とちぎ臨床試験推進部
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センター長挨拶

病気を治療するためにたくさんの薬が使われていますが、一つの薬が広く使われるようになるまでには、多くの段階が必要です。まず、「薬の候補」となる物質を選び出し、動物やヒトで作用・効果・安全性などを調べます。次に、この「薬の候補」を健康な成人や患者に使用して、効果や安全性、治療法(適正な投与量や投与方法)などを確認する目的で「治験」が行われます。この「治験」の結果その有効性と安全性が確認されてはじめて、治療薬として国の承認が得られ、多くの患者さんに安心して使われるようになります。

さて、この「治験」を担っているのが患者さん自身になります。「効果がまだはっきりとわかってはいないけど、新しく開発された薬の治療を受けてみよう」という患者さんがいなければ、「治験」は進みません。つまり、「今」の患者さんの協力があってこそ、新しい医薬品が世に送り出され、「未来」の患者さん達が新しい医薬品の恩恵を受けることができるわけです。ただ、新薬には予期しない副作用があるかもしれません。そこで、「治験」の際には、「医薬品の臨床試験の実施に関する基準(Good Clinical Practice、以下GCPと略)」という遵守すべき厳格な規則があり、このルールにのっとって個々の患者さんの安全とプライバシーは厳格に守られています。

臨床研究センター とちぎ臨床試験推進部は、現在、総勢20名のスタッフで、様々な面からこの「治験」をサポートする仕事に取り組んでいます。自治医科大学附属病院ではGCPに基づいた治験を行ってきており、その実施率は年々上昇し、内容・質ともに向上してきています。医師主導による治験のサポート体制も始まっています。今後さらに体制の充実を図り、多くの患者さんが早く新しい薬の治療を受けられるよう「治験」の向上に貢献したいと考えております。

このホームページから先進的な治療の機会に関する情報を得て頂ければたいへん嬉しく思います。病気は不幸な出来事だと思います。でも、私たちは決してひとりではありません。今、私たちが服用している薬も過去の患者さんたちの協力があってはじめて使えるようになってきました。今後、同じ病気になるひとたちのために、「治験」に参加したいという意志をお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非とも、私どもにお気軽にご連絡下さい。

臨床研究センター とちぎ臨床試験推進部
教授 北山 丈二