当科で行われた肝移植


当施設は2001年(平成13)年5月より2020年12月までに332例の患者様に対し343回(再移植例、脳死肝移植例含む)の肝移植を実施しております。そのうち小児の患者様(18歳未満)は318例、成人の患者様(18歳以上)は25例です。
我が国の生体肝移植は1989年に第一例が行われて以来、年々その数は蓄積され、現在では8500例を超えています。そのうち18歳未満の小児患者は約3000例で、当施設ではその約10%を担当していることになります。小児肝移植を200回以上施行したことのある施設は全国で京都大学、国立成育医療研究センター、自治医科大学の3施設となります。当院の肝移植生存率は95%程度で推移しており、全国平均と比較しても非常に良好な成績を収めております。また、2016年以降、肝移植の需要の増大に伴い成人肝移植も始めております。2020年末までに25例施行しております。

肝移植を受けた子どもの病気

提供した方(ドナー)との関係画像

小児生体肝移植生存率(レシピエント:18歳未満)

小児脳死肝移植生存率(レシピエント:18歳未満)

成人生体肝移植生存率(レシピエント:18歳以上)

外科的合併症

血管・胆道合併症

  total
n=332
小児生体
n=308
小児脳死
n=4
成人生体
n=20
肝静脈狭窄 27 8.1% 24 7.8% 2 50.0% 1 5.0%
門脈狭窄 49 14.8% 45 14.6% 2 50.0% 2 10.0%
肝動脈合併症 20 6.0% 18 5.8% 1 25.0% 1 5.0%
胆道合併症 60 18.1% 56 18.2% 0 0.0% 4 20.0%

腹腔内出血

  total
n=332
小児生体
n=308
小児脳死
n=4
成人生体
n=20
腹腔内出血 13 3.9% 9 2.9% 1 25.0% 3 15.0%

腹膜炎

  total
n=332
小児生体
n=308
小児脳死
n=4
成人生体
n=20
腹腔内膿瘍 13 3.9% 11 3.6% 1 25.0% 1 5.0%
消化管穿孔 9 2.7% 8 2.6% 0 0.0% 2 10.0%

腸閉塞

  total
n=332
小児生体
n=308
小児脳死
n=4
成人生体
n=20
早期(≦術後90日) 4 1.2% 4 1.3% 0 0.0% 0 0.0%
晩期(>術後90日) 12 3.6% 11 3.6% 0 0.0% 1 5.0%

腹壁瘢痕ヘルニア

  total
n=332
小児生体
n=308
小児脳死
n=4
成人生体
n=20
腹壁瘢痕ヘルニア 7 2.1% 6 1.9% 1 25.0% 0 0.0%

再開腹手術率

  total
n=332
小児生体
n=308
小児脳死
n=4
成人生体
n=20
早期(≦術後90日) 47 14.2% 39 12.7% 3 75.0% 5 25.0%
晩期(>術後90日) 28 8.4% 25 8.1% 1 25.0% 2 10.0%

■当科の診療実績

詳細は、「移植外科[アニュアルレポート]」をご覧ください。