最初の大切な一年を
新人看護職員臨床研修で、
実践基盤を形成します
Eeducation

臨床での医療の高度化・複雑化はめざましく、新人看護職員が看護基礎教育で修得した知識・技術だけでは安全な看護ケアを提供するのは困難な状況です。看護の専門職業人として、根拠に基づく看護実践のために必要な基礎的知識・技術・および社会人・専門職業人としての態度を卒後1年間で修得し、ベッドサイドケアが安全で確実にできることを目指したプログラムです。この新人教育が基盤となり、状況を適切に判断できる力や応用力を育成するとともに、看護の社会的な使命を認識して生涯にわたり自己啓発できる看護実践者としての成長を目指します。

Education

新人看護職員臨床研修プログラム全体像

ジェネラリストナースとしての臨床実践能力の基盤を形成し、 看護基礎知識・技術・態度の習得が可能

4項目の研修で看護実践者としての成長を目指します

看護基礎技術研修

約2週間の研修で 看護職の技術不安を取り除きます

基礎教育とのつながりをスムーズにするための実践に即した看護技術の集合研修です。4月上旬から中旬に集合研修を行い、職業人としての生活を整えながら基本的な知識と技術を身につけます。内容は、厚生労働省の「新人看護職員研修ガイドライン」の70項目の約7割が習得できる実務に即したカリキュラム編成です。「与薬(注射・点滴等)」、「感染防止」、「排泄援助」などの技術全般に加え、安全管理、コミュニケーションなども学びます。指導者は、当院のラダー研修において指導スキルを修得した教育担当者と実地指導者です。4~5名のグループに編成し、インストラクター1名を加え、よりきめ細やかな演習を行います。

部署異動研修

周術期看護と化学療法の看護ができる看護師に育成

1年を5・3・4か月の3クールに分けます。2クール目は正規配属の病棟で勤務。3クール目は正規配属の病棟で引き続き勤務。内科系と外科系を経験することで看護実践力を高めます。

他部門研修

専門性の高い他職種の仕事に触れ、患者の生活を多面的に理解

チーム医療の推進、他職種連携が求められる中、高度急性期医療を担う当院ではさまざまな職種の医療スタッフが、各々高い専門性を活かし、患者の状況に的確に対応した医療を提供しています。他部門を見学し他の職種の業務内容や専門性に触れることは、互いの連携への理解を深めことや、患者さんの生活や受ける検査の状況をよりイメージしやすくなることにつながります。組織の中で看護の役割を考え協働する大切さを実感できると期待しています。

重症救急部門研修

患者さんの回復過程に沿ったチーム医療を知るための研修

高度急性期医療を担う当院では、専門性の高い各部署・部門が連携しチーム医療を提供しています。救命救急処置や急変時の対応、人工呼吸器装着時の看護は、主にEMCやICU、CCUで行われており、モニタリングや呼吸・循環管理などの看護技術を経験できる場です。 また一般病棟では経験できない手術室での看護は、術前の心身の状態を整えたり、術後の疼痛コントロールやドレーン管理、合併症予防の看護を実践したりする際に大いに役立てることができます。 チーム医療の一員として患者さんを全人的に捉え、回復過程をふまえた看護を実践するために、このような重症救急部門での看護の経験は重要です。

J-arise

キャリア支援プログラム

具体的な指標に基づき、 段階的な目標をもって進む
キャリア支援プログラム「j-arise」 で成長をサポートします

独自のキャリア支援プログラム「J-arise」で、看護職一人ひとりが描く看護師像へのキャリア形成のサポートを目的に「看護職キャリア支援センター」を設立しました。 専任の看護師を配置し、看護部の理念を達成するために必要な力を高めていける研修をプログラム化しています。

段階的に看護実践能力を積み重ねていく当院独自の「ラダー研修」があります。この研修は、ラダーⅠ(適応期)に新人臨床研修制度で基盤作りをし、その後ラダーⅡA(成長期)、ⅡB(自立準備期)、Ⅲ(自立期)、Ⅳ(自律期)の5つの段階を目指していきます。 マネジメント力、対人関係力、実践教育力、看護展開力、看護倫理力をバランスよく高めるために、必要な研修を受講し課題に取り組んでいきます。

   

当院には「看護職キャリア支援センター」があります。 医療が高度になり変化していく中で、他職種と協働しながら医療を提供していくため に、 「看護職キャリア支援センター」では、様々な段階で個々のニーズに合わせた教育、 研修を提供します。

看護職キャリア支援センターはこちら >>

MESSAGE

指導やフォローについてくれて、
安心して働くことができます

足利短期大学(現:足利大学) 2016年入職
新生児集中治療部

MESSAGE

他職種とコミュニケーションのよい
連携をしています

栃木県立衛生福祉大学校 2017年入職
小児慢性期病棟

MESSAGE

基礎的看護技術が学べます

栃木県県南高等看護専門学院 2017年入職
神経内科病棟

MESSAGE

研修期間中に同期との仲を
深めることができました

自治医科大学 2017年入職
婦人科病棟

MESSAGE

社会人としての第一歩を
やさしく後押ししてくれます

自治医科大学 2016年入職
泌尿器科、形成外科病棟

MESSAGE

その場の雰囲気を和ませたり、
優しく教えてくれます

宮城大学 2017年入職
脳神経外科病棟

Specialist

看護師特定行為・専門看護師・ 認定看護師を目指す人に最適な環境です

当院では、多くの看護師特定行為、専門看護師および認定看護師が看護の質向上を目指し、日々取り組んでいます。 これらの資格を取得するにあたっては、様々な支援制度があり、勤務しながらスペシャリストを目指すことができます。

自治医科大学看護師
特定行為研修センター
>>> 受講料半額補助+
研修扱い
認定看護師資格 >>> 受講料半額補助+
出張扱い
大学院 >>> 勤務への配慮+
必要時休職扱い
助産師学校進学 >>> 休職扱い

自治医科大学看護師
特定行為研修センター

受講料半額補助+
研修扱い

認定看護師資格

受講料半額補助+
出張扱い

大学院

勤務への配慮+
必要時休職扱い

助産師学校進学

休職扱い

当院の看護師特定行為・専門看護師・ 認定看護師

看護師特定行為

専門看護師

認定看護師

看護師特定行為

呼吸器(気道確保に係るもの)関連・・・6名
呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連・・・5名
呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連・・・8名
胸腔ドレーン管理関連・・・1名
腹腔ドレーン管理関連・・・6名
ろう孔管理関連・・・1名
栄養に係るカテーテル管理(CVC)関連・・・5名
栄養に係るカテーテル管理(PICC)関連・・・5名
創傷管理関連・・・5名
創部ドレーン管理関連・・・3名
動脈血液ガス分析関連・・・6名
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連・・・1名
感染に係る薬剤投与関連・・・3名
血糖コントロールに係る薬剤投与関連・・・6名
皮膚損傷に係る薬剤投与関連・・・3名
在宅・慢性期領域パッケージ・・・1名
術中麻酔管理領域パッケージ・・・3名
外科系基本領域パッケージ・・・3名
集中治療領域パッケージ・・・3名

専門看護師

がん看護・・・5名
小児看護・・・4名
母性看護・・・1名
急性・重症患者看護・・・5名

認定看護師

救急看護・・・1名
皮膚・排泄ケア・・・2名
集中ケア・・・4名
緩和ケア・・・3名
がん化学療法看護・・・1名
がん性疼痛看護・・・2名
糖尿病看護・・・1名
新生児集中ケア・・・2名
透析看護・・・1名
手術看護・・・2名
乳がん看護・・・1名
摂食・嚥下障害看護・・・1名
小児救急看護・・・1名
認知症看護・・・2名
がん放射線療法看護・・・1名

2022年10月1日現在

MESSAGE

看護の視点だけでなく、
視野が広がり多くのことを学ぶことができる

自治医科大学看護短期大学(現:自治医科大学) 1996年入職
婦人科病棟

MESSAGE

緊急性が高く、素早い対応が求められるところにやりがいを感じます

国際医療福祉大学 2009年入職
救命救急センター

MESSAGE

患者さんやスタッフから頼りにされ、
自分の看護に自信がつく

栃木県立衛生福祉大学校 2006年入職
総合診療内科病棟

MESSAGE

自ら考え、実践できることが増えるため
やりがいがあります

栃木県立衛生福祉大学校 1999年入職
脳神経外科病棟

MESSAGE

より良い看護を提供できるよう
支援していきたい

国際医療福祉大学 2006年入職
集中治療部

自治医科大学附属病院 看護部

〒329-0498 栃木県下野市薬師寺3311-1

お問い合わせ

TEL:0285-58-7203 (看護部直通)

FAX:0285-58-7235

MAIL:kangobu@jichi.ac.jp

匿名でのお問い合わせ、誹謗中傷等不適切と判断される内容のメールについては、ご回答できないこともあります。
また、商品のご案内等、営業目的のメールについては一切お取り次ぎいたしませんので、あらかじめご了承ください。

©2019 Jichi Medical University Hospital