研究について
田中教授の研究グループが日本人脳内出血に関する多施設前向き登録研究の成果をScientific Reports誌に報告いたしました
田中教授らが順天堂大学と順天堂大学関連医療機関のグループと共同で行った日本人脳内出血の発症前抗血栓療法の現状と急性期予後に関する研究成果がScientific Reports誌に掲載されました。発症前経口抗凝固薬の使用、特にワルファリンを使用していると、入院中死亡のリスクが約5.5倍有意に上昇しますが、抗血小板薬やDOACではこれらの関係は認められませんでした。さらにワルファリンと抗血小板薬を併用していると、ワルファリン単剤に比べ入院中死亡のリスクが2倍に上昇することが判明しました。今後の脳内出血重症化予防戦略を検討する上で重要な知見が得られました。
本研究成果は2024年5月25日にScientific Reports誌に発表されました。
https://www.nature.com/articles/s41598-024-62717-5