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中央手術部【アニュアルレポート】

1.スタッフ(2025年4月1日現在)

部長 (准教授) 笹沼 英紀
副部長 (准教授) 鯉沼 広治(中央材料室 室長)

2.中央手術部の特徴

自治医科大学中央手術部は昭和47年に開設され、平成14年8月新棟竣工とともに新館手術室へ移転し現在に至っている。新館手術室はハイブリッド手術室を含む清浄度クラス100の手術室4室とクラス1000の手術室が11室で構成されている。2006年にとちぎ子ども医療センター内に手術室2室が追加された。さらに2018年新館南棟に鏡視下手術専用室2室、ロボット支援手術専用室1室を含む6室(清浄度クラス100の手術室3室とクラス1000の手術室が3室)追加され、合計23室で運用されている。

(1)診療記録の電子化

平成14年の新棟移転にともない、病棟情報システム構築の第一歩として、まず麻酔記録の電子化が行われ(J-CAN:Jichi-Clinical Advanced Network System)、平成18年からは院内の電子カルテシステム(JUMP:Jichi Medical University Universal Medical Information Program)と連携しており、手術申込み、手術記録、保険情報記録、看護記録などがすべて一元管理となっている。

(2)中央材料室

中央手術部に併設される形で中央材料室を備えており、医師2名(兼任)と専任の主任看護師を配置し、委託業者と共に手術機器の点検、消毒業務を行っている。滅菌業務の増加に伴い2015年より24時間稼働している。

(3)先進医療機器の設置

現代の進化する手術に対応するべく、医療機器を毎年更新、整備している。手術室にはモニター用カメラが設置され手術室内の状況をコントロール・ルームで監視することができ、またこれとは別に手術野の映像をプラズマディスプレイに表示し、臓器移植手術の進行の調整や学生・研修医の教育、学会の発表などに用いられている。2015年より手術支援ロボット(da Vinci Si)が導入された。2016年1月からはハイブリッド手術室にて経カテーテル大動脈弁植え込み術(Transcatheter AorticValve Implantation:TAVI)が開始された。2023年より医療ロボットの更新と造設が行われda Vinci Xiが2台稼働している。

3.実績・クリニカルインディケーター

2024年の月別手術件数
月 1月 2月 3月 4月 5月 6月
予定手術 654 644 652 694 701 668
緊急手術 153 166 182 156 142 149
計 807 810 834 850 843 817
月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 計
予定手術 762 708 604 724 641 661 8113
緊急手術 150 158 179 161 169 164 1929
計 912 866 783 885 810 825 10042

予定手術は8113件、緊急手術は1,929件、緊急手術の割合は19.2%であった。

4.2025年の目標・事業計画等

2024年3月から、既存の手術枠を最大限活かすために手術枠調整会議が週1回開催されるようになった。各科に分配した手術枠は、手術1週間前に申込み締め切りとなり、利用されない手術枠は病院に返却される。この手術枠は手術枠調整会議後に全診療科に公開され、調整の付く診療科に利用頂くことが可能となった。地域医療の拠点としての救急医療と大学病院としての高度先進医療の提供の両立を図りながら、既存の手術枠を最大限活かし、手術待機期間を少しでも短くすることが使命である。昨年達成できなかった年間手術件数11,000件を再度目標に掲げ、来年度件数増加に取り組んでいく。

5.過去実績