臨床薬理センター[アニュアルレポート] | 病院のご案内 | 自治医科大学附属病院
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臨床薬理センター【アニュアルレポート】

1.スタッフ(2021年4月1日現在)

2.臨床薬理センターの特徴

臨床薬理センター薬物治療支援室は平成13年4月から専任医員1名および兼任医員4名(医学部薬理学講座臨床薬理学部門)で活動を開始、臨床薬理学的知識に基づいてコンサルテーション・治験/臨床研究支援、加えて管理業務に従事してきた。主な内容は以下のものである。

  1. 附属病院における薬事業務および医薬品に関する安全管理
  2. 附属病院における医薬品の適応外使用・未承認薬使用に関する審査・助言
  3. 附属病院における治験に関する事前審査および薬理学的助言
  4. 附属病院における薬物療法に関する薬物動態・副作用評価
  5. 質量分析を活用した新たな薬物動態評価および薬毒物分析の確立
  6. 臓器移植後の免疫抑制薬に関する治療薬物モニタリング(TDM)および診療科横断的な助言・支援
  7. 妊婦・授乳婦に対する薬物療法の提供(2020年4月より国立成育医療研究センターと提携する形で総合診療科に専門外来を開設)

施設認定

臨床薬理学部門として日本臨床薬理学会専門医制度研修施設が認定されている(施設責任者 客員教授(名誉教授)藤村昭夫)

認定医・認定薬剤師

3.実績・クリニカルインディケーター

1)臓器移植後の免疫抑制薬に関するTDM

生体肝移植患者に対する免疫抑制薬のTDMコンサルテーションおよび必要時の薬物動態評価に参画している。

2)妊婦・授乳婦に対する薬物情報の提供

妊産婦・授乳婦へのコンサルテーションに助言を行った。また成育医療センターの連携の元にある 妊娠と薬 外来を開始、今後この外来での活動を薬剤部との協働事業の一つとして展開予定である。

3)

救命救急センターとの連携による質量分析を用いた薬毒物分析系を確立し、臨床的有用性を検討した。臨床検体を対象にパイロット的な測定を実施、迅速かつ高精度に原因中毒物質の同定ないし血中濃度の定量が可能であることを確認した。今後、救急センター症例で必要に応じて薬毒物分析を実施する予定である。

4)治験申請案件の事前審査

本院で行われる治験のヒアリングに参加し臨床薬理学的立場から治験依頼者に対する質問等を行った プロトコール 20件

5)

診療部門からの薬物血中濃度測定・薬物動態に関する相談を受け入れている。3)に示したように臨床質量分析による薬物血中濃度測定を実施し実地診療に還元しえた事例もあり、今後、保険診療適応外の薬物について分析する体制を整備する予定である。

6)

薬事委員会の運営・開催および限定採用薬の採否の判断・助言、および2019年度から開始となった適応外・未承認薬審査委員会の運営において中心的役割を果たしている。

7)

2019年度よりQSセンターにおける医薬品管理業務に参画している。

4.2021年の目標・事業計画等

引き続き院内の薬物療法の適正化のために適切な助言を行うとともに診療科横断的な薬物療法支援を実施する。入院・外来診療における臨床薬理学的コンサルテーション体制を維持・充実させる。加えて質量分析計を活用した薬物・毒物分析について積極的に取り組む予定である。

5.過去実績