自治医科大学 循環器内科学部門

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高血圧


高血圧

高血圧は、循環器疾患の最大の危険因子であり、適切な診断と治療は言うまでもありません。当科には、日本高血圧学会の理事、専門医、評議員が複数在籍しており、循環器一般の臨床を行いながら、高血圧の診療・臨床研究を行っている日本では数少ない施設です。高血圧専門外来を開設しています。24時間自由行動下血圧計(ABPM)を積極的に使用し、白衣高血圧や仮面高血圧の診断を行っています。高血圧のほとんどが本態性高血圧ですが、約10%程度に2次性高血圧が隠れている可能性がります。2次性高血圧のなかでも、腎血管性高血圧の治療については、私たち循環器内科の得意としているカテーテル治療によって治療も行います。
また、睡眠時無呼吸症候群の高血圧への関与への診療・研究も積極的に行っており、当科で開発したトリガー血圧計(特許申請2004- 048404)は、現在、当科と共同研究を行っている全国の施設で、診療にも役立っています。
近年、治療抵抗性高血圧の治療として腎交感神経デナベーションが欧米で行われています。現在も3つの腎交感神経デナベーションの臨床試験を行っています。

■施設認定 ・日本高血圧学会専門医施設


●臨床アクティビティ 2018年度~2019年度
高血圧専門外来を開設しており、治療抵抗性高血圧や2次性高血圧の精査、治療にあたっています。2次性高血圧の原因として最も多い、睡眠時無呼吸症候群などを積極的に鑑別しております。 高齢化に伴い、動脈硬化性の腎動脈狭窄の頻度も増加しており、その表現型の一つとして治療抵抗性高血圧があります。これも、当科にてカテーテルによる治療を行っています。また、治療抵抗性高血圧の治療としての腎交感神経デナベーションについても、当科で治験を進行中です。

●研究アクティビティ 2018年度~2019年度
昨年度は、当科教授の苅尾がPulse of Asia(5月19・20日、京都)の会長を務めました。SHATS(Systemic Hemodynamic Atherothtrombotic Syndrome)のテーマのもと、アジア各国からの参加者とともに活発な討論がなされました。また、高血圧グループが主体となり、日本全国の自治医大の卒業生や実地医家の先生方とともに多くの臨床研究を行っております。

・観察研究
▶ 震災被災者の家庭血圧モニタリングによる循環器リスク予防に関する疫学研究
▶ 循環器リスク患者における情報技術を用いた家庭血圧予測研究
▶ データ自動転送型血圧計を使用した家庭血圧測定に関する観察研究
▶ ICTによる新規血圧モニタリングシステムを用いた心血管イベント発症を予測する血圧変動と応性に関する研究
▶ 治療抵抗性高血圧・循環器疾患における睡眠血圧と呼吸障害の頻度と予後に関する研究
▶ 家庭血圧測定機能および身体活動計搭載のマルチセンサーABPMを用いたICTによる全国血圧追跡研究(HI-JAMP)
▶ アジア人の血圧コントロール状態の評価に関する研究
▶ 閉塞性無呼吸(OSA)を併存する高血圧患者における血圧変動と持続陽圧呼吸療法(CPAP)のアドヒアランスとの関連を検討する他施設前方視観察研究
▶ 教育入院における血圧変動、血糖変動についての研究
▶ 高血圧患者に対してマルチセンサー搭載の新規24時間自由行動下血圧計を用いた有酸素運動およびハンドクリップ運動が血圧に及ぼす影響の検討

・介入研究
▶ 新規連続血圧測定法を用いた治療別血圧サージ改善効果の検討
▶ 高血圧症を合併した高尿酸血症患者を対象としたトピロキソスタットとフェブキソスタットによる血管特性に及ぼす影響の検討と比較


自治医大卒業生等との高血圧臨床研究



研究アクティビティ