2026年10月5~6日、シンガポールで開催された「Arthrex Japan Knee Master Course 2026」に、当科の高橋恒存がFaculty(講師)として参加しました。本コースは、膝関節外科を専門とする医師を対象に、膝関節鏡手術に関する知識や手術手技について学ぶ専門的な教育プログラムとして開催されました。「Learning the Biomechanics Behind InternalBrace Technique」と題した講演を担当し、当科でこれまで取り組んできた膝靱帯の基礎・生体力学研究をもとに、移植腱や修復靱帯の再構築過程に着目した靱帯補強手技の考え方について解説しました。
講演では、MCL損傷、ACL再建・遺残組織温存、MPFL再建などを取り上げ、基礎研究から得られた知見と実際の治療への応用について紹介しました。また、ACL再建術における移植腱の選択や外側関節外補強術(LET)の適応をテーマとした症例検討にも参加し、国内の膝関節外科医とともに、実際の症例をもとに治療方針について議論しました。
今回の講師参加は、当科で継続してきた膝靱帯に関する基礎研究・臨床研究の成果を発信するとともに、膝スポーツ外傷に対する最新の治療戦略について意見交換する貴重な機会となりました。