診療班の紹介

外傷班

自治医大外傷班はAO trauma JAPAN 副理事長、教育委員長である松村福広先生のもと、一般的な骨折はもちろん、交通事故、高所転落、労働災害などを契機として生じた四肢の開放骨折や粉砕骨折、切断肢、骨盤輪骨折や寛骨臼骨折など重症外傷に対し機能再建を重視した治療を提供しています。

重症外傷は機能再建を専門とする医師が治療の初期段階から関わるかどうかが、その後の患者さんのQOL(生活の質)に大きく影響すると言われており、我々外傷グループは自治医科大学付属病院 救命救急センターおよび救命外傷センターと協力し24時間365日の診療体制で地域の外傷後遺障害の低減を目指しています。

急性期治療後に全身状態が改善した患者さんは当院関連施設に早期に転院し、社会復帰のために積極的なリハビリテーションが行われます。そして退院後は大学や関連病院の外来でフォローアップし症状改善の過程を注意深く診療し、機能予後を評価します。このように、外傷患者の初期治療から参画し、根本治療そしてリハビリテーションまでを含めた一貫性のある診療を行うのが当外傷班の大きな特徴です。

さらに診療の質を落とさないようにするため、毎朝の救命救急センターカンファランスでは患者病態を共有し、毎週月曜日の整形外科外傷カンファランスでは手術内容、術後管理に関しての厳しいチェックが行われます。また自治医科大学関連病院、栃木県内の病院、北関東の大学病院と月一回Webでのケースカンファランスを行い、知識の共有とup-to-date、難治外傷症例の検討を行なっています。

代表的な治療

  • 四肢の開放骨折、骨盤骨折に対する手術療法
  • 重度関節内骨折
  • 偽関節、遷延治癒に対する手術
  • 骨折など外傷後の感染症、骨髄炎
  • 変形癒合

研修案内

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研究の紹介

当科で行なっている研究・業績の紹介です。

患者さまへ

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