当教室では、初期臨床研修医・整形外科専攻医・医学生を対象に、整形外科に必要な知識や技術を幅広く学べる「フレッシュマン勉強会」を定期的に開催しています。

 

第20回である今回は、レジデントの齋藤先生より「鎮痛薬の使い分け」をテーマに勉強会を行いました。

整形外科診療では、外傷や術後疼痛、変形性関節症、腰痛など、さまざまな場面で疼痛管理が必要となります。一方で、鎮痛薬にはそれぞれ特徴があり、患者さんの年齢や併存疾患、疼痛の種類や程度などを考慮しながら、適切な薬剤を選択することが重要です。

 

今回の勉強会では、アセトアミノフェンやNSAIDsをはじめ、弱オピオイド・オピオイド、神経障害性疼痛に用いる薬剤など、日常診療で使用する代表的な鎮痛薬について、それぞれの特徴や適応、注意すべき副作用を整理しました。

 

また、「どのような患者さんに、どの鎮痛薬を選択するのか」という実臨床での判断を意識し、高齢者や腎機能低下例、消化管障害・心血管リスクを有する患者さんなど、患者背景に応じた鎮痛薬の使い分けについても学びました。

 

単に痛みを抑えるだけでなく、薬剤ごとの特徴とリスクを理解し、患者さん一人ひとりに合わせた疼痛管理を行うことの重要性を共有しました。

 

本勉強会には、専攻医・初期研修医の先生方にご参加いただき、日常診療で遭遇する場面を想定しながら、鎮痛薬をどのように選択・調整していくかを学ぶ機会となりました。

 

疼痛管理は、整形外科医にとって日々の診療に欠かせない基本的な技術のひとつです。今回学んだ内容を、外来診療や病棟管理、周術期の疼痛管理など、今後のさまざまな診療場面で活かしてもらえればと思います。

 

自治医科大学整形外科では、幅広い症例と温かい教育体制のもと、若手医師が整形外科医として成長できる環境づくりに取り組んでいます。

整形外科に興味のある医学生・初期研修医の皆さん、見学や勉強会への参加を希望される先生方は、ぜひお気軽にご連絡ください!