二分脊椎外来
二分脊椎の患者さんは複数の科を受診する必要があります。 脊髄髄膜瘤で出生直後に手術をされた方では、小児脳神経外科による癒着・再係留のチェック、小児泌尿器科による膀胱直腸機能の評価・自己導尿の指導、小児整形外科による下肢の変形や側弯症などへの対応、小児外科による排便管理、小児科での総合的な発達評価等が必要です。
一方、脊髄脂肪腫などの潜在性二分脊椎の方では、手術の必要性を検討するのに多科での評価が必要です。 そのような患者さんが、1日で全ての科を受診できるように、2008年に二分脊椎外来を開設し、現在は第1水曜日の午後に行っています。 当センターでは二分脊椎治療に必要な全ての科が充実しており、さらに自己導尿や排便コントロールに関して専門性を持つWOC看護師や、心理的ケアをサポートする公認心理師なども加わったチーム医療を行っています。二分脊椎カンファレンスを行い、医療者間の情報共有も密に行っています。 ぜひご利用ください。