形成外科学講座

顔面外科

顔面外科というのは新しい呼び方ですが、形成外科の中で、顔面を扱う領域のことを指します。とくにあごの骨を含めて、顎顔面外科という名前で呼ばれることもあります。頭蓋を含めて、頭蓋顎顔面外科と言われることもあります。

形成外科では、主に体表の組織、すなわち皮膚や軟部組織(脂肪や筋肉)を扱いますが、とくに顔面と手足については骨折など骨の外傷や疾患の治療も行います。顔面外科では、顔面骨の骨折や変形の治療、陳旧性の顔面神経麻痺の治療、顎の変形、鼻の変形、まぶたの変形、加齢に伴う眼瞼下垂の治療も行います。顔面の良性や悪性の皮膚腫瘍、耳下腺など唾液腺の腫瘍などの治療も行います。顔面についての美容目的の治療も行います。

扱っている代表的疾患

顔面の再建(顔面軟部組織損傷)
顎変形症
顔面骨骨折
顔面神経麻痺
眼瞼下垂

形成外科で扱う疾患