自治医科大学 循環器内科学部門

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虚血性心疾患


虚血性心疾患・心臓弁膜症カテーテル治療

 当院の虚血性心疾患治療は、生命予後を改善させることを目標とし、冠動脈カテーテルインターベンション(PCI)治療を行っており、低侵襲PCI治療も継続して行って参ります。このほか高度石灰化病変に対しては積極的なロータブレーター(高速回転式経皮経管的アテレクトミーカテーテル)治療を行っています。特に急性冠症候群に対する緊急PCIに関しては、日本心血管インターベンション治療学会(CVIT)専門医1名と認定医13名を中心としてチーム内で協力・連携しながら、24時間365日対応可能な診療体制を構築しています。基本的な感染対策を講じつつ、3つのカテーテル室を有効利用してさらに治療実績を重ねた結果、心臓カテーテル検査においては、2019年:1,658件施行に対し、2020年:1,672件とCOVID-19禍にあっても治療件数は増加しました。
 手術リスクの高い大動脈弁狭窄症患者に対する経カテーテル的大動脈弁留置術(TAVI)がハートチームによって順調に運用されており、2020年3月末には、3年を経過したため、認定更新申請を行う事ができました。2021年6月末現在130症例を施行しております。
 また、若手のスキルアップに注力しており、治療はもとより、臨床研究や学会発表、論文作成等に積極的に取り組んでおります。

臨床アクティビティ 2020年度~2021年度

● 冠動脈カテーテルインターベンション(PCI)
  ・細径カテーテルによる低侵襲な撓骨動脈アプローチ
  ・積極的な冠動脈内イメージングの活用 
  ・Physiology Guided PCI
  ・高度石灰化病変に対するロータブレーターならびにエキシマレーザー冠動脈形成術による治療
●下肢閉塞性動脈硬化症に対するカテーテル治療(EVT)
●腎血管高血圧症に対する腎動脈ステント留置術(PTRA)
●経カテーテル大動脈弁置換術(TAVI)


 PCI, TAVI共にNCD(National Clinical Database)への全例登録を行っています。

今後の目標

①急性冠症候群に対する迅速なカテーテル治療の実践として,全症例でのdoor-toballoon時間90分以内の達成
②Poly-vascular diseaseの増加に伴う全身血管の包括的インターベンションの実践
③ハートチームによる手術リスクの高い大動脈弁狭窄症患者に対する経カテーテル的大動脈弁留置術(TAVI)について、今後も地域連携を強化し良好な成績を目指す。

研究アクティビティ 2020年度~2021年度

 船山准教授および清水勇人助教を中心に、カテチーム全員で、バイオマーカー研究をおこなっており、炎症・石灰化の視点からみた冠動脈病態に関する臨床研究、冠動脈イメージングに関する臨床研究を継続しています。また、自施設内のカテーテルインターベンションのデータベース構築を行っており、今後臨床研究に展開させる予定です。
 基礎と臨床からStructure heart diseaseを深めている高橋政夫講師は、大動脈弁石灰化(狭小化)の機序に迫る研究を行っており、臨床ではTAVI、そして左心耳閉鎖などの臨床応用を進めておりました。2021年4月よりJR東京総合病院の循環器内科部長として異動し、活躍の舞台を新たにしました。
 福冨基城助教は、Rigshospitalet University Hospital(デンマーク)での留学を終えて、2020年10月に大学に戻りましたが、更なる専門性を高めるため2021年4月より神奈川県川崎市 川崎幸病院に異動致しました。
 小古山由佳子病院助教は、2020年1月より上尾中央総合病院に国内留学して引き続き更なるスキルアップに励んでいます。
 鳥海進一助教および脇広昂病院助教、渡辺貴裕病院助教は2021年4月より関連病院にそれぞれ派遣となりました。
 替わりに派遣から戻った若手医師および新入局医師を含めたスタッフと共に、ウイズコロナ時代に適応し、他医療機関で対応できない重症症例を受け入れて引き続き最後の砦としての診療を担って行きたいと思います。



研究アクティビティ


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