病院のご案内 | 自治医科大学附属病院
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病院長あいさつ

病院長 佐田尚宏

自治医科大学附属病院は北関東・栃木県の基幹病院として、栃木県だけではなく茨城県西部、埼玉県北部を含む広い医療圏に質の高い高度急性期・急性期医療を提供しています。1974年設立の当院は医療の専門分化に伴い、徐々に診療科を追加し、高度医療を提供するセンターを設置してきました。2002年に新館、2006年とちぎ子ども医療センター、そして2018年には新館南棟を開設し、現在の許可病床数は1132床、診療科は47科を開設しています。病院の母体である自治医科大学は、「医の倫理に徹し、かつ、高度な臨床的実力を有する医師を養成することを目的とし、併せて医学の進歩と、地域住民の福祉の向上を図ること」を理念として設立されました。その附属病院である当院は、

  1. 患者中心の医療
  2. 安全で質の高い医療
  3. 地域と連携する医療
  4. 地域医療に貢献する医療人の育成

の4点を理念として、地元栃木県の地域医療をしっかりと支えます。2016年3月に公表された栃木県の地域医療構想では、2025年問題を踏まえて、今後の医療提供体制整備には「医療機関の機能分担」と「連携」が強調されています。ひとつの医療機関で提供できる医療には限りがあります。そのため、当院では栃木県内を中心とした多くの連携病院に医師を派遣して、手術連携病院を組織しています。これらの連携病院と協働して、より多くの患者さんに質の高い均一な医療を提供できる体制を整えてきました。今後も「連携なくして機能分担はない」という信念の下、2016年9月に設置した患者サポートセンターの機能をより拡充して地域医療連携の強化に努めます。

昨年度、世界は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行という未曾有の厄災に見舞われ、医療だけでなく、社会の構造自体も多大な影響を受けました。栃木県には2度にわたり緊急事態宣言が発出されたなか、当院は「感染を院内に入れない、拡げない」ことを目標に、当院の教職員だけではなく、全ての来院する方々に2週間以上の行動自粛を要請し、2020年4月以降来院者全員の検温を行う発熱・振分外来の設置、5月以降全身麻酔手術全例の入院前PCR検査実施など、最大限の水際対策を実施してきました。多数の重症例の治療を行いながら、院内クラスター・医療者間の感染を起こすことなく、県内の他医療機関と協働して可能な限りのCOVID-19対応を行っています。

2020年(1月~12月)の入院患者数は延べ308,551名、外来受診者数は延べ582,750名、手術件数は9,662件と、COVID-19の影響で前年度より減少しました。医療が必要な方の受診控えは、治療開始の遅延や、病状悪化をきたし、健康被害に繋がります。当院では、COVID-19流行時にも通常診療を可能な限り安全に継続し、安心して受診いただくために「健康へのお手伝い~あなたのそばに自治医大~」キャンペーンを行っています。

2018年4月竣工の新館南棟を中心に、中央手術部拡充、IVR(血管内カテーテル治療)センター新設、ICU増床、HCU(高度治療室)新設、救急部ハイブリッド初療室整備、外傷センター設置など、高度急性期・急性期医療提供体制が充実しました。2017年からは先進的な低侵襲治療である経カテーテル大動脈弁留置術(TAVI)を実施しています。2018年12術式、2020年7術式が追加保険収載されたロボット支援手術についても、従来実施している前立腺悪性腫瘍手術、腎悪性腫瘍手術に加え、膀胱悪性腫瘍手術、子宮悪性腫瘍手術、直腸悪性腫瘍手術などで施設基準を取得し、安全に実施しています。

2020年栃木県医師確保計画が策定され、医師確保は重要な課題です。当院では、2021年度採用初期研修医マッチングで定員63名のフルマッチを12年ぶりに達成し、専門医専攻医は54名登録しました。より多くの優秀な初期研修医、専門医専攻医に入職していただけるよう、卒後臨床研修センター、地域臨床教育センターを中心に教育体制・トレーニング体制の充実を図っています。今後とも引き続きご支援いただきますよう、宜しくお願い申し上げます。

2021年4月1日更新