脊椎班は木村教授、井上准教授、白石助教、澤村医師、平田医師の計5名で診療を行っています。
毎週脊椎カンファレンスを行い、個々の患者様に最も良いと思われる最適な治療方法を検討しております。病棟カンファレンスも定期的に行い、治療中の患者様に生じている問題点を早期に対応するように心がけております。
脊椎班で診療する疾患ですが、大学病院という性質上、脊柱変形(成人、小児)、後縦靱帯骨化症、脊椎外傷など、他院では対応困難な疾患の手術を多数行なっています。その他、転移性脊椎腫瘍、感染性脊椎疾患といった、他科との連携が必要な疾患にも対応しております。
脊柱変形手術では、小切開による前方固定術を併用した、強固かつ最大限の矯正を目指した矯正固定術を行なっております。脊椎にスクリューを挿入し、脊椎の矯正・固定を行う際には、スクリュー挿入の精度を上げるためにナビゲーションシステムを使用しております。また過度な矯正による神経麻痺を防ぐため、侵襲の大きな手術では脊髄モニタリングシステムをできるだけ使用し、神経麻痺が起きないような配慮を行っております。
頚椎疾患では積極的に前方からの手術を行い、術後の頚部痛軽減を目指しております。変性疾患では患者様の身体的負担を軽減するため、積極的に内視鏡による手術も行なっております。