
森本直樹教授をグループリーダーとして、肝臓疾患の治療を担当しています。
特徴としましては、腹腔鏡を用いた肝臓癌の専門的治療があります。C型肝炎に対するインターフェロンフリー治療のほか、臨床腫瘍科、放射線科、消化器外科と協力し、肝癌に対する集学的治療を行っています。
近年では、免疫チェックポイント阻害薬や分子標的治療薬を用いた全身化学療法を積極的に行っています。
研究分野では、最新の画像解析システムを用いての肝機能評価や、サルコペニア、肝性脳症、NASH(非アルコール性脂肪性肝炎)・NAFLD(非アルコール性脂肪肝)の成因解析、および腸内細菌叢の基礎研究、などを行っております。
1.肝臓癌に対して、体への負担が少ない腹腔鏡的手術を行っております。下の写真は腹腔鏡で見た肝表面に突出した肝臓癌です。

2.ラジオ波にて肝臓癌が白く焼灼され、治療されます。

1.破裂し出血中の食道静脈瘤に対して、内視鏡下で静脈瘤ごとゴムバンドをかけて結紮し止血します。

| ≪肝がん≫ | ラジオ波焼灼療法 | 83件 | |
|---|---|---|---|
| (腹腔鏡的ラジオ波焼灼療法) | (79件) | ||
| (経皮的ラジオ波焼灼療法) | (3件) | ||
| (外科との合同治療) | (1件) | ||
| 肝動脈化学塞栓療法 | 96件 | ||
| 分子標的薬による全身化学療法導入 | 65件 | ||
| (ネクサバール錠(ソラフェニブ)) | (5件) | ||
| (レンビマカプセル(レンバチニブ)) | (20件) | ||
| (スチバーガ錠(レゴラフェニブ)) | (2件) | ||
| (サイラムザ注(ラムシルマブ)) | (0件) | ||
| (テセントリク+アバスチン(アテゾリズマブ+ベバシズマブ)) | (38件) | ||
| ≪C型肝炎・肝硬変≫ | インターフェロンフリー治療 | 31件 | |
| (マヴィレット配合錠(グレカプレビル/ピブレンタスビル)) | 29件 | ||
| エプクルーサ配合錠(ソフォスブビル/ベルパタスビル) | 2件 | ||
| ハーボニー配合錠(ソフォスブビル/レディパスビル) | |||
| ≪食道静脈瘤≫ | 食道静脈瘤結紮術/硬化療法 | 63件 | |
| 肝細胞癌に対する腹腔鏡治療完遂率 | 98.9% |
|---|---|
| 食道静脈瘤治療完遂率 | 100% |
| C型肝炎治療のSVR(ウイルス排除)率 | 100% |