アレルギー・リウマチ科[アニュアルレポート] | 病院のご案内 | 自治医科大学附属病院
病院のご案内
  1. トップページ
  2. 病院のご案内
  3. アニュアルレポート
  4. アレルギー・リウマチ科

アレルギー・リウマチ科【アニュアルレポート】

1.スタッフ(2021年4月1日現在)

2.診療科の特徴

当科はアレルギー疾患(薬物アレルギー、食物アレルギー)・関節リウマチ・その他の膠原病を専門にはするものの、同時に全身の管理能力も必要とされる。膠原病そのものがその疾患の特質上、多臓器に病変がおよぶこと、および中心となる治療法が免疫を抑制することから合併症として日和見感染をはじめとする感染症を引き起こす頻度が高いことが理由である。この全身管理能力は当科の最大の特徴である。故にただ単に膠原病の診療にとどまらない。全身管理能力の習得という点は内科医としてもっとも重要なことであり、当科の最大の武器でもある。この点はレジデント教育において、当科がもっとも力を注いでいるものでもある。

現在までに当科で導入した生物学的製剤使用患者数は1,000例を遙かに超えた。その多くで非常に満足できる治療効果が得られており、後述する病診連携により地域医療に大きく貢献している。さらに治験にも開発段階から積極的に関わってきている。最近は生物学的製剤に加えてJAK阻害薬が関節リウマチの治療に用いられるようになった。また、生物学的製剤が関節リウマチ以外の疾患にも用いられるようになっている。

生物学的製剤やJAK阻害薬による関節リウマチの治療の実践には多くのマンパワーと時間を必要とする。これらの薬剤による治療を当科で多くの患者に実施できているのは県内各所の診療所との病診連携(栃木リウマチネットワーク)のたまものである。患者の紹介を受け、初期治療を当科が行い、安定した段階で連携施設での治療へ移行する。しかし、大学附属病院の役割は緊急事態に備えることでもあることから当科でも数ヶ月に一度程度ではあるが併診を継続している。そのことで患者は診療所と大学という利便性と安全性の両面を確保できている。患者にも十分納得が得られ、また少ないマンパワーの当科においても、治療困難な重症例に注力することができた。この栃木リウマチネットワークにはおよそ100の施設(診療所)が参画している。

リウマチ膠原病は比較的平均在院日数が多い診療科である。2020年の当科の在院日数の平均値は24.3日、中央値は14日であった。極めて入院期間が長くなる一部の難治病態の患者を除けば、平均在院日数は前年と同程度であり、長期入院でしばしば遭遇するADL/QOLの低下を防ぐことができている。

認定施設

  • 日本リウマチ学会教育施設
  • 日本アレルギー学会教育施設

認定医

3.診療実績

1)新患患者数・再来患者数・紹介率

2)入院患者数(病名別)

3)手術症例(緊急)病名別件数 3件

4)治療成績 0件

5)合併症例

6)死亡症例・死因・剖検数・剖検率

7)主な検査・処置・治療件数

8)カンファレンス症例

(1)診療科内

木曜日に、死亡症例、外来および入院の問題症例、病理カンファを適宜開催

(2)当科、獨協医大リウマチ・膠原病内科、上都賀総合病院内科との3施設合同カンファレンス

なし

(3)整形外科との合同カンファレンス

なし

(4)小児科との移行症例カンファレンス

2020年2月27日

2020年12月15日

(5)病棟連絡会

8階東病棟看護師、皮膚科医師、アレルギー・リウマチ科医師で、隔月に合同カンファレンスを開催

4.2021年の目標・事業計画等

レジデント教育の充実と若いリウマチ医の育成を継続する。

移行期医療を充実するため、小児科と移行期医療カンファレンスを継続する。

例年行われていた当科、獨協医大リウマチ・膠原病内科、上都賀総合病院内科との3施設合同カンファレンスは2020年には開催できなかった。これはCOVID-19の流行のためであった。2021年にはまずオンラインで再開する予定となっている。

同様に以前行われていた整形外科との合同カンファレンスも再開したいと考えている。

学外においても、病診連携の要諦であるとちぎリウマチネットワークの活性化を図りたい。また、日本リウマチ友の会栃木支部と全国膠原病友の会栃木県支部との連携を少しずつでも再開したいと考えている。

前述のように当科は平均在院日数が長く、このためもあって新入院患者数が設定された目標値と大きく乖離しているのが現状である。入院期間を急激に短縮することは難しいため、まずは前年度の1.2倍の新入院患者数を達成したい。

5.過去実績