
間藤 尚子
自治医科大学は、「医療の谷間に灯をともす」を建学の精神として掲げ、地域医療を担う人材を育成し開学50周年を迎えました。その理念は附属病院にも根付いており、高度医療と並行して、栃木県の地域医療の拠点として3次から1次医療まで担っております。このため、初期研修から総合力を培うべく、開院当初から全国に先駆けスーパーローテート研修制度を導入しました。現在も30以上の診療科が高い診療レベルの元で指導を行い、さらに経験した症例は学会発表、論文作成を通じて発信する支援をしています。
このほか特記すべきは、自治医科大学の卒業生は基本的に出身県で初期研修を行うため、研修医の殆どが他大学出身者という事です。男女比もほぼ同等であり、出身大学・性別に関係なく個々を伸ばせるよう、自由闊達な空気が流れています。
初期研修医の皆さんの将来は可能性に満ちています。臨床医学、基礎医学問わず様々な道が拓けています。医学に対する知的好奇心を絶やさず、全力で初期研修を駆け抜けられるよう、我々もしっかりバックアップしていきます。お待ちしています。