自治医科大学 循環器内科学部門

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冠動脈疾患


冠動脈疾患

狭心症・心筋梗塞などの虚血性心疾患は年々増加の一途を辿っております。これも食生活の欧米化を初め、現在のストレス社会が生み出した結果なのかもしれません。
さて、近年の虚血性心疾患に対するカテーテルインターベンションの進化には眼を見張るものがあり、中でも特に薬剤溶出性ステントの出現は、冠動脈有意狭窄の拡張後再狭窄という、経皮的カテーテル冠動脈形成術にとっての最大の欠点をほぼ克服し、さらにはかつては冠動脈バイパス術の適応とされていた病変に対する治療にもその適応を広げ、いまやかつての治療戦略をも変えてしまうほどに劇的な進化を遂げました。
しかしながら、狭心症は心筋梗塞に陥ると途端に命にまで危険が及び、急性心筋梗塞では治療の進歩に伴い院内死亡率は格段に改善されたものの、病院に搬送されるまでのいわゆる院外死亡率では、いまだ劇的な改善が見られないのが現状です。
先生方におかれましては、常日頃から第一線での診療にご尽力されているわけですが、それらのご努力にお応えするべく当循環器センターでは、1年365日24時間体制で、虚血性心疾患に対しては常に緊急カテーテル検査を可能にする体制を整え、先生方のサポートをさせて頂きたく、誠心誠意努力しております。先生方におかれましては、いつでもご遠慮なく当循環器センターにご連絡いただき、その際にはご心労をかけずに患者様の受け入れに尽力していきます。