研究について

Research
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目の前の患者さんから得た「問い」を、
世界の医療を動かす「ファクト」へ。

私たちの研究は、論文を書くための机上の空論ではありません。
「なぜこの患者さんはこの症状を呈したのか」「どうすればこの難病を救えるのか」という、臨床現場で直面するリアルな疑問からすべてが始まります。
栃木県全域からあらゆる神経疾患が集まる自治医大だからこそ、君自身の手で「まだ世界にない発見」をカタチにするチャンスに満ちあふれています。

若手医師のリアル・ストーリー

齊藤和弘先生

専攻医
齊藤和弘(筑波大学卒業)

パーキンソン病における起立性低血圧は非運動症状として重要です。私はパーキンソン病における血圧プロファイルについて研究しています。研究を進める中では、田中教授から研究の進め方やデータ解析、学会発表まで丁寧にご指導いただき、日本神経学会で発表することができました。現在は論文投稿に向けて準備を進めています。自治医科大学脳神経内科では、研究テーマは特別なものではなく、日々の診療で感じた疑問から生まれることが多くあります。「なぜこの患者さんはこうなるのだろう」という臨床での気づきを研究につなげ、それを診療へ還元できる環境が整っていることが、この教室の大きな魅力だと感じています。

論文・研究のサポート体制

STEP 1
「問い」を見つける対話

ベッドサイドであなたが抱いた些細な「なぜ?」をカンファレンスで指導医と共有。そこがすべての臨床研究のシード(種)になります。

STEP 2
完全並走の統計&文献検索

PubMedでの正しい論文検索や、統計ソフトの動かし方を、先輩が真横で実演指導。「何をすればいいか分からない」状態を絶対に作りません。

STEP 3
マンツーマンでの添削

学会発表用のスライド構成、英語論文のロジック構築を指導医が徹底的に推敲。「書かせて終わり」ではなく、何度も対話を重ねて質を高めます。

STEP 4
英文校正・渡航支援

世界へ発信するための英語論文校正費用は医局が全額サポート。さらに、国内外の学会発表における渡航費支援も充実しています。

さまざまな研究への取り組み

当講座では,脳卒中の急性期治療の開発や病態解明のための研究、他施設や他診療科との共同研究、神経変性疾患の病態解明や遺伝子解析に関する研究に積極的に取り組んでいます。

1. 脳卒中の臨床研究

  1. 脳塞栓症の各塞栓源の頻度、合併率、塞栓源別の治療実態と予後に関する経食道心エコーを用いた他施設共同登録研究(STEP-TEE;研究代表者)
  2. 脳出血急性期の血種拡大予防と予後改善に対する第7因子製剤の有効性と安全性に関する研究(FASTEST:AMED分担研究)
  3. 循環器病に関する適切な情報提供・相談支援のための方策と体制等の効果的な展開に向けた研究(厚労科研費分担研究)
  4. 心房細動を伴う虚血性脳卒中発症後の直接経口抗凝固薬の早期開始と通常開始(後期)の比較試験(ELAN:循環器病研究開発費分担研究)
  5. 栃木県多施設共同データベースを用いた脳卒中病態解明に関する研究(新小山市民病院との共同研究)
  6. 潜因性脳梗塞患者への植込み型心電図モニタ-症例の多施設観察登録研究(LOOK:分担研究)
  7. アテローム血栓性脳梗塞急性期に対する因子阻害薬の有効性安全性(治験)
  8. 脳梗塞の既往を有する非弁膜症性心房細動患者に対し、エドキサバンによる抗凝固療法を基礎治療にカテーテルアブレーションの有用性を検証する多施設共同ランダム化比較研究(STABLED study:分担研究)STABLED study(stabled-study.net)
  9. 心房細動とアテローム血栓症の両方を有する脳梗塞患者に対する抗凝固療法と抗血小板療法との併用の有効性と安全性(ATIS-NVAF:分担研究)
  10. 家庭血圧測定機能および身体活動計搭載のマルチセンサーABPMを用いたICTによる全国血圧追跡研究(HI-JAMP研究:分担研究)
  11. 非外傷性脳出血における発症前血圧治療状況や生活習慣と急性期予後に関する調査研究(臨A19-083号)
  12. 婦人科良性疾患(子宮筋腫、子宮内膜症、子宮腺筋症)に伴う脳梗塞に関する多施設共同研究(臨A19-185号)
  13. 脳心血管疾患発症に及ぼす日常生活動作の潜在的リスクの詳細な調査研究と予見医療への活用(Onset研究:分担研究) (本臨床研究に関する情報公開)
  14. 環境要因からの脳梗塞危険因子の解明に関する研究
  15. 第Xa因子阻害薬による治療下で大出血を認めた患者の特性、医療介入、健康状態の転帰を記録する、多国籍、縦断的、観察研究 (本臨床研究に関する情報公開)
  16. 院内発症脳卒中の前向き多施設登録研究 (本臨床研究に関する情報公開)
  17. 当院で脳卒中(脳梗塞、一過性脳虚血症発作、脳出血、くも膜下出血)の治療を受けられた患者さん・ご家族様へ
  18. 慢性骨髄性白血病に対してチロシンキナーゼ阻害剤内服中の脳梗塞・一過性脳虚血発作・血管病変に関する多施設共同研究 (本研究に関する情報公開文書)
  19. 医原性脳アミロイド血管症関連脳出血に関する画像情報に基づいた疫学調査・データベース構築( 医原性脳アミロイド血管症関連脳出血に関する画像情報に基づいた疫学調査・データベース構築)
  20. 活動性がん合併脳梗塞の臨床的特徴と再発に関する研究( 活動性がん合併脳梗塞の臨床的特徴と再発に関する研究)

2. 神経変性疾患・神経免疫疾患関連

  1. パーキンソン病における血圧異常と認知機能に関する前向き研究(パーキンソン病における起立性低血圧、臥位高血圧、夜間血圧異常などの血圧異常と認知機能低下との関連を調査する前向き研究:臨附20-134)
  2. 脊髄小脳変性症36型の病態機序の解明と創薬に関する研究(研究代表者 松薗;金原一郎記念医学医療振興財団 2020年度基礎医学医療研究助成金、平成31年度自治医科大学医学部研究奨励金)
  3. 新規病態 “PrP Systemic Deposition Disease” の病態機序の解明と創薬に関する研究(研究代表者 松薗;科研費 若手研究 2021年4月-2023年3月、令和2年度横山臨床薬理研究助成基金研究助成金)
  4. 各稀少神経難病からiPS細胞を樹立し、病態の解明と創薬を目指した研究(研究代表者 松薗)(準備中)
  5. 神経難病に関する実臨床像解析と病態解明に関する研究
  6. 神経変性疾患の遺伝子解析
  7. 可逆性後頭葉白質脳症(posterior reversible encephalopathy syndrome:PRES)の臨床経過およびMRI画像の推移に関する研究 (本臨床研究に関する情報公開)
  8. 日本における原因不明の感染性CNS感染症患者を対象とした病原体としてのダニ媒介脳炎ウイルス(TBEV)[及び Borrelia burgdorferi sensu lato 群の遺伝子種に属する細菌]の寄与割合に関する疫学研究 (本臨床研究に関する情報公開)
  9. 小脳性運動失調症における自己抗体解析研究(研究代表機関:北海道大学脳神経内科との共同研究、臨附22-118) (本臨床研究に関する情報公開)
  10. 新型コロナウイルスに関連した神経疾患の実態解明、 臨附22-176 (本臨床研究に関する情報公開)
  11. 抗アミロイドベータ抗体療法に伴うARIAと血圧異常に関する研究(臨附25-253)
  12. アルツハイマー病による軽度認知障害(MCI)と認知症に対するAPOE遺伝学的検査(臨附25-111)

3. 脳梗塞病態解析関連

  1. MAIT細胞による脳梗塞急性期病態制御機構の解明と新規治療開発の基盤的研究(臨附20-135)
  2. 脳梗塞急性期の脳内免疫炎症細胞の役割と治療開発に関する研究(臨附25-058)
  3. 脳梗塞急性期における末梢血自然リンパ球の動態と長期予後に関する研究(臨附25-069)