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患者に応じた最適な同種造血細胞移植を目指して

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移植治療における課題(clinical questions)をあぶりだし、合併症(GVHD, 日和見感染症、再発、非再発死亡)のリスク同定、前処置の使い分け、ドナー・ソースの最適な選択、GVHD予防法、移植後の維持療法の意義など、各患者に応じた最適な移植治療に向けた解析を行っております。

移植医療は、原病の腫瘍病態学だけではなく、感染免疫、同種免疫、自己免疫、腫瘍免疫などの免疫学的なアプローチや、GVHDの標的となる腸管、肝臓、皮膚、肺、涙腺など様々な臓器からのアプローチなど総合的な判断が必要になってきます。

移植医療における知見は、さまざまな炎症性疾患・免疫疾患の病態生理、腫瘍免疫療法や感染症対策など各分野への展開が可能と考えており、臨床での事象・相関の発見からさらなるトランスレーショナル研究・基礎研究につなげ、逆に基礎研究・トランスレーショナル研究での知見を臨床研究に応用していくことに取り組んでおります。