第5回移植患者の会リポート


平成25年10月5日(土)自治医科大学地域医療情報研修センター大講堂に於いて、第5回移植外科患者会が開催されました。
なぜか雨と仲良しの患者会。当日は生憎の空模様でしたが、「予定していた幼稚園の運動会が延期になり、おかげで患者会に参加できました」という、嬉しいお言葉も・・・「怪我の功名」ということでしょうか(笑)。
63家族(おとな182名・こども73名)の参加となりました。
移植外科の手術症例数も240例を超え、患者さんの成長につれていろいろな悩みがでてきています。病気や薬のこと・学校生活のこと・周りの人達とのコミュニケーションの問題等々、様々な悩みを抱えるご家族の要望に応えたいと、今回は思春期の問題を取り上げ講演を行いました。今まさに、壁にぶつかっているご家族、これから直面するであろう小さな患者さんのいるご家族、どのご家族も真剣に講演に聴き入っておられました。それぞれのご家庭の事情もあり悩みは一律ではありませんし、難しいことも沢山ありますが、どんな小さな事でも一緒に考え、悩み、少しでもご家族の負担を減らすお手伝いができたらと、スタッフ一同日々勉強して参ります。何かありましたらいつでも、何なりと声をかけてくださいね。
それでは、以下、当日の様子をお伝えします。

■当日のプログラム

10:00 受付開始
 
10:30 コーディネーター・看護師・薬剤師による講演会「移行期支援について」
  • 移植外来の現状と課題~移行期支援の重要性~(コーディネーター:吉田 幸世)
  • 思春期・青年期の患者が抱える思い(看護学部講師:田村 敦子)
  • 小児から思春期・青年期に移行する子どもへの関わり、ご家族の支援(地域医療連携部看護師:黒田 光恵)
  • 免疫抑制剤のお話~上手な自己管理をめざして~(薬剤師:坂井 亮太)

※資料ありますので欲しい方は外来で声を掛けて下さい。
講演の模様を撮影したDVDの貸出も行います。(コーディネーター尾沼まで)

12:30 昼食(各自)
 
13:30 交流会
~川野先生
雨でお子さんの運動会が順延となり 先生ご自身も急遽駆けつけてくださいました
~ビデオレター 脇屋先生
メッセージと共に秋の味覚・青森のおいしいリンゴのプレゼント!

クイズ「移植外科・何でもQ&A」

アンサーパッドを使っての回答。
勝ち抜き戦で、副賞をゲットできるとあって、大変盛り上がりました。
15:30 記念撮影後終了
 

■スタッフより

昨年からコーディネーターも常駐し、少しパワーアップした移植外科。
行き届かない点も多々ありますが、いつでも患者様に寄り添った医療が提供できるよう心がけていきたいと思っています。
お気づきの点、困っていること、何でもご相談下さい。
次回はまた2年後の開催です。患者会で取り上げて欲しいことなどありましたらお知らせ下さい。

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