自治医科大学 精神医学講座

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医局員募集

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子どものこころ専門医研修プログラム  専攻医募集

 

 

 子どもの心の診療科は、精神医学講座の一部門であり、子どもの精神疾患の臨床・研究・教育を担います。平成18年に自治医科大学とちぎ子ども医療センターの開設に伴い、子どもの心の診療科として、精神科から独立して外来と入院施設が新設されました。すべての医師は精神医学講座を兼務しており、互いに往き来をしています。入院施設は15床の児童精神科病床をもち、県内唯一の児童精神科病棟であり、県内全域、時には他県からも子ども達が訪れます。子ども病院でもあることから、摂食障害をはじめ重篤な身体症状を合併する子ども、多様な基礎疾患のある子どものコンサルテーションも行っています。子どものこころ専門医の指導のもと、子どものあらゆる精神疾患を経験することができる環境にあります。

 当科は、一般社団法人子どものこころ専門医機構が定める研修施設群の認定を受けています。当施設群は、自治医科大学精神科、自治医科大学小児科、栃木県立リハビリテーションセンター、なす療育園、青木病院と連携し、研修プログラムを提供します。自治医科大学精神科では、中学卒業後の思春期青年期症例の経験をすることができます。自治医科大学小児科では、乳幼児期の発達障害、周産期の母子保健、基礎疾患のある子どもの精神発達について学ぶことができます。県立リハビリテーションセンターでは、通所・入所における発達障害の療育について詳しく学ぶことができます。なす療育園では、併設する心理治療施設の入所事例の経験、幼児期から成人までの長期的な発達障害の支援について学ぶことができます。精神科病院である青木病院では、デイケアや作業療法、就労支援など、思春期以降の自立への取り組みについて学ぶことができます。

 

 子どもの心の診療科では、臨床・教育のみならず、研究についても力を入れています。子ども達と接する中で生まれる身近な疑問を題材にした多様な臨床研究を行っています。研究デザインの立案、学会発表や論文発表の指導を行います。本学には社会人大学院の制度がありますので、やる気があれば、臨床の仕事を続けながら、学位の取得を目指すことも可能です。

 

 このように臨床・研究・教育の全てを頑張りたいという欲張りな方を歓迎します。子どものこころ専門医の研修プログラムは、精神科専門医または小児科専門医研修を修了または終了見込みの方を対象としています。常勤、非常勤、育児短時間などの雇用形態や働き方、連携施設とのローテーションの方法については適宜相談に応じます。

 

子どもの心の診療科 柳橋達彦



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