麻酔科[アニュアルレポート] | 病院のご案内 | 自治医科大学附属病院
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麻酔科【アニュアルレポート】

1.スタッフ(2020年4月1日現在)

科長 (教授) 竹内  護(子ども医療センター兼任)
鈴木 昭広(周術期部門)
外来医長 (准教授) 五十嵐 孝(中央手術部兼任)
医員 (准教授) 多賀 直行(子ども医療センター兼任)
堀田 訓久
佐藤 正章
(学内准教授) 門崎  衛(子ども医療センター兼任)
(講師) 末盛 智彦(子ども医療センター兼任)
(助教) 平  幸輝
大塚 洋司(留学中)
永川 敦士
永野 達也(子ども医療センター兼任)
島田 宣弘
病院助教   篠原 貴子(子ども医療センター兼任)
方山 加奈
吉積 優子
橘木 浩平(子ども医療センター兼任)
杉本健三郎
芝 順太郎
須藤 智幸
高橋 深雪
原  鉄人
時任 利奈
久野村 仁嗣
山本 令子
藤田 裕壮
山田 衣璃
シニアレジデント   13名

2.診療科の特徴

麻酔科の最も重要な業務は、当院および子ども医療センターでの手術麻酔である。それに加え、血管内治療部での脳外科患者のカテーテル治療や出血患者の塞栓術、小児先天性心疾患のカテーテル検査・治療、安静保持が困難な小児のMRI検査などにも、手術室外への出張麻酔で対応している。

また集中治療部やHCUとの協力の下、気道緊急症例への出張対応や全身状態不良症例の出張対応も行っている。

2019年の総手術件数は10553件で、当科管理症例は6952件、うち全身麻酔症例は6226件であった。依然として小児症例の割合が高いのが特徴である。なお2018年秋からは、新館南棟の完成に伴い4室の新手術室を稼働しており、これに合わせ当科でも、2列の臨時手術列を新設することで対応している。

手術内容の点では、ロボット支援下手術といった対象範囲の増加、脳死ドナーからの移植といった高度医療が、増加しつつある。これに加え超音波ガイド下末梢神経ブロックと経静脈的自己調節鎮痛法や各種薬剤を組み合わせた、多角的な鎮痛アプローチによる多面的な術後鎮痛管理を行っている。

手術室外業務としては、従来のペインクリニック・鍼灸外来に加え、緩和ケア患者の疼痛管理に対応する緩和ブロック外来を新たに開設し、院内各科からの要請に応需している。

施設認定

  • 日本麻酔科学会麻酔科認定病院
  • 日本ペインクリニック学会指定研修施設
  • 心臓血管麻酔専門医認定施設

認定医

厚生労働省麻酔標榜医 竹内  護 他29名
日本麻酔科学会認定医 久野村仁嗣 他5名
日本麻酔科学会専門医 橘木 浩平 他11名
日本麻酔科学会指導医 竹内  護 他14名
日本ペインクリニック学会専門医 鈴木 昭広 他3名
日本集中治療医学会専門医 竹内  護 他6名
心臓血管麻酔専門医 竹内  護 他6名
日本区域麻酔学会認定医 堀田 訓久 他3名
日本小児麻酔学会認定医 竹内  護 他5名
日本蘇生学会蘇生法指導医 鈴木 昭広 他1名
日本救急医学会専門医 鈴木 昭広 他1名
日本小児科学会専門医 橘木 浩平
日本外科学会外科専門医 芝 順太郎
日本周術期経食道心エコー認定医 鈴木 昭広 他5名
日本プライマリ・ケア連合学会認定指導医 佐藤 正章
日本緩和医療学会認定医 島田 宣弘
American Society of Anesthesiologists, member 竹内  護 他1名
International Anesthesia Research Society, member 竹内  護 他1名
European Association of Cardiothoracic
Anaesthesiologists, member
竹内  護
The Society of Critical Care Medicine, member 多賀 直行

3.診療実績・クリニカルインディケーター

1)新来患者数・再来患者数・紹介率

新来患者数 74人
再来患者数 2,851人
紹介率 57.5%
手術患者外来術前診察 5,628人
鍼灸外来 721人
緩和神経ブロック外来 52人

2)入院患者数

エピドラスコピーほか 11人

3)手術症例病名別件数

エピドラスコピー 
腰部脊柱管狭窄症 1件
腰椎手術後症候群 2件
脊髄刺激装置埋め込み術
頸椎術後痛 2件
くも膜下フェノールブロック
直腸腫瘍、転移性骨腫瘍 がん性痛 2件
腹腔神経叢ブロック
食道腫瘍 がん性痛 4件

4)手術症例病名別治療成績

腰部脊柱管狭窄症 軽快 1件
腰椎手術後症候群 軽快 2件
頸椎術後痛 軽快 2件
がん性痛  軽快 6件

5)合併症症例

なし

6)死亡症例・死因・剖検数・剖検率

なし

7)主な検査・処置・治療件数

手術麻酔
全身麻酔(硬膜外麻酔併用を含む) 6226件
脊髄くも膜下麻酔(硬膜外麻酔併用を含む) 685件
伝達麻酔・その他 41件
麻酔科外来処置
星状神経節ブロック 8回
三叉神経ブロック 35回
硬膜外ブロック 235回
トリガー注射 252回
その他のブロック 290回
721回
透視下各種ブロック 11回
スーパーライザー等 618回
点滴 138回
その他の処置 15回

8)カンファランス症例

手術患者術前カンファランス 240回
手術患者術後カンファランス 240回
症例検討カンファランス 16回

9)キャンサーボード

なし

4.2020年の目標・事業計画等

麻酔業務と教育

医療技術の進歩による術式の変化や、高齢化進行に伴う合併症保有率の上昇・患者予備能の低下といった要因により、麻酔管理に求められる能力は高まる一方である。このような現状に対応し、患者の安全を優先し各診療科医師が希望する手術を実施可能な環境を提供するためには、一層の自己研鑽は欠かせないと考える。そのためには、上級医からの知識供与や技術指導、医師間での交流を重視していきたい。

手術室業務の効率化

昨今国の施策により働き方改革が進められる一方で、手術患者は増加かつ重症化する一方である。これに対しては、診療科医師は勿論のこと院内各部門で協力し、適宜業務の分担や改善を図ることで、安全かつ効率のよい手術環境を維持しつつ、個々人の負担軽減を図る所存である。

積極的な人材獲得

手術室稼働列の増加に伴い、麻酔科全体の仕事量は必然的に増加すると予想される。そこで基礎的な全身管理能力を修得する場としての麻酔科の魅力をアピールし、レジデントたちの積極的なローテーションを訴えていきたい。

同時に、単一施設で専門医取得必要症例の全てが経験可能な、全国でも数少ない大学病院である点をうちだし、外部からの入植者を増やすべく、一層リクルートに励んでいきたい。

5.過去実績