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体験者の声

地域派遣の経験から

緩和ケア病棟 片柳皇江
派遣先:日光市民病院・介護老人保健施設にっこう

私の派遣研修先は介護老人保健施設にっこうです。地域社会と連携し、利用者が自立した家庭生活に復帰するために必要な介護サービスとリハビリテーション環境を提供するために日光地区に設置されています。
介護老人保健施設は、病院と在宅の中間にあり、入所者の意思人格を尊重した施設サービス計画に基づいて、入所された方が日常生活能力の維持、向上できるように、そして家庭や社会復帰を目指し、看護、介護、リハビリテーション、医療が援助しています。日光市民病院が併設されているので受診、入院が必要になったときは連携をしています。
また、家庭に復帰した後も通所リハビリテーション、ショートステイ、居宅介護支援サービスを通して安心した在宅生活が送れるように支援をしています。
派遣前の課題は、大学病院と異なった地域医療現場の看護の実際を知ることでした。入職して7年目を終わろうとしていた自分は、今後の看護師として進むべき方向性の迷いもあり派遣を希望しました。地域病院での病棟勤務を希望していましたが、介護老人保健施設の配属になり、最初戸惑いもありました。しかし、派遣に出たからこそ経験できることと思って考えをプラスに切り替え望みました。
介護老人保健施設の看護師の役割を理解するまでは、沢山の経験と、時間が必要でした。病院と違って、施設では「患者さま」でなく「利用者さま」、「病室」でなく「居室」、療養の場でなく、あくまで日常生活を送る家にあたること。職員は介護福祉士が多く、師長含めて看護師は4分の1ほどの人数で、毎日の申し送りは、リハビリ職員、栄養士、施設ケアマネージャー、事務の方と他職種が参加して行われます。利用者さんが、規則正しい生活を送る中で、排泄介助、食事介助、入浴介助、リハビリへの誘導、レクレーションの運営などを介護福祉士と共同で行い、それぞれの役割が違う多職種が働く施設なので、一人の利用者に対して最良のケアが提供できるように、それぞれの持つ経験、知識を出し合っていくことの大切さに気づきました。
利用者が在宅に復帰されるときも、退所前に自宅訪問、合同カンファレンスを重ね、サービスの調整を検討しました。私もその中の一人として参加することで、その後のショートステイ利用時も利用者様に対して継続した対応が取れました。
2年間の派遣は、大学病院では得ることのできない貴重な経験になっています。派遣後は緩和ケア病棟への配属を希望し勤務しています。派遣での経験を無駄にせず、患者様、ご家族のかたにかかわるときに生かして行きたいと思っています。


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