形成外科学講座

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2022年2月2日
難治性皮膚潰瘍に対して多血小板血漿(PRP)を用いた治療を開始します。

多血小板血漿(PRP)とは、採血した血液から血小板だけを濃縮して作製される特殊な細胞加工物のことです。
PRPの中には、血管新生や組織再生を促す因子がたくさん含まれており、従来の治療法では改善しない褥瘡や糖尿病性足壊疽などの難治性皮膚潰瘍がある患者さんの創部に投与することで、潰瘍部位の組織再生を促します。
治療は潰瘍部位にPRPを塗布(ときに注射)するだけなので、患者さんに大きな苦痛を伴うことはありません。
この方法は、厚生労働省で有効性と安全性が認められており、保険収載された再生医療技術です。
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