、今後ともセンター発展のため忌憚ないご意見を頂戴できれば幸いです。

センター長略歴

1978年 獨協学園高校卒業
1984年 筑波大学医学専門学群卒業
1992年 自治医科大学 呼吸部外科学講座助手
2006年 自治医科大学附属さいたま医療センター教授
2008年 自治医科大学外科学講座 呼吸器外科学部門教授
2016年 自治医科大学外科学講座主任教授
同附属病院副院長
2020年 現職

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