私的免疫学ことはじめ (40) Th17分化における転写因子(4) 何故c-Mafが?
2021年3月15日 教授ぶろぐ(超不定期掲載)
さて、話が大分脱線したので戻りますと、Th1, Th2, Th17細胞のトランスクリプトーム解析の話でした。結果を見ると、それぞれのサブセットで、代表的なサイトカインであるIFN-γ、IL-4, IL-17が増えています …
内科総合誌M.P. vol.38 no.3 に掲載されました
2021年3月1日 メディア出演情報
内科総合誌M.P. 2021.3 vol.38 no.3 (今月のテーマ;膠原病)に 記事が掲載されました。 ◆扉 膠原病 分子標的薬による膠原病治療から病態の解明へ 佐藤 浩二郎 ◆座談会 膠原病治療の進歩-日常診療 …
私的免疫学ことはじめ (39) Th17分化における転写因子(3) 突然本の紹介(2)
2021年2月25日 教授ぶろぐ(超不定期掲載)
「フェルマーの最終定理」を読んだ感想の1つは、この超難問の解決に日本人がかなり貢献している、ということです。「岩澤理論」の岩澤健吉氏もそうですが、そもそもフェルマーの最終定理を証明するきっかけになったのは、この定理の証明 …
私的免疫学ことはじめ (38) Th17分化における転写因子(2) 突然本の紹介
2021年2月16日 教授ぶろぐ(超不定期掲載)
失敗した方法を組み合わせて成功する、というのは結構嬉しいものです。私も「これはうまいことに気づいた」と1人満足していたのですが、次にトランスクリプトーム解析をする機会が来たときには、「セパゾール(などの、フェノールとチオ …
私的免疫学ことはじめ (37) Th17分化における転写因子(1)
2021年2月9日 教授ぶろぐ(超不定期掲載)
前にも書いたように、破骨細胞の分化の過程で転写因子Nfatc1が著増するため(Dev Cell 2002, Vol. 3, p889-)、Nfatc1は破骨細胞分化の「マスターレギュレーター」と考えられるようになりました …
私的免疫学ことはじめ (36) そして大学病院へ(2)
2021年2月1日 教授ぶろぐ(超不定期掲載)
久しぶりに病棟に戻って、指導医をすることになりました。いわゆるオーベンです。オーベンというのはドイツ語で「上」を表す言葉で、こんな所に日本がドイツに医学を学んだ名残が残っているのかもしれません。それに対して研修医はネ …
抄読会 2021年1月28日
2021年1月28日 抄読会
自治医科大学アレルギー膠原病学では毎週医局員が交代で抄読会を行っております。 Rheumatology (Oxford). 2021 Jan 4;keaa819. doi: 10.1093/rheumatology/ke …
私的免疫学ことはじめ (35) そして大学病院へ(1)
2021年1月21日 教授ぶろぐ(超不定期掲載)
さて、基礎の研究室に残るべきか、臨床の現場に戻るべきかというのは結構大きな決断でした。それまで私は、比較的直感で、即断即決気味に進路を決めてきたのですが、年齢も上がってきて、気軽にコロコロ変えることは難しくなってきました …
抄読会 2021年1月21日
2021年1月21日 抄読会
自治医科大学アレルギー膠原病学では毎週医局員が交代で抄読会を行っております。 Systemic sclerosis with portal hypertensive ascites responded to cortic …
私的免疫学ことはじめ (34) 破骨細胞研究(10) 謎はむしろ増えた
2021年1月18日 教授ぶろぐ(超不定期掲載)
Th17研究は2006年以降も急速に進みました。右のグラフはPuibMedでTh17を検索した結果です。今では毎年1000以上の論文がpublishされています。 この2006年のJ Exp Med誌に報 …