高度治療部[アニュアルレポート] | 病院のご案内 | 自治医科大学附属病院
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高度治療部【アニュアルレポート】

1.スタッフ(2021年4月1日現在)

部長 (准教授) 笹沼 英紀
副部長 (准教授) 間藤 尚子
副部長 (准教授) 米川  力

2.高度治療部の特徴

高度治療部(High care unit;HCU)は新館南病棟の増築に伴い旧ICU跡地に2018年10月22日16床で開設され、2019年9月の「HCU利用促進タスクフォース」以降、様々な診療科から高度治療を必要とする様々な疾患の患者を受け入れ、2021年1月現在、29診療科から総数3020名以上、月平均100名以上の患者が入室しています。診療体制は各科主治医制で看護体制は4:1です。HCUは院内で3つの役割があり、1つは手術後患者が短期間入室するSurgical HCUとしての役割です。全身麻酔後に手術室と同じレベルのモニター監視ができるため、より厳重な経過観察が必要な患者に利用されています。2つめは、ICU退室後Step down unitとしての役割です。ICU退室後、しばらく経過観察してから病棟に戻ることができるようになりました。3つめは、救急患者の受け入れの役割です。脳神経科ではStroke Care Unit(SCU)として脳卒中患者の早期治療にを行っています。また救命救急センターからは救急外来や救急車で来院し、厳重な経過観察の必要な患者が入室しています。各科主治医制のため、迅速な対応が必要な状況(急変、気管内挿管、ブラッドアクセスの確保など)では、救命救急センターと連携して迅速な対応ができる体制となっています。各病棟で出張透析を受けていた患者は、HCUに集約して4:1看護体制下に広いスペースで透析ができるようになっています。新型コロナウイルス感染症の流行下でHCUは、主にICU管理の終了した患者を最大2名まで引き受け、さらに県の「コロナウイルス感染症疑い患者受け入れ病床」2床を確保しています。今後も様々な感染症に対応できるよう前室付き陰圧病床へ2床改修しました。特定行為研修を終了した看護師が、主治医の指示のもと一定の診療行為の補助が行えるように環境整備を進めています。

術後疼痛管理チーム(J-TAPS)とのカンファレンス

3.実績・クリニカルインディケーター

<HCU開設以降の月別、患者数推移>

<診療科別 開設以降の累積患者数>

HCUでは、開設以降ハイケアユニット入院医療管理料1(6584点)加算を継続的に取得しています。入室適応となる患者の基準を明確に提示し、「ハイケアユニット用の重症度、医療・ 看護必要度に係わる評価表」で「A得点4点以上かつB得点3点以上」を満たす患者を平均80%以上入院させています。また、HCUには21日以内という滞在期限が設けられていますが、一般病棟での管理が難しいと考えられる病状の場合、診療科と退室目標を話し合い、できるだけ柔軟に対応したいと考えています。

4.2021年の目標・事業計画等

2021年度も、ハイケアユニット入院医療管理料1を継続して取得し、利用診療科をさらに拡大していきたいと考えています。今年度は、手術後に入室した患者の疼痛管理を、自治医大疼痛管理チーム(J-TAPS)と連携し、一定の指針をもって病棟に帰室できるようにしたいと考えています。