小児・先天性心臓血管外科

診療内容

小児・先天性心臓血管外科は専用手術室、小児集中治療部(PICU)、3A病棟などを中心として小児の先天性心疾患を中心とした外科的疾患の治療を担当しています。手術成績も日本のトップレベルにあり、栃木県及びその周辺の地域の方の手術治療を年間約100から120例おこなっています。
PICUでは手術直後の子どもたち(新生児~年長児)の管理だけでなく、重症循環呼吸不全を示す他科の患者さんについても小児科循環器グループ、麻酔科小児麻酔・集中治療グループと連携しながら各種薬剤による補助の他、人工呼吸や機械的補助循環装置(extracorporeal membrane oxygenation: ECMO)なども駆使して管理にあたっています。さらに小児科だけでなく、産科や新生児集中治療部(NICU)とも連携して未熟児・新生児の先天性心疾患の管理にも参加しています。
また現在50万人を超えるといわれる成人先天性心疾患患者さんについても、循環器内科・心臓血管外科の協力のもと、成人先天性心疾患センターとして診療活動にあたっており、”小児・先天性心臓血管外科”としての役割を担当しています。

患者さんの受け入れについては小児科、循環器内科、小児・先天性心臓血管外科を窓口としており外来にて気軽にご相談いただければ幸いです。子ども医療センターでの外来は水曜日午前中と金曜日午後に行っています。成人先天性心疾患については金曜日午前に循環器外科部門に外来枠を設けて診療を行っています。手術後急性期を過ぎた患者さんたちの外来管理は主に小児科が担当しています。
小児・先天性心臓血管外科は小児科、麻酔科、新生児集中治療部(NICU)、循環器内科、産科などとの密な連携、看護師、臨床工学技士たちやその他のコメディカルスタッフとのチーム医療が最も大切な領域です。小児・先天性心臓血管外科での診療体制はこのチーム医療を最優先したものになっています。毎朝、夕に行われるPICUでの医師、看護師での回診だけでなく、頻回のミーティングを行い綿密な術後管理を行うことで良好な手術成績を持しています。

小児心臓血管外科医を目指す若手医師の方へ

小児心臓血管外科医を目指す若手医師の方へ

小児心臓血管外科医の道のりは簡単なものではありません。
計画的かつ無駄のないプログラムに沿って研修を積まなければ、気力、体力ともに充実した30歳代後半、40歳代に独立した外科医、チーフになることは難しくなります。
当科では北里大学、群馬県立小児医療センターと協力し、海外での臨床留学を含めた効率的な小児心臓血管外科養成プログラムを組み、若手の育成に力を入れています。

見学も歓迎しています。自分の経験をもとにアドバイスできることもあるかと思います。興味のある方はお気軽にメールにて連絡をいただければと思います。
メールアドレス:norihiko@rr.iij4u.or.jp  (岡徳彦)

スタッフ紹介

副センター長・教授
岡 徳彦
講師
友保 貴博
助教
金子 政弘
助教
松井 謙太
後期研修医
山本 美葉
教授
岡 徳彦
講師
友保 貴博
助教
金子 政弘
助教
松井 謙太
後期研修医
山本 美葉
小児心臓血管外科_スタッフ

外来診療日

(電話問合せ要)

午前 金子
松井
【成人先天性心疾患外来】

友保
午後
友保

実績

心臓血管手術数(専門医機構の定める心臓血管手術のみ)

現チーム体制(2021.4-:グラフ緑色)での手術成績:(手術数267、Mortality 0.75%)

各種お問い合わせ・ご相談

TEL 0285-58-7716(医局)
内線 7716(医局)
FAX 0285-44-8492(医局)