EZR(Easy R)に関するよくあるご質問 (FAQ)

①論文の中で使用した統計ソフトを記載する場合はどうすればよいか?
 EZRを使用した学術論文を発表される場合はBone Marrow Transplantation 2013: 48, 452-458を参考文献として引用してください。この文献は2016年9月時点で500編以上の英文論文に引用されています。「EZRの使い方、変更履歴」に具体的な文章の例を掲載していますので参考にしてください。

②Excelファイルをインポートできない。
 以下のような場合にはExcelファイルをインポートできないことがあります。
  ・Excelファイルの中に日本語(全角文字)が含まれる場合
  ・Excelファイルのフォルダ名に日本語(全角文字)がふくまれる場合
  ・WindowsでRのJavaのバージョン(32ビットか64ビットか)とInternet Explorerの Javaのバージョンが一致しない場合(EZRバージョン1.29以前のみ)

 このような場合はExcelファイルをExcel上からCSV形式で保存してEZRにインポートしてください。Javaのバージョンの不一致に対してはEZRの変更履歴のVer. 1.12 → 1.20の部分を参考にしてください。ただし、EZRバージョン1.30からはJavaを使用しなくなったので、この問題は生じなくなりました。

③Mac OS XでEZRがうまく起動しない。
 
まずは手順に沿ってX11システムをインストールしたかどうかを確認してください。既にインストールしている場合でも、XQuartzプロジェクトからX11システムを再インストールすると解決することがあるので、最初に試してみてください。
 また、.Rprofileのファイルにエラーがある可能性があります(特に以前に既にR、Rコマンダー、EZRをインストールしていた場合に多い)。この対策としては、アプリケーションのユーティリティの中からターミナルを起動して、以下の##Starts hereから##Ends hereまでをコピーしてターミナルに貼り付けることによって、テキストエディットで.Rprofileファイルを開きます。
##Starts here
open -a TextEdit.app ~/.Rprofile
##Ends here
 そして、全ての行の先頭に半角の#を加えて(つまりその行を無効にして)上書き保存してから再度EZRの起動を試みてください。
 履歴ファイルの内容によってエラーを生じることもありますので、Rコンソールから「R」→「環境設定」→「起動」を選んで、その中の「起動時に履歴ファイルを読み込む」のチェックを外してみてください。
 データフォルダに.Rprofileが隠れている場合もあります。.Rprofileは隠しファイルなので通常はFinderで見えません。Finderで隠しファイルを表示できるようにするには以下の##Starts hereから##Ends hereまでをコピーしてターミナルに貼り付けてください。
##Starts here
defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles TRUE
killall Finder
##Ends here
データフォルダに.Rprofileがみつかったら削除してください(あるいはテキストエディットで開いて各行の先頭に#を加えて保存する)。そして以下の ##Starts hereから##Ends hereまでをターミナルに貼り付けてFinderの設定を元に戻してください。
##Starts here
defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles FALSE
killall Finder
##Ends here

 以上の操作を行ってもうまくいかない場合は、一度Rをアンインストールしてください(アプリケーションフォルダーの中のR.appをゴミ箱に入れる)。その際にはライブラリフォルダの中のFrameworksフォルダの中にあるR.frameworkフォルダも削除してください。その後に再度RとEZRのインストールを試してみてください。また、Marvericks以降のOS Xでうまく動作しない場合は、Snow Leopard用のRを使用するとうまく動作する場合があるようです。また、これらの作業の後にうまく起動しなくても、一度再起動すればその後は問題なく動作することも多いようですので、必ずお試しください。

 また、EZR起動後に黒地背景の画面で動作がおかしくなった際にはXquartzの設定がフルスクリーンモードになっていることが原因である可能性があるため、このような場合はcommand + option + Aで通常モードに戻り Xquartzの環境設定の出力タブでフルスクリーンモードの設定を解除してください。

 Marvericks以降のOS Xを使用中の場合はRコマンダーの動作が遅くなることがあります。動作が遅い場合は、「ツール」→「R.appのためのMac OS Xのapp.napの管理」でapp napの設定をオフに変更してください(このオプションはRコマンダー上でEZRプラグインを読み込む前に実施する必要があります)。


④EZRの作業フォルダ(データ保存フォルダ)の変更方法は?
 EZRでは「ファイル」→「作業フォルダを変更する」で一時的に変更することは可能ですが、EZRを終了するとその設定は失われてしまいます。
 作業フォルダを固定して変更したい場合は、WindowsユーザーはデスクトップのEZRのショートカットを右クリックしてプロパティを開き、ショートカットのタブをクリックして、作業フォルダ(S):の欄に書かれているフォルダを書き換えることで作業フォルダの設定を変更することができます。
 また、他の方法としてはRprofile.steというファイル(EZRのセットアッププログラムの場合は C:\Program Files\EZR\etc\Rprofile.site にあります)をエディタ(例えばWidnowsのアクセサリに含まれるWordPadで)開いて下さい。この際に管理者権限で実行して下さい。開いたファイルの最後の行に
setwd("********")
(******のところに作業フォルダを指定する)
と書き込んで上書き保存することによって作業フォルダを変更することができます。
 OS XユーザーはRコンソールを開いて、「その他」→「作業ディレクトリの変更」で設定を変更できます。


⑤グラフの出力
 EZRのグラフをメタファイル形式で貼り付けたWordやPowerpointのファイルをPDF保存形式すると、グラフに余分な線が入ることがあります。これはMicorosoft Wordのバグとして報告されているようです。対策としてはWordでPDF化せずに別のPDF化ツールを使う、devEMFパッケージのemf() を使ってEMFファイルに出力してからWordに配置する、あるいはビットマップで出力することで回避できます。
 また、Windowsのディスプレイの設定でテキストサイズの変更を行っていると、メタファイル形式で出力する際にグラフの大きさが変化します。
 Mac OS X版のEZRではグラフィックはPDF形式で保存されます。PDF形式のファイルはInkscapeなどのフリーソフトで編集可能です。


⑥大きなデータセットを編集、表示する際の日本語の文字化け
 EZRでセルの数が10000を超えるデータセットを表示、編集する場合は、Rコマンダーのデータエディターではなく高速に作動するRのエディターが起動します。このRのエディターは標準のフォントを使用していると日本語が文字化けします。日本語を正しく表示させるためには R Consoleで「編集」→「GUIプリファレンス」でFontをCourierやMS Gothicなどの日本語対応フォントに変更してください。また、Rのフォルダーの中のetcフォルダー(通常のインストールなら C:\Program Files\R\R-3.##.#\etc)にあるRprofile.siteファイルを管理者権限で開いて
font = TT Courier New
の行を
font = TT MS Gothic
に変更すれば起動時からエディターが日本語対応になります。

EZRと統計の解説書

↑ 初級~中級者用

↑ 中級~上級者用