看護部[アニュアルレポート] | 病院のご案内 | 自治医科大学附属病院
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看護部【アニュアルレポート】

1.看護職員配置数(2020年4月1日現在、パート・臨時除く)

看護職員 1,407人
看護師 1,342人
助産師 59人
保健師 6人

2.看護部理念

安心感と温もりのある患者中心の看護を提供します

3.基本方針

  1. 患者さんの意思を尊重し、「いのち」と「暮らし」を守る看護を提供します。
  2. 患者さんと家族とともに、地域関係機関や院内の多職種と協働した質の高いチーム医療を行います。
  3. 地域医療における看護を牽引できる人材を育成し、社会に貢献します。
  4. 高度先進医療を推進する実践力と生活の視点をもち、最善の看護が創造できる専門職業人を目指して、自己研鑽に努めます。

4.2019年度看護部目標

2019年度の看護部の目標に以下の3項目を挙げ、活動を行った。

  1. 質の高い看護を提供するために看護職員を育成する
  2. 働き方改革をふまえた、安心して働き続けられる職場環境を構築する
  3. 「医療」と「生活」を統合的にマネジメントし、患者満足の向上を図る

5.委員会と連絡会

看護部の目標達成に向け、委員会を中心に活動している。9つの委員会と5つの検討会での活動を以下に記載する。

【委員会の活動】

1)研修・看護職キャリア支援委員会

本委員会の目的は「質の高い看護を提供するために看護職員を育成する。」であり、主な活動内容は「看護職キャリア支援センターと協力し、看護部職員に対するラダー研修を企画立案する。」「研修会の企画運営と評価を行う。」「研修の課題の評価を行う。」である。そこから、以下の3項目の目標を設定し、活動を行った。

(1) 研修会の課題レポートの評価を看護師長・主任看護師と協力して行う。
①マネジメント研修【1】の課題レポートの評価を看護師長と協力して行う。
看護師長研修会で、研修の企画内容と協力して評価を行う意図を説明した。また、課題レポートの評価票および評価の視点についての説明を行い、2事例模擬評価を行った。受講生の課題レポートの評価は看護師長が各自で行い、委員会担当者が評価結果を確認しバラツキを調整した。2020年度は、評価のバラツキが生じないよう評価票の修正と評価の視点の解説の追加を行う。
②看護倫理研修【2】の課題レポートの評価を主任看護師と協力して行う。
主任看護師研修会で、研修の企画内容と協力して評価を行う意図を説明した。また、課題レポートの評価票および評価の視点について説明し、1事例模擬評価を行った。受講生の課題レポートの評価は、主任看護師が二人一組で行い、委員会担当者が評価結果を確認しバラツキを調整した。2020年度は評価のバラツキが生じないよう、評価票の修正と評価の視点の解説の追加を行う。

(2)看護倫理研修【3】の企画立案を行う。
ラダーⅣの到達目標を基に、意思決定における複雑な状況を整理し、倫理的問題や課題を明確にして対処行動をとり、調整役を担う力の育成ができる企画の検討を行った。2名の委員が実際に企画内容に沿った課題レポートを作成し、それを基に委員会内で目標に沿った課題となるか、受講生がイメージできる課題なのかを検討した。また課題の評価基準の作成と妥当性について検討を重ねた。企画内容が1月に承認されたため、予定通り2020年度開講となる。3月から受講希望の申請を開始する。

(3)看護職キャリア支援センター教育プログラム部門での決定事項を受けて、2020年度以降の日程及び企画を検討する。
プログラムの日程や企画の検討をしたのは看護倫理研修【1】と看護倫理研修【3】であった。看護倫理研修【1】は2020年度に企画を修正し、2021年度からラダーⅡA研修へ移行する。看護倫理研修【3】は前述の通り企画を立案し2020年度開講となった。

【資料1】ラダーⅡAからラダーⅡB対象の研修運営状況(2019年4月~2020年3月の実施状況)










研修名 研修内容 時期・期間 受講人数





注射Ⅲ研修 末梢静脈留置針(サーフロー)挿入に関する講義とシミュレーターによる演習 ①②11月6日又は
③④11月7日又は
⑤⑥11月12日
4時間コース 6回開催
①②③④⑤⑥
受講生117名
指導者38名
フィジカルアセスメントⅡ研修 フィジカルアセスメントと初期対応についての基本的な講義と複数事例の症例を使ったシミュレーションとGW ①②11月6日又は
③④11月7日又は
⑤⑥11月12日
4時間コース 6回開催
①②③④⑤⑥
受講生116名
指導者16名








(選

制)
心理ケア1コマ90分 コミュニケーションの基本、会話の場面を観察し心理的なケアの実際、看護カウンセリングにおける基本姿勢についての講義 ①6月21日又は
②12月5日
90分コース 2回開催
①②合わせて
計120名
スキンケア*eラーニング 皮膚の解剖・皮膚の機能・ドライスキンについて・浸軟・洗浄方法の注意点等の講義 ①7月1日~31日又は
②10月1日~31日
2期間(1カ月)開催
①②合わせて
計116名
家族ケア
*2コマで1コース
1コマ90分
①家族の定義・家族看護の目的・家族機能についての講義
②事例をもとに、GWでの家族看護における看護過程の展開
①8月21日・28日又は
②2020年1月8日・14日
90分コース 2回開催
①②合わせて
計122名
血糖管理ケア*eラーニング 糖代謝に影響を及ぼす要因・あらゆる場面においての適切な血糖管理についての講義 ①8月1日~31日又は
②11月1日~30日
2期間(1カ月)開催
①②合わせて
計128名
摂食ケア*eラーニング 摂食・嚥下障害看護の基本・食事場面のリスクと援助についての講義 ①9月1日~30日又は
②12月1日~31日
2期間(1カ月)開催
①②合わせて
計127名












マネジメント研修【1】 エンパワーメント・チームビルディング・コミュニケーション技法・自己分析・後輩育成についての外部講師による講義・演習・GW
研修後の課題:部署での自己の役割を通したマネジメントの実践・評価のレポート
①6月10日又は
②6月24日又は
③6月25日
8時間コース 3回開催
①②③合わせて
計110名



看護展開研修【2】 看護研究と文献検索についての講義
事前課題ワークシートにより、日々の看護上の疑問を深めるGW
研修後の課題:文献検索を通して解決できなかったことを研究疑問として特定するレポート
①2020年1月15日又は
②1月17日
4時間コース 2回開催
①②合わせて
計80名



看護倫理研修【2】 課題:職場での倫理的な問題を取り上げ、倫理事例分析シートに沿って振り返り、倫理的問題抽出と倫理綱領との照らし合わせをレポート 10月お知らせ
課題提出1月末
個人学習集合研修なし
受講生83名

【資料2】ラダーⅢからラダーⅣ対象の研修運営状況(2019年4月~2020年3月の実施状況)









研修名 研修内容 時期・期間 受講人数



マネジメント研修【2】 マネジメントの基礎についての講義
マネジメントの要素の活用について事例を基にGW
研修後課題:部署でのリーダーとしての自己の課題に対する実践・評価・今後の課題についてレポート
①②7月3日又は
③7月4日
4時間コース 3回開催
①②③合わせて
計69名



実践教育研修【2】 リフレクションと成人教育に関する講義
個々の看護の場面をGWでリフレクションし、自己の大切にしている看護を顕在化する。
効果的な成人教育の具体的な方法についてのGW
研修後課題:部署で自己の大切にしている看護ケアを他者にどのように伝えるかを、企画・実践・評価しレポート
①②8月2日又は
③④8月9日
4時間コース 4回開催
①②③④合わせて
計50名



看護展開研修【3】 看護研究の概要と研究計画書の作成に関する講義
事前課題とした看護研究計画書についてのGW
研修後課題:看護研究計画書の提出
①10月4日又は
②10月9日
8時間コース 2回開催
①②合わせて
計54名











マネジメント研修【3】 【Part1】看護部長講話及びSWOT分析、BSCの講義を受講後、事例をGWでSWOT分析、クロス分析を行う。
【Part2】自部署の分析結果から看護の方向性と自己の役割課題を明確化するGW
研修後課題:部署のBSCに参画する。部署の分析から導きだされた課題に取り組んだマネジメントの実践・評価レポート
①5月17日・6月18日午前
②5月17日・6月18日午後
4時間2回で1コース
2回開催
①②合わせて
計58名



実践教育研修【3】 院内講師によるインストラクショナルデザインに関する講義と演習
研修後課題:部署の現状を分析し、必要とされる教育に対して自己が行った企画・実施・評価のレポート
①②7月16日
4時間コース 2回開催
①②合わせて
計40名



看護展開研修【4】 アドバイザーの支援のもと、看護研究の実施 個人指導 受講生12名
指導者10名

2)看護基準委員会

看護基準・手順は当院の看護の質を担保するうえで大切なものである。当委員会の今年度の活動目的は、「看護の質を担保するための看護実践の基準を整備する」とし、目標を3つ設定し活動を行った。

(1)意思決定支援の実施状況を確認し各部署の体制整備を支援する
看護部BSCの重要業績評価指標(KPI)の「基準に沿った意思決定支援の実施」の達成のために活動を行った。「意思決定支援に関する取り決め」を、35部署中22部署がしていた。その内2部署には意思決定支援の看護基準に沿う表現にするよう助言した。QSセンターからIC同席に関する「医療者側同席基準」が提示されたため、意思決定支援に関する「意思決定支援基準」「治療に関係する情報提供基準・手順」「理解・納得状況の確認基準・手順」「IC同席基準・手順」「治療に関係する情報提供の確認基準・手順」「患者が希望する治療関係の調整基準・手順」の修正を行った。完成が年度末になったことで、基準・手順に沿った実践ができているかの評価には至らなかった。

(2)看護基準・手順の整備をする
新規作成した看護基準・手順は「麻薬の与薬及び管理:基準・手順」「血液培養検査:手順」「シャワー浴介助:シャワーベッド手順」の4項目であった。「PICCカテーテル管理:基準・手順」は、QSセンターで作成している手順との整合性を図るため保留中である。
看護基準・手順の改正は「更衣:基準・手順」「オムツ交換:手順」「死者の保清と整容:基準・手順」の5項目行った。
子ども医療センターの小児看護業務基準・手順に対しては、子ども医療センターの業務検討会が修正した項目に対して書式や文言の統一などを行った。
各部署からのポータルサイトへの登載依頼は、NICUから11項目、7B病棟から12項目、入院透析センターから1項目であった。当委員会で書式を整え、文言を統一し、ポータルサイトへ登載した。

(3)標準看護計画の作成を支援
排尿ケアチームの「排尿自立支援」に関する標準看護計画の新規作成を支援した。排尿ケアチームの「排尿自立支援」に関する標準看護計画の新規作成を支援した。

3)看護記録委員会

本委員会の目的は「看護記録の質の向上を図る」であり、以下の3項目の目標を設定し、活動を行った。

(1)看護記録についての理解を深め、看護過程がわかる記録ができる。
①看護記録監査の「SOに対して根拠に基づいた判断が【A】に記録されている」の項目の評価点数が3以上である。
②看護記録監査の部署平均と委員会の点数差が1回目監査より少なくなる。
③部署内監査の点数のばらつきが少なくなる。
①については、評価点数が病棟の平均3.13点、外来・中央部門系の平均3であり目標を達成した。②については病棟平均の評価点数の差が0.42点縮小、外来・中央部門系も差が0.16点縮小し目標を達成した。③については0.32点縮小した。今年度は看護記録連絡員への集合研修は行わなかったが、担当委員の連絡員への支援を強化することで、連絡員の活動への取り組みと成果は昨年度の状況を維持できた。

(2)患者アウトカム達成率90%以上、成果指標達成率88.5%以上、看護計画立案率90%以上である。
患者アウトカム達成率89.5%、成果指標達成率86.6%であり目標には達成しなかった。患者アウトカム達成率については、今年度設定した目標値であり前年度の分析が不十分であった。一般病棟と重症救急部門との差も明確になった。患者にあった患者アウトカムが設定されているか、根拠をふまえ患者アウトカムを設定したアセスメントが書かれているかなどという質的な評価や、成果指標の達成予定日と評価日の解釈、患者の状況にあった目標設定などについての分析を支援していく必要がある。看護計画立案率は93.1%で目標を達成した。立案率が90%以下の部署には原因となる患者のIDを提供するなど部署で分析を進める支援を行い、クリニカルパスの改定や使い方の問題など改善のための提案を行った。

(3)看護記録連絡員の活動計画の実施率が80%以上である。
「看護記録連絡員の活動計画の実施率」は、86.4%で達成した。勉強会を開催し看護記録に変化があったと全部署が回答しているが、その一方で患者個々に合わせた成果指標や看護実施計画の立案、SO情報に基づいたアセスメント、実践の内容や経過が見える看護記録は十分にできていないと評価していた。指標となる数値の集計方法や表示方法を変えるなど工夫をしたが、来年度も引き続き一般病棟と重症部門を分ける、外来・中央部門の目標を変えるなど連絡員の活動が負担とならず成果が実感できるような支援を考えていく必要がある。

上記目標のほか、看護記録基準・手順の見直しを実施し、看護プロフィール(新生児)、周産期プロフィールについての手順を追加した。

4)看護研究委員会

本委員会の目的は「看護研究の質の向上を図る」であり、重点目標を「部署が計画的に看護研究に取り組めるように支援する」と設定し、以下の3項目について活動を行った。

(1)看護展開研修【2】について
例年、受講生が研究につながる疑問点を、経験した看護の場面から見つけられていないため、今年度は患者との関わりの場面から考え記載するような事前ワークシートに変更した。研修でのグループワークでは、看護の場面から導き出せている疑問が増え意見交換も活発に行われていた。しかし、課題レポートの評価点数では、「看護の中での疑問の記載ができている」の項目は昨年度と大きな変化はなかった。また、「疑問の明確化」の項目は、昨年度より低下した。先行研究の文献検索が不十分であり、文献レビューの統合がうまくできていない課題レポートが多いことが要因と考える。次年度は、この研修全体の企画を見直し、看護研究の文献検索に偏らず、看護展開力をより高められるような企画を検討する。

(2)看護展開研修【3】について
「看護展開研修【4】に繋がるように看護研究計画書の作成を支援する」を目標とした。課題レポートの評価では、80点以上が17名(目標10人)、受講生が「今後、看護研究へ取り組む意向がある」と回答した割合は62%(目標20%)であった。結果値では目標を達成しているが、今後、看護展開研修【4】に継続して取り組んでいるのかを把握しながら支援していく。

(3)部署の看護研究支援について
各部署、2名の担当者を決定し、年2回の部署訪問を実施し看護研究の進捗状況を把握した。また、過去4年間に研究に取り組んでいない8部署には、1~2か月に1度訪問して面接を行い、進捗状況に合わせた支援を行った。研究に取り組みはじめていた5部署は、年度内に学会等への発表を終了した。残りの3部署はテーマの絞り込みから支援し、看護研究計画書に着手することができた。今後も看護研究への意識付けのために、全部署への訪問を継続しておこなっていく。
今後は、身近で支援する看護師長や主任看護師が看護研究の指導を難しいと感じている現状があるため、指導上の課題を解決できるような研修を企画していく。

5)看護情報システム委員会

本委員会の目的は「1.電子カルテデータを利用し、看護の質指標を提示する。2.重症度、医療・看護必要度の評価入力を適切に行えるようにする。3.電子カルテ、看護支援システムの問題対応や改修案について検討する。」であり、以下の3項目の目標を設定し看護情報システム連絡員とともに活動を行った。

(1)電子カルテデータを利用し、看護の質指標を提示する。
認知症ケアに焦点をあて看護の質指標を検討した。認知症高齢者の日常生活自立度の入院時と退院時の差を比較した結果、看護の質指標として認知症高齢者自立度の低下率・維持率・回復率が看護の質として表せると考えた。次年度からは認知症高齢者日常生活自立度評価の入院時と退院時の差のデータを経時的に抽出し看護の質評価について検討を深めていくこととする。

(2)病院情報システムの適切な運用への支援と効率的な活用のための提案をする。
各部署から病院情報システムの問題点および改善案を、システム提案報告書を活用して募った。その結果タイムリーに情報を把握し、改善点を検討できたことで業務の効率化が図れた。また、提案書で提出された意見の一部は、次回のシステム改修時への提案事項の資料として活用したい。

(3)重症度、医療・看護必要度の入力が正しくできるよう支援する。
重症度、医療・看護必要度の委員会監査を6月と12月に実施した。委員会の支援結果も委員会監査の6月と12月での評価点数の変化で評価した。12月の監査結果が6月より低下したが、部署へのフィードバックを行った項目(B項目の根拠となる記録、前回値と比較して低下した項目)は上昇したため部署への支援は有効であったと判断する。監査の結果を各部署にフィードバックすることで、重症度、医療・看護必要度の入力が正しくできるように支援ができた。

6)在宅支援委員会

本委員会の目的は「特定機能病院の役割を踏まえた、質の高い退院支援、在宅支援が実施できるよう支援する」であり、以下の2項目の目標を設定し、活動を行った。

(1)在宅患者訪問看護・指導料3の体制を整える。
在宅患者訪問看護・指導料3の基準とフロー、申込用紙を作成した。

(2)退院支援に必要なトリアージカンファレンスを充実させる。
各部署の2月のトリアージカンファレンスの実施件数が退院支援計画書交付件数の80%以上になることを目指して活動した。
トリアージカンファレンスの現状を知るために連絡会を開催したことで、トリアージカンファレンスでの検討内容、記録方法に部署間の差異があることが明確になった。そこで、「トリアージカンファレンスの目的を理解する」ことを目的に勉強会を開催した。その結果、トリアージカンファレンスの開催曜日を決定し、短時間で開催できるようになり、実施率が上昇した。2月時点で28部署中、目的を達成できた部署は14部署(50%)である。今後は実施率が100%になるように支援していく。

その他、退院後訪問の手順、患者への説明文書の修正、診療報酬の改定(「退院支援加算1」から「入退院支援加算1」への改定)に伴う退院支援フローの修正を行った。

7)看護部患者サービス検討委員会

本委員会の活動目的は「患者満足度の向上を図る」であり、以下の3項目の目標を設定し、活動を行った。

(1)患者満足度調査の実施し、患者からの意見について関係部署と連携し、対応策を検討する。
患者満足度調査において満足とやや満足の回答が、入院:90%以上、外来80%以上となることを目標とした。昨年度の患者満足度調査結果では各部署での目標設定がしにくい集計方法であったため6月に看護部独自の患者満足度調査を実施した。その結果、入院が88.8%、外来が75.9%であった。調査結果から得られた看護職員に対する意見をもとに、患者満足度向上のための啓発ポスターを作成し配付した。11月の結果では、入院が86.7%、外来が72.1%であり目標を達成できなかった。しかし、不満とやや不満の回答割合が昨年度の調査、6月の調査と比べて減少している。次年度は、患者満足度調査結果を更に分析し対策を検討し、患者が満足する看護や対応を看護職全員で提供していけるよう活動していく。

(2)看護補助員の業務拡大に向けた研修会の企画・運営を行う。
看護補助員の日常生活に関わる業務を3項目以上増やすことを目標とした。研修では、「姿勢を保つ」「食事介助」「口腔ケア」の3項目を企画・実施し、70名が参加した。研修後の看護補助員部署別業務実施状況調査の結果は、3項目以上の業務拡大ができた部署は19部署中11部署となった。今後は、中途採用者や夜勤専従看護補助員の教育内容や方法の検討が必要である。

(3)患者サービス検討委員会と連携し、患者のためのイベントを支援する。
患者のためのイベント(七夕コンサート、秋のコンサート、クリスマスコンサート)において、コンサート前の準備を含め、コンサート中の観察や声かけ、患者家族の誘導などを行い、患者が安全に安心してイベントに参加できるように支援した。

8)看護部安全推進委員会

本委員会の目的は「1.安全な看護業務を推進するために、医療の質向上・安全推進センターの情報をもとに現状分析し、事象に関する看護部としての対策案を検討する。2.感染制御部と連携し、現場に即した効率的な感染対策を検討する。3.各部署で行う災害対策の支援を行う」であり、以下の目標を設定し、活動を行った。

目標:患者と看護職員の安全を守るための行動が遵守できるよう支援する。

(1)QSセンターと連携してインシデント分類影響レベルⅢ以上のインシデントを減少する取り組みを支援する。<安全グループ>
看護部BSCの「インシデント分類影響レベルⅢ以上の件数を263件以下にする」という目標に対する各部署での取り組みを支援した。
部署訪問により各部署でのインシデント内容の分析や取り組み状況を把握し、連絡員を支援した。またKYTの実施、他部署の取り組みの紹介等をした。各部署ではインシデント発生時に速やかに原因を分析して対策を検討し周知することができていた。しかし、レベルⅢ以上の報告件数は2018年263件、2019年266件と3件増加した。インシデント分類影響レベルⅢ以上になる割合が最も多い転倒・転落に関しては、各部署で保管している転倒・転落予防物品の種類を調査し、「転倒・転落予防ケア」手順の見直しを始めた。今後は、インシデント分類影響レベルⅢ以上の減少につながるように「転倒・転落予防ケア」手順の見直しを完了し、周知を行っていく。

(2)全部署が災害シミュレーションの実施ができるよう支援する。<災害グループ>
各部署での災害訓練が効果的な方法で実施できるように、2018年度に作成したシナリオを見直し、DVD、アクションカードを活用した防災訓練を推奨した。防災訓練は全部署で実施されたが、全員参加できなかった部署が6部署(38部署中)あった。看護師以外の職種が参加した部署は25部署(38部署中)あった。災害訓練後のアンケートでは「多職種と実施する必要性を感じた」「日程を決めずに実施していくことも必要である」「定期的に実施することが望ましい」などの意見があり災害訓練の必要性を認識した肯定的な意見が多く聞かれた。来年度の課題は災害発生時に全職員が適切な行動がとれるようにすることである。災害対策研修会の開催を委員会から提案していく。

9)看護業務委員会

本委員会の目的は「看護師の業務負担軽減と働きやすい職場づくりを支援すること」であり、以下の3項目の目標を設定し、活動を行った。

(1)部署間応援機能を強化し、人材の有効活用をする。
部署間応援のペアリングやクラスタリングを検討した。その後、方針変更に伴い、応援体制の強化を目的として、院内共通で使用できる「部署間応援シート」を作成した。シートの活用により、協力側は部署の担当者や依頼内容がわかりやすくなり、要請側は簡便に要請内容を記載できるようになった。シート作成の手間を軽減するためにも、電子カルテのワークシートの改正が今後の課題である。

(2)看護師の業務拡大のため、看護師採血・ルート確保の基準に沿った実施に向けた支援をする。
看護職員が実施する血液培養検査(静脈血)について、感染制御部および感染管理認定看護師の協力を得て看護基準・手順を作成し、勉強会の実施をした。そして10月から看護師による採血の導入ができた。導入後コンタミネーションの報告はなく、現場で適切に実施できていると評価した。
看護師の採血とルート確保について毎月実施状況を分析し、改善に向けて活動した。採血に関しては、医師が実施する新生児の採血や外注負荷試験の件数を母数から除外するなどデータの抽出方法の修正を行った。ルート確保に関しては、看護ケア欄への入力間違いがあり、正しい入力方法の再周知をした。
看護師の実施率は昨年度に比べ、採血が29.9%から58.3%に、ルート確保が44.6%から68.7%に上昇した。

(3)効果的、効率的な業務遂行のために、医療・看護材料の検討や他職種との業務調整等を行う。
①排泄ケアの質の向上と看護師の業務削減という視点で、排泄ケア用品(オムツとライナー)の検討を行った。
紙おむつの業者3社の説明会で情報を収集し、検討した。そのうち1社のトライアルを2病棟で計画し実施した。その結果、おむつ交換の回数を減少させても患者の皮膚トラブルや環境への影響はなかった。また、患者の睡眠の質の向上と看護業務の負担軽減が期待できると評価した。次年度は、トライアルをした製品を導入することが課題である。
②エンゼルケアの外部委託について、県内の他施設の情報を収集し、1業者の説明を受けた。エンゼルケアの実際とグリーフケアの重要性についての情報を得た。しかし、業者の現状の体制では、家族との時間調整や料金の説明など看護師の業務負担軽減にはならないと判断し導入はしないこととした。
③新規の医療・看護材料の検討をしたが、新たに採用となった物は無かった。

【検討会の活動】

1)固定チームナーシング検討会

本検討会の目的は「各部署が固定チームナーシング体制を維持し、継続できるよう支援する。」であり、以下の1項目の目標を設定し、活動を行った。

(1)目標:チーム目標が80%以上達成できるように支援する
①固定チームナーシングの基本的な考え方が、部署で実践できているかを、チームリーダー・サブリーダー連絡会及び、部署ホームワークシートを通して把握し、適宜ヒアリング等で確認した。
前年度同様、新任のチームリーダー・サブリーダーを対象とした連絡会を2回/年開催した。
1回目は部署データベース・ホームワークシートを使って情報共有する中で自己課題を絞るグループワークを行った。その後自部署で自己課題に取り組み2回目の連絡会で結果を発表した。今年度は2回目の連絡会で、「固定チームナーシングの基本」と題して約20分の講義を加えた。
②チェックリストから把握できる部署の課題に対し、部署訪問を実施、共同業務を含めた見直しを実施する。
チェックリスト、ホームワークシート、連絡会での情報交換等を参考にして部署訪問先を選定し、今年度は8部署へ訪問し現状についてのヒアリングを実施した。チーム目標と小集団活動のあり方に関する質問への対応が多かった。
③院内成果発表会の形式を検討し、満足度の高い看護実践の共有の場にできるよう工夫する。
部署の現状が共有しやすいよう、部署の特性・看護の特徴の紹介を発表スライドに追加した。チームの目標達成のための小集団活動として成果発表ができるようにプログラムを工夫した。発表期間内に、より多くの発表に参加できるように会場を研修センター内に集約した。しかし、新型コロナウイルス感染予防対策として企画を急遽変更し、部署内での発表として人の交流を最小限にした。日程の調整や発表の進行等の変更もあったが、検討会メンバーと看護部本部の参加を得て終了できた。他部署との交流がない発表会となったため、活動内容を共有するための方法を検討中である。

結果:全部署のチーム目標達成率平均は92.5%で達成できた。

2)専門・認定看護師検討会

本検討会の目的は、専門看護師及び認定看護師が専門性を高め相互研鑽することにより、質の高い看護を提言することであり、以下の2項目の目標を設定し、活動を行った。
(1)専門看護師及び認定看護師の活動を可視化する。
専門・認定看護分野別看護管理日誌への介入件数入力の徹底を周知した。また、看護部BSCに掲げられている重要業績評価指標(KPI)「専門・認定看護師活動計画と実施状況」について各分野計画実施率80%以上という目標を達成するために、分野毎に組織横断的に取り組む課題とその活動、活動の可視化等に関して意見交換を行った。
(2)各分野の院内のリソースとしての活動を検討・実践する。
院内における各分野を取り巻く現状についてSWOT分析を行い、活動計画を立案して活動した。年2回の検討会で、実践状況、実践における課題等について情報交換することで今後の活動の方向性を検討でき、自身の役割発揮のための相互研鑽をはかった。今後も専門看護師及び認定看護師が、院内のリソースとして臨床の場で活用されるよう取り組んでいく。

地域実践研修支援検討会

2019年度の地域実践研修は、日光市民病院に看護師8名、那須南病院に看護師5名、西吾妻福祉病院に看護師3名の合計16名が参加した。
本委員会の目的は「地域実践研修において研修者が課題を達成できるように支援する」であり、以下の2項目の目標を設定し、活動を行った。
(1)研修者が地域実践研修シートを活用し、計画的に課題達成できる。
研修者は地域実践研修シートに沿って研修課題に取り組んでいるが、自己課題に対する目標に関連した活動のみの記載であったため、効果的な活用ができなかった。今年度は、シートを改訂し、自己課題への目標と研修施設での係り活動等の役割に関する目標、およびその活動を記載できるように修正した。研修者の実践や成果、達成度を研修施設と共有し、しっかりフィードバックできるようになったことで、課題達成に向けての取り組みが充実している。
(2)地域実践研修支援検討会の活動をまとめ、日本ルーラルナーシング学会で発表する。
2019年11月9日、沖縄県宮古島で行われた日本ルーラルナーシング学会 第14回学術集会において、以下の内容で発表した。
当院では病院の理念に沿って周辺地域およびへき地等にある病院に看護師を派遣している。2013年からは院内の研修に位置づけ、地域実践研修支援検討会を設置し、①事前オリエンテーション②交流会③研修シートの活用④面接⑤研修通信の発行の、5つの支援を行っている。この支援が、研修者の目的達成にどのように影響したのかを明らかにすることを目的とした。地域実践研修が終了した研修者にインタビューを行い、分析した結果、地域実践研修支援検討会の5つの支援を受けることで、研修者は新たな環境への適応を促進し、研修施設の看護実践から新たな学びを得ていることが明らかとなった。研修施設で経験した看護から得たことを、大学病院での実践に還元し、発展させていけるような支援を検討することが今後の課題である。

4)臨床実習指導検討会

本検討会の目的は、「臨地実習が効果的に行われるよう実習環境を整える」であり、目標を「臨床実習指導評価票を継続して活用し、効果的な実習となるように支援する。」と設定し、以下の活動を行った。

(1)臨床実習指導自己評価票の集計と結果分析
実習クール終了ごとに、臨床指導自己評価票を提出してもらい、前半(5月~7月)後半(8月~2月)で集計を行った。全体平均は3.21(4段階評価)であり、3以下の項目は「実習記録物の内容について適切なアドバイスをする」「学内の授業進行状況の情報を取得する」であった。全体的に前半と後半の差はほとんどなかった。
評価全体を通して、学生の教育課程や実習の日程による違いが評価の項目や値に影響していると考える。今後も自己評価票をより活用できるような工夫をしていく。

(2)臨床指導者ワークショップの開催
10月に開催し57名が参加した。今後の具体的な取り組みを見出せることを目標にし、臨床実習指導自己評価票の項目の中から「必要に応じて部署のスタッフに支援を求める」「学生の個性を把握し、主体性を引き出すようにかかわる」「自分の看護観を言語化し学生に伝える機会をつくる」の3項目をテーマにし、テーマごとに分かれてグループワークを行った。実際の指導場面での情報交換や意見交換が活発に行われ、研修後のアンケート項目の「今回のワークショップが次の指導に役立つか」では、73%が「そう思う」と回答した。
今後も実際の指導に活かせる内容を企画していく。

5)特定行為看護師活動検討会

本検討会の目的は「特定行為研修修了者の活動環境を整える」であり、以下の2項目の目標を設定し、活動を行った。

(1)特定行為看護師の活動を院内に啓蒙する。
特定行為看護師の毎月の活動状況については病院運営審議会や診療代表者会議、看護部連絡会議等で報告をした。特定行為看護師の活動範囲・件数をさらに拡大するために、活動方法や体制整備の課題を抽出して対策を講じる必要があった。そこで、診療科に対して特定行為看護師に対する要望や意見を把握するための訪問調査を行った。訪問調査結果の内容を分析し活動の拡大に繋げていくことが来年度の課題である。

(2)特定行為看護師の活動を支援する。
2019年度は特定行為看護師が17人、行為別手順書は21行為になった。実践可能な特定行為看護師の実施件数を増やすために、毎月のスケジュールを決めて活動日を確保した。また、特定行為の対象となる患者を把握するために各部署から特定行為の対象者に該当する患者IDと人数を報告してもらうこととした。その結果、病棟看護師と特定行為看護師で患者情報の共有ができ実践の件数の増加に繋がり、2018年度161件から2019年度は655件に増えた。
一つの特定行為に対して複数の特定行為看護師が活動している。同じ行為毎での連携強化を目的に、行為実践上の課題や医師との連携、手順書の運用等について検討することで、継続的な活動につながった。当院では、薬剤を使用する際に医師から直接指示受けることが多く、薬剤関連の特定行為が実践できていない現状がある。次年度は「精神及び神経症状に係る薬剤投与関連」の活動の機会を得るため、リエゾンチームの回診に参加する予定である。

6.専門看護師の活動

専門看護師は、「複雑で解決困難な看護問題を持つ個人、家族及び集団に対して水準の高い看護ケアを効率よく提供するための、特定の専門看護分野の知識・技術を深めた専門看護師を社会に送り出すことにより、保健医療福祉の発展に貢献し併せて看護学の向上をはかること」を目的とした日本看護協会が定める制度である。当院の専門看護師の分野別人数を表1に示す。専門看護師の役割は「実践」・「相談」・「調整」・「教育」・「研究」・「倫理調整」の6つであり、今年度の各分野における活動は以下の通りである。

表1 専門看護師の分野と人数

専門看護師の分野人 数 人数
がん看護 5名
小児看護 2名
母性看護 1名
慢性疾患看護 1名
急性・重症患者看護 4名
合計 13名

1)がん看護

(1)院内活動

  1. 外来治療センター内でがん化学療法認定看護師とともに看護師外来を運営
  2. 多職種カンファレンス参加
    • 外来治療センターカンファレンス毎日
    • Cancer Board Conference月1回
    • 緩和ケアチームカンファレンス週1回
    • 泌尿器科ケースカンファレンス週1回
    • 歯科口腔外科・矯正歯科カンファレンス週1回
  3. 「がん患者と家族のためのサロン 虹」参加 年間10回
  4. がんを持つ親の子どもへのサポートグループ(CLIMB®プログラム)参加 5日間
  5. がん相談支援センター兼務
  6. 緩和ケア病棟家族会参加 1回
  7. 薬物療法部会構成員、薬物療法部会参加 2回
  8. がんゲノム医療部構成員 がんゲノム医療部会参加 4回
  9. 新人看護職臨床研修 看護基礎技術研修 講師
  10. ラダーⅡAトライ研修 スキルアップ研修「心理ケア」・「家族ケア」講師
  11. ラダーⅣトライ研修 看護展開研修【4】アドバイザー

(2)院外活動

  1. 栃木県立衛生福祉大学校非常勤講師「終末期看護方法論」講義
  2. 看護師特定行為研修センター研修指導補助者
  3. 地域社会振興財団中央研修会がん化学療法看護研修会講師
  4. 栃木県看護協会主催在宅ターミナルケア研修「在宅ターミナルにおけるチームケア」講師
  5. 日臨技、栃木県臨床検査技師会主催の多職種連携のための臨床検査技能開発講習会「看護職から観た患者心理と家族とのコミュニケーション」講師
  6. ELNEC-Jコアカリキュラム看護師教育プログラム講師(獨協医科大学病院、佐野厚生総合病院、那須赤十字病院)
  7. 自治医科大学看護学部「がん看護学」講義

(3)実習受け入れ

  1. 国立がん研究センター東病院 がん放射線療法看護認定看護師教育課程実習における退院支援部門の見学(2020年1月9日~2020年2月10日)

(4)学会参加

  1. 第6回日本CNS看護学会
  2. 第24回日本緩和医療学会
  3. 第17回日本臨床腫瘍学会
  4. 第32回日本サイコオンコロジー学会
  5. 第57回日本癌治療学会
  6. 第34回日本がん看護学会

(5)研究活動

  1. 第34回日本がん看護学会学術集会 示説5件
  2. 研究サポート8件

(6)雑誌等の執筆

なし

2)小児看護

(1)院内活動

  1. 院内の看護師と小児に携わる専門職を対象とした勉強会 1件
  2. 子ども医療センター業務検討会 委員
  3. 小児緩和ケアチームのコアメンバーカンファレンス 24回実施
  4. 新入看護職臨床研修 看護基礎技術研修「環境調整」企画・講師
  5. ラダーⅣトライ研修 スキルアップ研修【3】アドバイザー
  6. ラダーⅢトライ研修 看護展開【3】インストラクター
  7. ラダーⅡトライ研修 看護展開【2】インストラクター

(2)院外活動

  1. 自治医科大学大学院看護学研究科 非常勤講師
  2. 自治医科大学看護学部 非常勤講師
  3. 看護師特定行為研修センター 研修指導補助員者
  4. とちぎ小児看護研究会 事務局
  5. 第6回日本CNS看護学会 企画・実行委員
  6. 日本看護協会小児在宅移行支援指導者育成施行事業研修 ファシリテーター
  7. 栃木県医療的ケア児等コーディネーター養成研修講師
  8. 第29回日本小児看護学会学術集会テーマセッション「成人期の小児慢性疾患患者のケア-成人診療科への転科がある患者の最善を考える」パネリスト

(3)実習受け入れ

  1. 自治医科大学大学院看護学研究科 小児看護学演習、母性看護学演習
  2. 順天堂大学大学院医療看護学研究科 見学実習

(4)学会参加

  1. 第6回日本CNS看護学会
  2. 第29回日本小児看護学会学術集会
  3. 第29回日本外来小児科学会年次集会
  4. 第15回日本移植・再生医療学会学術集会

(5)研究活動

  1. 研究サポート4件
  2. 第29回日本外来小児科学会年次集会ワークショップ「外来での事故防止を進めよう(3)~事故防止対策の企画・運営を学んでみませんか~」共同研究者
  3. 第28回日本小児看護学会学術集会示説発表
    2件
  4. 第29回日本小児看護学会学術集会 示説発表 1件
  5. 第55回日本移植学会 示説発表 1件
  6. 2017-2020年度科学研究費助成事業(基盤研究C)肝移植後の思春期患者に向けた多職種連携による自立支援フログラムの構築.研究協力者
  7. 2019年度科学研究費補助金(基盤研究C) 小児に関わる外来看護における倫理的課題に対する外来看護師への学習方略.研究協力者

(6)雑誌等の執筆

  1. 黒田光恵.企画・構成:雑誌「小児看護」7月増刊号(2019年)テーマ「小児の入退院支援;看護師に必要な知識と実際」.
  2. 黒田光恵.入退院支援における外来看護の役割.小児看護.2019;42(8):994-1002.
  3. 黒田光恵.自立度確認シートを活用した実践例.小児看護.2019;42(13):1632-1637.
  4. 佐々木祥子,黒田光恵他:「小児外来看護実践能力向上のための継続的な学習会」報告.小児看護.2019;43(2):212-220.
  5. 黒田光恵.外来における小児と家族への看護.新体系看護学全書 小児看護② 健康障害を持つ小児の看護.2019;183-188.

3)母性看護

(1)院内活動

  1. NCPR Aコース・Sコース各1回
  2. エジンバラ勉強会1回
  3. ウィメンズヘルスに関する勉強会1回

(2)院外活動

  1. NCPRインストラクター
  2. J-CIMELS ベーシックコース インストラクター
  3. 日本母性看護学会 糖代謝異常妊産褥婦への看護支援セミナーファシリテーター
  4. 第44回 栃木県母性衛生学会 査読・司会
  5. 日本母性看護学会 GDMセミナー部会委員
  6. 自治医科大学大学院看護研究科非常勤講師
  7. 自治医科大学看護学部非常勤講師
  8. 晃陽栄養看護専門学校 助産専攻科講師

(3)実習受け入れ

自治医科大学大学院看護研究科母性看護学演習

(4)学会参加

  1. 第43回栃木県母性衛生学会
  2. 第6回日本CNS看護学会
  3. 第35回日本糖尿病・妊娠学会

(5)研究活動

  1. 研究サポート2件
  2. 共同研究1件(自治医科大学看護学部とともに研究実施中)

(6)雑誌等の執筆

なし

4)慢性疾患看護

(1)院内活動

  1. 腎臓センターでの「末期腎不全の終末期医療」の勉強会の企画・運営1回
  2. 病棟看護師対象勉強会1回

(2)院外活動

  1. 獨協医科大学大学院看護学研究科 非常勤講師
  2. Picteria 問題作成プロジェクト参加

(3)実習受け入れ

  1. 獨協医科大学大学院看護学研究科 専門看護師コース 老年看護学実習Ⅰ

(4)学会参加

  1. 第6回日本CNS看護学会
  2. 第13回日本慢性看護学会学術集会
  3. 日本エンドオブライフケア学会第3回学術集会

(5)研究活動

  1. 研究サポート1件

(6)雑誌等の執筆

なし

5)急性・重症患者看護

(1)院内活動

  1. 看護職キャリア支援センターメンバー(プログラム部門)
  2. ラダー研修:看護展開Ⅱ研修「フィジカルアセスメント2」企画・講義
  3. 看護基礎技術研修:「心肺蘇生法」の企画・講義
  4. 研修医向けAHA BLSプロバイダーコース開催
  5. 人工呼吸管理安全対策チームメンバー
  6. 医療機器安全管理部会メンバー
  7. 院内急変時ワーキンググループメンバー
  8. 一般病棟看護師対象勉強会9件

(2)院外活動

  1. 獨協医科大学大学院看護学研究科 非常勤講師
  2. 自治医科大学大学院看護学研究科 非常勤講師
  3. 自治医科大学看護学部 災害学授業 講義
  4. 自治医科大学看護学部 チーム医療論 講義
  5. 大阪府看護協会認定看護師教育課程 集中ケア学科 非常勤講師
  6. 日本集中治療医学会 評議委員および査読員
  7. 日本集中治療医学会関東甲信越支部運営委員会 委員
  8. 日本集中治療医学会看護師将来計画委員会 委員長
  9. 日本集中治療医学会J-PADガイドライン検討委員会 委員
  10. 日本集中治療医学会学術集会あり方検討委員会 委員
  11. 日本クリティカルケア看護学会 評議員および査読員
  12. 日本クリティカルケア看護学会せん妄ケア委員会委員
  13. 日本クリティカルケア看護学会利益相反委員会 委員
  14. 日本呼吸療法医学会理事および査読員
  15. ELNEC-JCC指導者用ガイド改訂メンバー
  16. 栃木栄養サポートナース学校 世話人
  17. 日本手術医学会 教育委員
  18. 日本手術医学会 評議員
  19. 日本麻酔科学会 周術期管理チーム試験問題WGメンバー
  20. 日本小児麻酔学会 評議員
  21. 日本手術看護学会 指名理事
  22. 日本手術看護学会 認定看護師委員会 関東甲信越地区代表
  23. 北関東手術看護研究会 代表
  24. とちぎ手術看護情報交換会役員
  25. 日本臨床救急医学会 評議員
  26. 日本救急看護学会倫理委員会 委員
  27. 日本救急看護学会 評議員および査読員
  28. 日本救急医学会関東地方会 評議員
  29. AHA BLS ファカルティ
  30. JPTEC 地域世話人
  31. 第15回日本クリティカルケア看護学会学術集会 実行委員
  32. 第10回ELNEC-Jクリティカルケアカリキュラム看護師教育プログラム
    自治医大コース(日本集中治療医学会と共催) 開催

(3)実習受け入れ

  1. 東京慈恵会医科大学看護学専攻修士課程クリティカルケア看護専門看護実習Ⅱ
  2. 聖路加国際大学大学院修士課程急性期看護学実習

(4)学会参加

  1. 第21回日本救急看護学会学術集会
  2. 第22回日本臨床救急医学会学術集会
  3. 第33回日本手術看護学会年次大会
  4. 第30回日本手術看護学会関東甲信越地区学会
  5. 第41回日本手術医学会総会
  6. 第15回日本クリティカルケア看護学会学術集会
  7. 第41回日本呼吸療法医学会
  8. 日本集中治療医学会第3回関東甲信越支部学術集会
       計6件(谷島:2件、松沼:3件、福田:1件、茂呂:3件)
  9. (5)研究活動

    1. 研究サポート 10件
    2. 口演発表 2演題

    (6)雑誌等の執筆

    1. 谷島雅子.心拍再開が得られず救急初療で最期を迎える患者の家族の支援, 重症集中ケア,日総研出版.2019;18(3) : 42-46.
    2. 松沼早苗.患者が不安に対処する力・成長を促す「高度実践」,手術看護エキスパート,日総研出版.2019;13(3):7-10.
    3. 福田侑子.ここに注目!PADISガイドライン 不眠の管理.重症集中ケア.2019;18(4):36-42.

7.認定看護師の活動

認定看護師は、「特定の看護分野において、熟練した看護技術及び知識を用いて、水準の高い看護実践のできる認定看護師を社会に送りだすことにより、看護現場における看護ケアの広がりと質の向上を図ること」を目的とした日本看護協会による制度である。認定看護師の役割は、「実践」・「指導」・「相談」の3つであり、各分野と人数は表2に示す通りである。

2019年度は乳がん看護・認知症看護・がん化学療法看護の分野の教育課程を修了した者が3名であった。2019年7月から認定看護師教育に特定行為研修が組み込まれたことを受け、臨床推論力・病態判断力を高めた認定看護師を育成することが今後の課題である。

表2 認定看護師の分野と人数

認定看護師の分野 人数
救急看護 1名
皮膚・排泄ケア 2名
集中ケア 4名
緩和ケア 3名
がん化学療法看護 1名
がん性疼痛看護 2名
感染管理 1名
糖尿病看護 2名
新生児集中ケア 3名
透析看護 1名
手術看護 1名
乳がん看護 1名
摂食・嚥下障害看護 1名
小児救急看護 1名
認知症看護 2名
がん放射線療法看護 1名
慢性心不全看護 1名
合計 28名

1)救急看護

(1)院内活動

  1. 看護基礎技術研修:心肺蘇生法」の企画・講義 6回
  2. 研修医向けAHA BLSプロバイダーコース開催 1回
  3. 救急蘇生法に関する勉強会の実施4件
  4. RRS:院内急変事例の検証84件

(2)院外活動

  1. AHA BLS ファカルティ、JPTEC 地域世話人
  2. 自治医科大学看護学部 災害学 講義
  3. 日本循環器学会主催 市民公開講座 心肺蘇生法講師
  4. メディカル情報サービス主催 看護師教育セミナー講師
  5. 日本救急看護学会倫理委員会 委員
  6. 日本救急看護学会 評議員および査読員
  7. 日本臨床救急医学会 評議員
  8. 日本救急医学会関東地方会 評議員

(3)実習受け入れ

なし

(4)学会参加

  1. 第21回日本救急看護学会学術集会
  2. 第22回日本臨床救急医学会学術集会

(5)研究活動

  1. 研究サポート4件

(6)雑誌等の執筆

2)皮膚・排泄ケア

(1)院内活動

  1. 褥瘡予防ケア 3986件
  2. 褥瘡ハイリスク患者ケア加算算定 3155件
  3. 褥瘡処置 430件
  4. 創傷処置 306件
  5. 瘻孔ケア 23件
  6. 失禁ケア 118件
  7. ストーマケア 784件
  8. ストーマサイトマーキング 99件
  9. ストーマ外来受診患者数 636件
  10. コンサルテーション 957件
  11. 院内勉強会 5件
  12. 褥瘡対策委員会
  13. 褥瘡対策チーム回診
  14. 褥瘡回診(ハイリスク)
  15. 二分脊椎カンファレンス
  16. ストーマ連絡会
  17. 排尿自立支援チーム回診
  18. 経肛門洗腸療法指導
  19. 新人看護職員臨床研修 看護基礎技術研修

(2)院外活動

  1. 日本褥瘡学会評議員
  2. 栃木ストーマリハビリテーション講習会実行委員講師
  3. 栃木ストーマ研究会幹事
  4. 栃木県看護協会「スキンケアの基礎知識」講師
  5. 日本小児排泄・ストーマ・創傷管理研究会世話人
  6. 在宅看護学会ランチョンセミナー講師
  7. 栃木県オストミー協会講習会 講師
  8. メディカルケアサポートセミナーin宇都宮(モルテン株式会社主催)講師
  9. 栃木県排尿障害セミナー講師

(3)実習受け入れ

  1. 看護師特定行為研修生 演習サポート

(4)学会参加

  1. 第37回 日本ストーマ排泄リハビリテーション学会
  2. 第21回 日本褥瘡学会
  3. 第28回 日本創傷・オストミー・失禁管理学会
  4. 第16回 日本褥瘡学会関東甲信越地方会
  5. 第16回 日本フットケア学会
  6. 第49回 日本創傷治癒学会

(5)研究活動

なし

(6)雑誌等の執筆

  1. 角総一郎、太田信子.保険償還できないドレッシング材.月刊ナーシング.学研.2019;vol.39.No8.108-110.

3)集中ケア

(1)院内活動

  1. ラダーⅡAトライ研修 看護展開研修【2】「フィジカルアセスメント2」企画・講義
  2. 院内勉強会講師3件

(2)院外活動

  1. 社団法人 集中ケア認定看護師会 監事
  2. 日本集中治療医学会第3回関東甲信越支部学術集会 教育講演 座長
  3. 栃木栄養サポートナース学校 企画
  4. 栃木県看護協会 看護職員再就業支援研修 講師
  5. 茨城県済生会 常陸大宮済生会病院 救急看護研修 講師

(3)実習受け入れ

なし

(4)学会参加

  1. 日本集中治療医学会第3回関東甲信越支部学術集会

(5)研究活動

研究サポート1件

(6)雑誌等の執筆

  1. 八巻 均.最近の呼吸ケアってどうなってる?看護ができることはなに?エキスパートが提言する最新人工呼吸ケア 人工呼吸中の患者に対する腹臥位人工呼吸療法.ナーシング.2019;39(10):94-97.
  2. 八巻 均.ここに注目!PADISガイドライン 不動化の管理.重症集中ケア.2019;18(4):29-35.

4)緩和ケア

(1)院内活動

  1. 緩和ケアリンクナース勉強会5回
  2. 緩和ケアチーム看護師活動
  3. 緩和ケアに関する部署のカンファレンスへの参加3件

(2)院外活動

  1. 「第23回 日本在宅ホスピス協会全国大会in宇都宮」企画・運営準備

(3)実習受け入れ

  1. 岩手医科大学附属病院高度看護研修センター緩和ケア認定看護師教育課程臨地実習

(4)学会参加 

  1. 第24回日本緩和医療学会
  2. 第34回日本がん看護学会
  3. 第43回日本死の臨床学会
  4. 第22回日本在宅ホスピス協会全国大会

(5)研究活動

なし

(6)雑誌等の執筆

なし

5)がん化学療法看護

(1)院内活動

  1. 7部署の病棟の回診週1回
  2. 「がん患者と家族のためのサロン虹」参加 9回
  3. 「がんを持つ親の子どもへのサポートグループ(CLIMB®プログラム)」参加2回
  4. 緩和ケアリンクナース勉強会 講師 (「疼痛緩和」2回シリーズ)
  5. 院内勉強会 講師 (「疼痛緩和」「非薬物的症状緩和」「小型シリンジポンプ」「意思決定支援」「オピオイドスイッチング・換算」)5件

(2)院外活動

なし

(3)実習受け入れ

  1. 岩手医科大学附属病院高度看護研修センター緩和ケア認定看護師教育課程臨地実習

(4)学会参加

  1. 第24回日本緩和医療学会

(5)研究活動

なし

(6)雑誌等の執筆

なし

6)感染管理

(1)院内活動

  1. 新人看護職臨床研修 看護基礎技術研修 講師 1回
  2. レジデント研修 講師1回
  3. 感染対策コンサルテーション200件
  4. リンクスタッフ会企画・開催月1回
  5. リンクスタッフ会ミニ勉強会の実施5回
  6. 各部署からの依頼の勉強会の実施 4回

(2)院外活動

  1. TRICK世話人
  2. 日本感染管理ベストプラティス"Saizen"研究会アドバイザー
  3. 日本小児総合医療施設協議会 感染管理ネットワーク委員
  4. 日本小児総合医療施設協議会 感染管理ネットワークで震災時リーフレット作成

(3)実習受け入れ 

なし

(4)学会参加

  1. 第35回日本環境感染学会学術集会

(5)研究活動

なし

(6)雑誌等の執筆

メディカ出版,インフェクションコントロール「多剤耐性菌患者:病室の環境整備」投稿中

7)糖尿病看護

(1)院内活動

  1. 在宅療養支援(注射・血糖自己測定含む)927件
  2. フットケア実施77件
  3. 家族ケア10件
  4. 外来CGM実施(FGM含む)17件
  5. コンサルテーション21件
  6. 新人看護職臨床研修 看護基礎技術研修 講師
  7. 新入職レジデント集合研修「インスリン」
  8. NSTアドバンスコース「臨床に活かす血糖管理ケア」 講師
  9. 院内勉強会講師2件
  10. 糖尿病患者対象患者会 やしお会 講師

(2)院外活動

  1. 栃木県糖尿病療養指導士講習会 講師
  2. 栃木県糖尿病看護実践力開発セミナー 企画・運営・ファシリテーター
  3. とちぎ糖尿病医療スタッフの会 研修会の企画と運営
  4. 栃木県立衛生福祉大学校 非常勤講
  5. 自治医科大学看護学部 非常勤講師
  6. 安足健康福祉センター 糖尿病重症化予防に関する専門家派遣事業 講師
  7. 栃木小児糖尿病サマーキャンプ
  8. 糖尿病週間事業 無料糖尿病相談会
  9. Diabetes Lecture Meeting 講師
  10. アボット株式会社 社内レクチャー 講師

(3)実習受け入れ

なし

(4)学会参加

  1. 第62回日本糖尿病学会
  2. 第24回日本糖尿病教育・看護学会

(5)研究活動

なし

(6)雑誌等の執筆

なし

8)新生児集中ケア

(1)院内活動

  1. ディベロップメンタルケアに関する実践及びコンサルテーション対応25件
  2. 体温管理事例検討会開催5回
  3. 家族支援に関連するロールプレイの開催4回
  4. 勉強会開催(ディベロップメンタルケア、NICUの赤ちゃん)4回
  5. NCPR Aコース インストラクター3回
  6. NCPR Sコース インストラクター3回
  7. 新生児室・体温プローブの導入
  8. 新生児室・急変時シミュレーション
  9. GCU光環境に関する支援

(2)院外活動

  1. 自治医科大学看護学部 周産期実践看護学Ⅱ 講師
  2. 晃陽看護栄養専門学校 新生児・乳幼児の生理と病態 講師
  3. マロニエ医療福祉専門学校 小児看護 講師

(3)実習受け入れ

なし

(4)学会参加

  1. 第29回日本新生児看護学会学術集会
  2. 第22回新生児呼吸療法・モニタリングフォーラム
  3. 第50回日本看護学会在宅看護学術集会
  4. 第8回日本タッチケア学会
  5. 2019年固定チームナーシング全国研究集会
  6. 第43回ハイリスク新生児フォローアップ研究会

(5)研究活動

  1. 第10回国際新生児看護学会示説発表

(6)雑誌等の執筆

  1. 八木橋千恵.呼吸管理中のケア 気管吸引,周産期医学.2019, 49(4).

9)透析看護

(1)院内活動

  1. 腎臓病教室・とちまめ会運営 保存期10回
    腎代替療法選択12回
  2. 腎臓内科入院患者を対象とした慢性腎臓病保存期集団指導12回
  3. 医師の依頼を受けた療法選択支援3件

(2)院外活動

  1. 茨城県結城看護専門学校 「成人看護学援助論Ⅳ(体液調整)」講師
  2. 自治医科大学附属病院看護学部 「チーム医療の実際」講師

(3)実習受け入れ

  1. 透析医療従事職員研修 見学実習
  2. 茨城県結城看護専門学校 透析室見学実習
  3. 国際医療福祉大学 成人看護学実習 透析室見学実習

(4)学会参加

  1. 第42回栃木県透析医学会

(5)研究活動

  1. 第64回日本透析医学会学術集会 口演

(6)雑誌等の執筆

なし

10)手術看護

(1)院内活動

  1. 院内研修 企画・運営
  2. 術前麻酔外来 チームメンバー

(2)院外活動

  1. 座長
    ・第33回 日本手術看護学会年次大会 認定看護師実践報告会
  2. 講師・パネリスト
    ・第41回 日本手術医学会総会 ガイドラインセッション
    ・腹腔鏡手術看護セミナー

(3)実習受け入れ

なし

(4)学会参加

  1. 第41回日本手術医学会総会
  2. 日本手術看護学会関東甲信越地区

(5)研究活動

  1. 第33回 日本手術看護学会年次大会 口演2件(共同演者)
  2. 第21回 日本救急看護学会学術集会 口演1件(共同演者)
  3. 研究サポート3件

(6)雑誌等の執筆

  1. 松沼早苗.患者が不安に対処する力・成長を促す「高度実践」,手術看護エキスパート,日総研出版.2019;13(3):7-10.

11)乳がん看護

(1)院内活動

  1. 患者会「ピンクリボン桜の会」世話人
  2. 患者支援
    告知時支援 4件
    意思決定支援 10件
    治療継続支援 14件
    ボディ変容の支援 64件
    リンパ浮腫支援 163件
    家族支援 1件
    在宅療養支援 12件
    電話相談 8件
  3. 他職種からの相談・指導 10件

(2)院外活動

  1. 栃木BCN 研究会 世話人
  2. リレーフォーライフ栃木 啓蒙活動
  3. 看護学部講義(がん看護学)講義

(3)実習受け入れ

なし

(4)学会参加

  1. 第27回乳癌学会学術総会

(5)研究活動

なし

(6)雑誌等の執筆

なし

12)摂食・嚥下障害看護

(1)院内活動

  1. 嚥下スクリーニング 3件
  2. 口腔ケア関連 113件
  3. 嚥下リハビリ支援 34件
  4. 栄養管理 4件
  5. 家族ケア 2件
  6. 意思決定支援 20件
  7. 在宅療養支援 10件
  8. 嚥下チームカンファレンス 17回
  9. 院内勉強会講師 (看護補助員研修会、NSTアドバンスコース)2件
  10. がん患者指導管理料1 10件取得

(2)院外活動

  1. 第33回栃木県看護大会 まちの保健室 講師
  2. 2019年度 訪問看護師養成講習会 講師
  3. 日本口腔看護研究会 第4回 栃木地区セミナー 講師
  4. 2019年度 栃木県歯科衛生士会 第2回生涯研修会 講師
  5. 2019年 難病医療生活講演会 講師
  6. 2019年度 栃木県栄養士会 第4回生涯教育研修会 講師

(3)実習受け入れ

  1. 群馬パース大学看護実践教育センター認定看護師教育課程摂食・嚥下障害看護臨地実習

(4)学会参加

  1. 第25回日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会

(5)研究活動

なし

(6)雑誌等の執筆

なし

13)小児救急看護

(1)院内活動

  1. 実践(小児集中治療部内における急性期ケア、家族ケア、成長発達支援)265件
  2. 新人看護臨床研修 看護基礎技術研修 「心肺蘇生法」インストラクター
  3. 急変予測に関する院内勉強会の実施 4回
  4. 小児一次救命処置・AED使用に関する勉強会 4回
  5. 小児集中治療部におけるシミュレーション教育への指導、助言 3回
  6. 小児二次救命処置に関する勉強会 講師 1回
  7. 院内トリアージ、電話トリアージに関する勉強会講師 1回

(2)院外活動

  1. 保育施設において小児一次救命処置方法と急病時の対応について指導(宇都宮市 二葉幼児園)
  2. PEARSプロバイダーコース インストラクター活動

(3)実習受け入れ

なし

(4)学会参加

  1. 第33回日本小児救急医学会学術集会
  2. 第27回小児集中治療ワークショップ

(5)研究活動

なし

(6)雑誌等の執筆

なし

14)認知症看護

(1)院内活動

  1. 看護実践
    ・安心できる環境作り、フィジカルアセスメントと症状緩和、せん妄、BPSDの予防と悪化予防ケア、もてる力を生かした日常生活活動支援など
  2. 精神科リエゾンチームに依頼のあった患者の支援:週1回 対象患者94名
  3. 講義・勉強会 6回

(2)院外活動

  1. 自自治医科大学看護学部精神看護学 講師
  2. 地域社会振興財団中央研修会 第47回看護師研修会 講師
  3. H31年度栃木県看護職員認知症対応力向上研修講師

(3)実習受け入れ

  1. 獨協医科大学SDセンター 認知症看護認定看護師教育課程

(4)学会参加

  1. 第20回日本認知症ケア学会

(5)研究活動 

  1. 第50回日本看護学会在宅看護学術集会口演1件

(6)雑誌等の執筆

なし

15)がん放射線療法看護

(1)院内活動

  1. 看護実践(オリエンテーション、有害事象ケア、意思決定支援、治療継続支援・リンパ浮腫ケア、電話相談):1003件
    がん患者指導管理料1:198件取得
  2. 有害事象ケア、リンパ浮腫ケアについての相談対応と指導:46件
  3. カンファレンス参加(放射線治療計画カンファレンス、放射線科・耳鼻科合同カンファレンス、放射線科・口腔外科合同カンファレンス、口腔外科病棟多職種カンファレンス、キャンサーボードカンファレンス、耳鼻科病棟放射線療法看護カンファレンス)
  4. 院内教育活動
    ・放射線治療見学会 3回
    ・放射線治療勉強会3回

(2)院外活動

  1. 自治医科大学看護学部「チーム医療論」 講義
  2. 東京医療保健大学がん放射線療法看護認定看護師教育課程講師
  3. 栃木アピアランスケア研究会 講師
  4. 頭頸部癌ハンズオンセミナーin 新潟 講師
  5. 第1回テルモ栃木リンパ浮腫セミナー 講師

(3)実習受け入れ

  1. 国立がん研究センター東病院がん放射線療法看護認定看護師教育課程臨地実習
  2. 自治医科大学看護学部成人看護学統合実習 外来看護見学実習

(4)学会参加

  1. 第32回日本放射線腫瘍学会学術大会
  2. 第34回日本がん看護学会学術集会
  3. 第21回日本放射線腫瘍学会小線源治療部会

(5)研究活動 

  1. 研究サポート1件

(6)雑誌等の執筆

  1. 森 貴子.5章 同時化学放射線療法Q&A.保存版 目的・流れ・ポイントが症例&ビジュアルでスゴわかり まるごとがん放射線療法とケアQ&A 外来・病棟・訪問看護師必携.YORi-SOUがんナーシング.第9巻4号.株式会社 メディカ出版;2019.44-52.

16)慢性心不全看護

(1)院内活動

  1. 循環器センターでの看護実践
    支援件数(心不全患者の身体および認知・精神機能のアセスメント、心不全増悪因子の評価とモニタリング、症状緩和のためのマネジメント、QOL向上のための療養生活行動支援、対象特性と心不全の病態に応じた生活調整、患者・家族の権利を擁護した意思決定支援の実践など)68件
  2. 他部署での看護実践
    相談件数2件
  3. 心不全教室 企画・運営
  4. 心不全医療チームによるカンファレンスの実施 週1回
  5. 重症心不全治療部カンファレンスの実施 週1回
  6. 院内勉強会講師 1件

(2)院外活動

  1. 栃木心不全看護研究会会員
  2. 第1回栃木心不全看護研修会開催

(3)実習受け入れ

なし

(4)学会参加

  1. 第23回日本心不全学会学術集会

(5)研究

  1. 第16回日本循環器看護学会学術集会 共同研究発表 1件

(6)雑誌等の執筆

なし

8.看護部の重点課題に対する取り組みの経過と今後の課題

2019年度も看護部の重点課題についてBSCを活用して取り組んだ。主な項目についての経過は以下のとおりである。

(1)顧客満足度の向上

  1. 患者満足度の向上
    患者満足度調査は病院として年1回実施している。入院患者への実施は2019年11月11日~15日までで、入院患者の満足度調査回収数は544件(本院477件、子ども67件)であった。外来患者への実施は2019年10月10日で、外来患者の回収数は1194件(本院1032件、子ども162件)であった。
    「看護師の対応」の結果、満足の割合は<入院>成人系:87.9%(前年度84.2%) 子ども:78.1%(前年度85.2%)、<外来>成人系:70.0%(前年度71.0%) 子ども:84.1%(前年度71.8%)であった。 「看護補助員の対応」の結果では、<入院>成人系:83.0%(前年度77.4%) 子ども:71.7%(前年度81.5%)であった。
    看護師の対応項目別の前年度との比較では、本院入院は①挨拶や身だしなみ(+4.8%)、②不安や心配事の相談(+5.0%)、③話しかけやすさ(+3.0%)、④看護師の看護行為(+3.1%)⑤看護師の態度(+4.1%)、⑥検査や処置の説明(+3.2%)、⑦ナースコールへの対応(+2.8%)であった。7項目中すべてが上昇した。<入院>子どもでは逆にすべての項目が低下した。
    子ども外来は①挨拶や身だしなみ(+10.1%)、②不安や心配事の対応(+11.4%)、③話しかけやすさ(+9.4%)、④看護師の看護行為(+14.4%)、⑤看護師の態度(+16.2%)で、5項目すべてが上昇した。本院外来では③話しかけやすさ(+0.7%)以外、4項目が低下した。
    看護職員に対して患者満足度調査結果についてのフィードバックが不足し、十分な対応ができなかった。次年度は最重要課題として取り組み、対応していく。
  2. 職員満足度の向上
    職員満足度調査は毎年看護部独自で実施している。2020年1月に実施した結果を各部署で分析し、改善策を立案し取り組んだ。
    2019年度は1,221名から回答が得られ、回収率は95.1%。総合満足度は4段階評価で2.76と向上し、他大学平均2.64より高く、前年度より0.01上回っている。
    今年度目標値である総合満足度:2.71以上、仕事量が適切:2.4以上、休日休暇の取得:2.3以上、組織風土・人間関係項目:2.87以上は達成できた。各看護師長が「ヘルシーワークプレイス」を意識して取り組んだことが「仕事量が適切」や「休日・休暇の取得」の結果に反映していると考える。
    多様性が拡大し、社会情勢の変化が激しい中でいかに現場の意見吸い上げていくか、が課題である。組織全体に関わることはタイムリーに改正できないこともあるが、速やかに対応していけるように心がけたい。

(2)病院経営への貢献

病床稼働率の目標は全体で88%以上であった。病床稼働率3月末時点で、7対1病棟:91.8%(平均在院日数11.8日)、子ども一般:73.3%、緩和ケア病棟:51.9%、特定病床:NICU81.6%、MFICU85.6% PICU83.1%、CCU99.7%、EMC83.8%、ICU77.9%、HCU79.5%であった。

成人系一般病棟では病床の効率的な活用の観点から眼科病床数増加、循環器病床数増加、内分泌代謝科病棟の移転を行った。

2019年度は一般病棟で入院基本料7対1、看護職員夜間12対1配置加算取得を維持した。これは一般病棟配属の時短者24名中17名(70.8%)が夜勤に協力していることも大きい。特定病床についても計画的な看護師の配置調整を行い、病床を削減することなく稼働病床を維持した。

新規加算では一般病棟に夜勤専従の看護補助員を配置し、看護補助体制加算夜間配置100対1を取得した。

(3)質の高い看護の提供

質の高い看護の提供では、「患者の安全の確保」、「看護の質の可視化」、「看護職員の確保」、「人材の活用」、「看護師の負担軽減」を柱に取り組んだ。

  1. 患者の安全の確保
    2019年4月から2020年2月までのインシデント分類影響レベルⅢ以上のインシデントは266件であった。昨年度より3件増えている。看護職からの報告(3A以上)で最も多かった内容は、ドレーン・チューブ類の使用管理に関するもの(119件)、ついで、与薬(注射・点滴)(50件)であった。
    3年目以下のインシデント分類影響レベルⅢ以下の報告は1年未満14名、2年目19名、3年目18名で全体の24%であった。
    看護部安全推進委員会の各部署連絡員のレポート最終評価では、目標達成ができた部署は20部署(全38部署中37部署回収)であった。目標達成ができなかった部署もインシデントの原因分析を行い対応することはできていた。
    全スタッフを対象にKYTの実施を継続した。実施したKYTの内容は、委員会で確認後、効果の有用性について各部署へフィードバックし、安全に対する意識が向上していることを確認した。
  2. 看護の質の可視化
    看護の質の可視化では、固定チームのチーム目標の達成、意思決定支援の実施、患者アウトカムの達成、成果指標達成を柱に取り組んだ。
    固定チーム目標達成状況は37部署中34部署が100%~80%の達成状況であった。意思決定支援は年度途中からIC同席基準がQSセンターから提示され、その基準に沿った対応が3月となったため周知するに留まった。「理解・納得状況の確認」では記録の質が問われている。理解納得状況の記録の監査を実施し、質を高める支援を行う。
  3. 看護職員の確保
    看護師の確保に関しては、「看護職募集広報活動ワーキンググループ」の活動により、順調な応募数があり、過去最高の222名の応募があった。学生の就職活動時期が早まっているため、年度の早期から病院合同説明会への参加、当院での病院見学会の実施、インターンシップの開催、学校での説明会への参加をした。
    病院合同説明会20回、学校説明会4校、インターンシップ18回参加者419名であった。応募者総数222人・受験者213人・内定者111人であった。採用予定者を早い時期に確保できたため、採用面接を7月後半分から中止とした。
    2019年度の退職者は117人であった。主な退職理由は結婚31人(26%)能力不足17(14%)転職16(14%)県外転居15(13%)メンタル12(10%)育児10(8%)介護9(8%)身体的・労働環境不満・キャリアアップが各2人(2%)県内転居1人(1%)であった。
    職場環境を主な理由とした退職は0人であり、目標達成した。今後も離職防止や人材確保に努めることが重要である。
  4. 人材の活用
    人材活用では、看護師特定行為研修修了者(以下、特定行為看護師)の活用体制を整え、2020年3月までに実際に活動している者は17名、行為別手順書は21行為となった。
    実践可能な特定看護師の活動は、毎月のスケジュールを決め、活動日を確保することを継続するとともに、病棟から対象患者となる患者を報告してもらうことも開始し、実践件数の増加につながったと考える。
    しかし、特定行為看護師活動は医師のタスクシフトを担うための目的もあるが、医師からの実施依頼がなく、診療代表者会議や病院運営審議会、病院執行部会議等の会議で特定行為看護師の活動について周知しているが、医師サイドに特定行為看護師のことが浸透していない状況もある。特定行為看護師の活動をさらに臨床で勤務する医師へ周知する方法を検討する。
  5. 看護師の負担軽減
    今年度の看護師の負担軽減策としては、看護補助員の業務拡大、効率的な部署間応援体制の構築、検査技師による入院患者採血拡大、看護業務手順の見直し(排泄ケア)等に取り組んだ。
    看護補助員の研修として「姿勢を保つ」「食事介助」「口腔ケア」の研修を実施し、18部署中15部署において看護補助員の業務拡大が図れた。退職等が多く、看護補助員の定着が課題である。
    部署間応援では、応援要請側で簡潔に情報を伝えられることと、担当者を明確にすることを目的に看護業務委員会で「部署間応援シート」を作成した。試用後、3月に完成した。日勤時間帯応援時間総数13,296時間1分、夜間時間帯3,050時間4分であった。
    検査技師による入院患者採血拡大については、4W病棟の4月から2月の臨床検査技師による朝の採血の実施率が、月平均235件/481件、49%であった。
    入院患者の午後の臨床検査技師による採血について20名まで可能ということで、看護業務委員会で対象患者数の調査をしたが実施には至らなかった。
    看護師による血液培養(静脈血)採血件数は、10月から2月に715件(34.6%)であった。
    11月より6B病棟で、病棟薬剤師による退院薬の服薬指導が開始となった。
    看護業務手順の見直し(排泄ケア)では、ユニ・チャームの「TENA」(オムツ)、「ライフリー」、花王の「リリーフ」(オムツとライナー)の製品を比較するためにトライアルを実施した。「TENA」(オムツ)は1枚が高価であり、ドラッグストアで購入できないことから導入しないこととした。花王の「リリーフ」は吸収性、尿の消臭効果が高い製品であり、オムツ交換回数が減らせ、患者の夜間睡眠時間の確保、看護師の業務改善が図れると評価した。ユニ・チャームの「ライフリー」のトライアルを3月に予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大により、中止になったため、新たな製品での排泄ケアの実施には至らなかった。
  6. 看護人材の育成
    「災害対策学習会」「看護必要度勉強会」「倫理事例検討会」を行なった。「災害対策学習会」は、安全活動推進委員会、「看護必要度勉強会」は看護情報システム委員会が対応した。「倫理事例検討会」は各部署で行っているが、看護職員一人ひとりの看護倫理の醸成に不可欠であり、今後も継続していく必要があると考えている。
    特定行為看護師については、2019年度は新規、再入講受講者合計11名となった。2020年度4月期は新規7名、受講区分追加4名、再入構者1名であり、附属病院が推進している「外科パーケーッジ」に2名、新たに開設された「術中麻酔管理領域パーケーッジ」に2名受講となった。2019年度10月期と2020年度4月期の新規、再入講者は合計15名であり、目標達成率は75%となった。
    認定看護師の確保では、2020年受講希望者確保:各分野1名以上(皮膚排泄ケア、感染管理、認知症看護、摂食嚥下看護、がん放射線看護、手術看護)を目標とした。2020年度4月に日本看護協会の感染看護認定看護師教育機関へ1名入講が決定した。また、2020年度に手術看護認定看護師に1名が希望し準備を進めている。他の4領域についての希望者はいない。
    他にラダーⅣ修了支援や看護研究の支援、看護管理者の育成のためマネジメントラダーを構築する等の活動を行った。

9.看護部教育実績

1)看護職の教育

看護職の院内研修は、看護部の教育方針のもと、看護職キャリア支援センターにおけるラダー研修プログラムに沿って実施した。

主任看護師研修会では、人材育成能力や看護実践の向上を目標とした研修を企画し、隔月で6回開催した。研修内容は、主任看護師としての看護倫理力、看護研究など人材育成のための取り組みを企画して活動し、中間で進捗状況の情報交換、最終で活動のまとめの発表を行い、学びを共有した。(表3参照)

表3 主任看護師研修会実施状況

  日程 参加者 テーマ 目的 目標
第1回 5月20日(金) 78名 倫理的視点を深めよう 主任看護師として、倫理的問題を明確にし、看護実践を考えることができる。 事例を通して倫理的問題を明確にし、主任看護師としての役割行動を見出せる。
第2回 7月12日(金) 78名 自己課題に対する取り組みについて 自部署および自己課題に対する取り組みを行い、主任看護師としての実践能力を高める。 自己課題に対する取り組みをグループワークで共有し、実践に繋げることができる。
第3回 9月12日(金) 70名 看護研究について 主任看護師として、部署で取り組む看護研究の指導ができる。 1)看護研究におけるクリティークの意味と方法が理解できる。
2)クリティークを通して部署の看護研究における指導や支援方法がわかる。
第4回 11月8日(金) 74名 ラダーⅡB研修 看護倫理研修【2】について 主任看護師として、倫理的行動力の高い人材育成に必要なスキルを身につけ、部署での人材育成に活かすことができる。 1)ラダーⅡBに求められる看護倫理力とその評価の視点が理解できる。
2)ラダーⅡB研修 看護倫理研修【2】のレポート評価ができる。
第5回 1月10日(金) 76名 自己課題についてグループワークでの情報共有・発表 主任看護師としての看護実践能力を高める。 自己課題に対する実践内容をグループワーク・ポスターセッションで共有し、新たな視点での改善策を見出し、今後の活動に繋げることができる。
第6回 3月13日(金) 78名 自己課題についてグループで発表 主任看護師としての看護実践能力を高める。 成果報告を通して、自分の活動を振り返り、新たな視点で活動を見出すことができる。
新主任
看護師
研修会
5月10日(金) 4名 主任看護師の役割 主任看護師としての役割を理解する。 1)主任看護師に期待されていることについて理解する。
2)看護部組織における主任看護師の役割について理解する。

また、2019年度に主任看護師に昇任した4名を対象として、新主任看護師研修会を5月に実施した。看護部長からの「主任看護師としての役割について」の講話後にグループワークを行い、各自が主任看護師の役割を認識でき、自己の課題を考える機会となった。

看護師長研修会は、看護部の重点目標を達成するために「ヘルシーワークプレイスの実現と看護管理者としての質を高める」を年間目標とし、隔月で6回開催した。 (表4参照)

日本看護協会のインターネット配信研修を活用し、ヘルシーワークプレイスについての理解を深めた。また、日本看護協会のマネジメントラダーを理解するための研修会や人材育成に関する研修会をとおして、看護師長としての自己課題を明確にし、年間を通して取り組んだ各人の成果を発表した。お互いの活動内容を共有することで、相互に刺激し合い、看護管理者として高め合える良い機会となった。

看護部講演会は、附属病院の教育・研修委員会との共同開催として、「接遇研修:自分をプロデュース<4分2秒の印象戦略>」というテーマで行った。多職種を含め、参加者は384名であり、終了後のアンケートでは「満足」が70.9%と好評価を得た。

表4 看護師長研修会実施状況

  日程 参加者 テーマ 目的 目標
第1回 5月16日(木) 41名 ヘルシーワークプレイスについて 看護管理者として健康で安全な職場環境をつくる ヘルシーワークプレイスを理解し、今年度の活動に役立てる
第2回 7月18日(木) 42名 看護管理者のマネジメントラダーについて 看護管理者としての必要な能力を身につける 1)自部署の看護管理を実践するために、看護管理者のマネジメントラダーが理解できる
2)看護師長としての自己課題を見出すことができる
第3回 9月19日(木) 41名 マネジメント研修【1】の評価について 看護管理者として、人材育成能力を向上させる 1)マネジメント研修【1】&実践教育研修【1】の評価の視点を理解できる
2)マネジメント研修【1】&実践教育研修【1】の評価ができる
第4回 11月21日(木) 41名 自己課題の取り組みについて中間評価 看護管理者としての必要な能力を身につける 情報交換を行い、自身の取り組みに活かすことができる
第5回 1月16日(木) 41名 マネジメントラダーの活用 看護管理者として、主任・スタッフを育成する 1)看護管理者のマネジメントラダー「Ⅰ」について理解できる。
2)主任・スタッフが、看護管理者のマネジメントラダー「Ⅰ」の能力を身につけるために、師長としての関わりを考える。
第6回 3月19日(木) 42名 成果発表 看護管理者としての必要な能力を身につける 自己の取り組みを評価し今後の課題を明確にする。

2)認定看護師の育成

今年度は、「認知症看護」「乳がん看護」「がん化学療法看護」の3領域で1名ずつ認定看護師資格取得ができた。「感染管理」については、2020年度に1名の受講が決定した。また、「手術看護」についても1名が、受講準備を進めている。日本看護協会の認定看護師教育課程のカリキュラムも整備されたため、今後は、当院の役割と機能から必要と考える認定看護師を十分に協議し、中長期的な計画のもとで養成していく。

3)認定看護管理者の育成

今年度は認定看護管理者研修【ファーストレベル】を8名、【セカンドレベル】を5名、【サードレベル】を2名が受講した。現在ファーストレベル修了者は108名、セカンドレベル修了者は56名、サードレベル修了者は12名、認定看護管理者は9名である。今後も計画的に認定看護管理者研修の受講を支援していく。

4)臨床実習の教育体制

本大学の看護学生に加えて、他校の看護学生・医療保育学生の臨床実習指導を例年同様に受け入れた。

認定看護師教育課程の実習では、「緩和ケア」1校、「認知症看護」1校、「がん放射線治療看護」1校、新たに「摂食・嚥下障害看護」1校を受け入れ、合計4校の実習を受け入れた。また、専門看護師教育課程の「クリティカル」「小児看護」「老年看護」の領域において他大学院生の実習を受け入れた。院内全体で通年を通して臨床教育の指導に貢献している。(表5参照)

表5 実習受け入れ実績

学校名 日数 人数
1 栃木県衛生福祉大学校(小児・母性) 23 35
2 栃木県県南高等看護専門学院(小児) 12 10
3 国際医療福祉大学(母性・慢性期・急性期) 71 42
4 国際医療福祉大学(統合実習) 12 7
5 マロニエ医療福祉専門学校(助産科) 8 16
6 マロニエ医療福祉専門学校(通信制) 6 6
7 足利大学(小児) 8 12
8 茨城県結城看護専門学校 1 40
9 東京慈恵会医科大学 32 4
10 順天堂大学大学院 1 1
11 獨協医科大学看護学部(老年期) 7 1
12 岩手医科大学附属病院高度看護研修センター(緩和ケア) 20 2
13 聖路加国際大学看護研究科(クリティカル看護学) 15 1
14 国立がんセンター東病院(がん放射線看護認定看護師) 20 2
15 群馬パース大学看護実践教育センター(摂食・嚥下障害看護認定) 23 2
16 獨協大学SDセンター(認知症看護認定看護師) 19 2
17 東京家政大学(子ども支援学科) 2 40
18 東京家政大学(児童学科) 4 40
19 栃木県医療的ケア児等コーディネーター養成研修 1 12
合計 285 275

5)看護師特定行為研修

今年度は4月期に新規5名、10月期に新規3名、行為の追加受講者5名が入校した。研修修了生も29名となり、臨床での行為実施促進のための環境と体制の整備により、実践件数は大幅に伸びてきている。引き続き計画的に受講者を確保するとともに、積極的な活動に向けて支援していく。

10.院外への講師派遣

看護師養成機関7施設からの依頼により、看護部職員を講師として派遣し、看護基礎教育に協力した。(表6参照)また、看護協会関係や県内外の医療機関、行政機関からの依頼を受け県内外幅広く看護職の教育や、制度・体制構築等に貢献した。

表6 院外講師派遣の実績

学校名 人数
1 栃木県立衛生福祉大学校(本校・専科) 14
2 栃木県県南高等看護学院 1
3 マロニエ医療福祉専門学校 3
4 茨城結城看護専門学校 5
5 日本保健医療大学 1
6 晃陽栄養専門学校 3
合計 27

11.学会・研究会および院外研修会の参加実績

2019年度の学会・研究会および院外研修への参加数は、243件、607名、延べ1343名である。自部署の診療・看護に関するものや、自己のキャリアアップ、看護管理に関することなど幅広い領域の研修会へ参加する看護職員が増えている。また、院外の学術集会や研究会などへの演題発表は49演題と昨年より増加している。今後もより多くの看護職員が看護研究に取り組めるよう支援していくことが課題である。

12.過去実績