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リハビリテーションセンター(リハビリテーション科)【アニュアルレポート】

1.スタッフ(2022年4月1日現在)

【医師】

センター長 (教授) 森田 光哉
医師 (教授) 竹下 克志
(講師) 中嶋  剛
小森 孝洋
飯島 裕生
(病院講師) 直井 為任
(病院助教) 山本奈津子
(レジデント) 近藤 総一(派遣中)

【子ども医療センター】

部長 (教授) 渡邉 英明
医師 (助教) 桒島 真理

【診療担当医師】

心大血管疾患 小森 孝洋
脳血管・運動器・呼吸器 森田 光哉
中嶋  剛
直井 為任
飯島 裕生
山本奈津子
渡邉 英明
桒島 真理

【療法士】

室長 南雲 光則
室長補佐 黒渕 永寿
川合 直美
主任理学療法士 大澤かおる
関根 利江
橋本 和子
主任作業療法士 玉野  彩
主任言語聴覚士 金子弥栄子
専任理学療法士 寺門 大輔
中川 泰宏
専任作業療法士 牡鹿  実
理学療法士 24名
作業療法士 10名
言語聴覚士 6名

【事務】

受付事務 2名(交代勤務)

2.対象疾患・治療種目

【理学療法】

理学療法は、日常生活に何らかの支障をきたす全ての疾病を対象にしている。主な疾患は、脳血管障害(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など)による半身麻痺、四肢麻痺など、脊髄疾患(脊髄損傷、脊髄腫瘍による)、切断(糖尿病、外傷、腫瘍等による)、骨折、骨関節疾患(変形性関節症、関節リウマチ、靱帯損傷など)、神経筋疾患(パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、脊髄小脳変性症など)、呼吸器疾患、循環器疾患である。理学療法士は、医師の指示のもと、評価に基づいた適切な治療法を組み合わせ、早期のADL獲得と社会復帰を目標としている。

【作業療法】

小児から高齢者まで生活に障害を持つすべての人にかかわり、訓練、治療を行っている。代表的な疾患は、脳血管障害、脊髄損傷、慢性関節リウマチ、パーキンソン病、外傷、骨折、脳性麻痺、筋ジストロフィー、ダウン症、発達障害などである。

【言語聴覚療法】

ほとんど全ての言語障害に対応、必要な言語リハビリ(言語訓練、指導、相談)を行っている。代表的な言語障害には、聴覚障害(難聴)、言語発達遅滞(ことばの遅れ:精神遅滞、ASDなどの発達障害に伴うものを含め)、機能的構音障害(発音の困難)、口蓋裂に伴う言語障害(構音障害)、脳性麻痺に伴う言語障害(構音障害)、吃音(どもり)、失語症(脳梗塞、頭部外傷などによる)、運動障害性構音障害および嚥下障害(脳疾患、神経疾患など)、音声障害(発声障害)である。

3.リハビリテーションセンターの特徴

【理学療法】

理学療法では、多種多様な疾病、障害に対応できるよう、骨関節・神経・呼吸・循環・がん総合・発達のチームを組んで診療している。

麻痺・筋力低下・関節拘縮といった機能障害の改善だけではなく、ADL自立に向けた、早期離床の促進、基本的動作の獲得、障害を克服して生活するための精神・心理的サポート、医師・看護師等とのカンファレンスを行なうなど多職種での連携を図り、患者の生活再建・生活支援を主な業務としている。

心大血管リハビリテーションは、月・水・金の午後、心リハ専任医師の直接監視下で、専従理学療法士が実施している。心筋梗塞・心不全・心臓血管外科手術後などの入院患者のみならず、退院後の患者についても指導・加療している。

【作業療法】

作業療法部門では、病気や事故により障害を負った方々や発達時期に障害を受けた子どもたちに対して、いろいろな作業活動(遊びも含め)を利用し、日常生活動作や社会適応能力回復のための訓練、治療を行っている。また、たとえ障害があっても家庭や学校、職場、社会で生活できるように指導、援助も行っている。

【言語聴覚療法】

言語障害の様相は個々の言語障害内でも多様であり、個々の対象児・者の言語症状に合わせた言語リハビリテーションに努めている。また、小児科、耳鼻咽喉科、口腔外科、脳神経内科などと連携を図っている。

認定施設

リハビリテーション医学会認定施設

認定医・専門医

リハビリテーション医学会臨床認定医

  • 森田 光哉(指導医・専門医)
  • 中嶋  剛(専門医)
  • 桒島 真理(専門医)
  • 直井 為任(専門医)
  • 近藤 総一(専門医)

専門理学療法士

  • 川合 直美(運動器)
  • 大澤かおる(内部障害)

認定理学療法士

  • 南雲 光則(地域)
  • 関根 利江(呼吸)
  • 福田 崇法(運動器)
  • 橋本 和子(脳卒中)
  • 濱田 佳祐(脳卒中)
  • 中川 泰宏(循環)
  • 大橋麻納美(発達)
  • 沢田 恵子(循環)

認定作業療法士

  • 黒渕 永寿

認定言語聴覚士

  • 金子弥栄子(言語発達障害)
  • 冨樫 結香(摂食嚥下障害)

4.実績・クリニカルインディケーター

2021年(2021/1/1~2021/12/31)のリハビリテーション科取り扱い患者数・単位数は、以下の通りである。

【2021年診療実績】

理学療法 作業療法 言語聴覚療法
患者数 単位数 患者数 単位数 患者数 単位数
1月 3,381 6,146 1,185 2,112 608 1,259
2月 3,250 5,703 1,188 2,162 626 1,245
3月 3,930 7,012 1,532 2,921 871 1,623
4月 3,371 6,001 1,326 2,505 656 1,304
5月 3,299 5,934 1,260 2,294 497 1,039
6月 3,574 6,394 1,366 2,524 626 1,271
7月 3,721 6,579 1,340 2,485 601 1,168
8月 3,538 6,272 1,334 2,392 631 1,240
9月 3,281 5,838 1,333 2,346 551 1,147
10月 3,773 6,644 1,463 2,659 646 1,291
11月 3,777 6,525 1,488 2,573 634 1,268
12月 4,100 7,024 1,646 2,799 669 1,250
合計 42,995 76,072 16,461 29,772 7,616 15,105

【2012年から2021年の実績推移】

理学療法
作業療法
言語聴覚療法

5.他部門とのカンファレンス

リハビリテーションカンファレンス
(脳神経外科)
毎週木曜日 15:00~15:30 脳神経外科病棟
リハビリテーションカンファレンス
(整形外科)

毎週金曜日

毎週月曜日

13:50~14:10

17:00~18:00

整形外科医局
リハビリテーションカンファレンス
(心大血管リハ)
毎週水曜日 16:00~17:00 リハビリテーションセンター心大血管リハ室
リハビリテーションカンファレンス
(小児科)
隔月第3火曜日 17:30~18:30 こども医療センターカンファレンス室
リハビリテーションカンファレンス
(小児整形外科)
1回/3M 第2水曜日 18:00~19:00 こども医療センターカンファレンス室
二分脊椎カンファレンス 毎月第2月曜日 18:00~19:00 こども医療センターカンファレンス室
口蓋裂カンファレンス 不定期開催 18:00~19:00 こども医療センターカンファレンス室
補聴器外来カンファレンス 毎週火曜日 17:00~18:00 耳鼻科外来
CCUカンファレンス 毎日 8:30~9:00 CCU

6.研究業績(2021年)

  1. 南雲光則:暮らしにつなぐ急性期理学療法.第25回栃木県理学療法士会学術大会.Web.2021年12月12日
  2. 関根利江:「在宅酸素療法を使用中の特発性肺線維症患者に行った外来理学療法と患者教育」.第31回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会.香川. 2021年11月12日~13日
  3. 西村泰昭:嚥下障害を呈した急速進行性間質性肺炎を併発した皮膚筋炎の1例.第26 ・27回合同学術大会日本摂食嚥下リハビリテーション学会.Web. 2021年8月19~21日
  4. 冨樫結香:多職種の視点から口腔ケアを考える-現状と今後の課題-.第20回日本口腔ケア協会学術大会.Web. 2 2021年2月研究業績(2021年)27日~3月5日
  5. 黒澤智視,高徳昭彦,野澤洋平,川合直美,金子操:ハムストリングスの膝伸展作用を生かし、起立動作の介助量が軽減した1症例.理学療法とちぎ,2020,10(1):21-25

7.2021年の目標・事業計画等

  • 多職種連携の強化(離床・ADL・退院時支援・地域)
  • 心臓リハビリーション室の改修
  • 目標単位数3,488単位/年
  • 周術期のリハビリテーション
  • 卒後教育システムの充実

8.過去実績