医療保育士の活動[アニュアルレポート] | 病院のご案内 | 自治医科大学附属病院
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医療保育士の活動【アニュアルレポート】

1.医療保育士の役割

当センターでは病気を抱える子どもとその家族のQOLの向上を目指すことを目的に、複数の医療専門職と連携を図りながら保育を実践している。以下に医療保育の目標を記載する。

<医療保育の目標>

1.子どもに対しての目標

  1. 安全と安心を提供する
  2. 生活を整える
  3. 発達を促進する
  4. 恐怖や苦痛、不安、ストレスへの対処を支援する
  5. ライフスキルの獲得を支援する
  6. 地域とのつながりの維持、拡大を支援する

2.保護者に対して

  1. 不安、ストレスを軽減する
  2. 子育てのスキルを獲得し、自信を持てるようにする
  3. ソーシャルサポートにつなげる
  4. きょうだいへの支援

患児個々の成長発達状況や安静度等多方面からアセスメントをし、他職種と協働しながら必要な支援を計画している。そして、個別保育や集団保育をとおして、医療保育の目標を達成できるような介入をしている。

2.院内活動

医療保育師は2A病棟2人、3A病棟3人、4A病棟3人の計8人が配属されており、当該部署およびNICU、PICUの保育も実践している。

1)2019年度の主な行事

①子ども医療センター全体で実施した行事

月日 行事名
5月24日 ホタル観賞会
7月10日~24日 絵本カーニバル(各病棟で展示)
ハッピードールの製作(4A・2B病棟)
10月30日 ドナルドアピアランス
11月20日 セラピードッグ(1回目)
11月28日 セラピードッグ(2回目)

②特定部署で実施した行事

クリニクラウン訪問:4A、2B病棟に4回ずつ実施

2)医療保育士ラダー

医療現場における保育士が、医療保育実践能力を向上させ、子どもや家族に質の高い保育を提供できることを目的に、子ども医療センター内の看護師長で実態に沿った保育士ラダーの到達目標の再設定およびキャリアパスの修正をした。従来のプログラムで実施したラダーⅡの保育倫理研修【2】の結果から、全てのラダー研修内容の再検討が必要と判断した。今後は、教育検討会を中心に保育士ラダーの到達目標とキャリアパスに沿った各研修内容の見直しをしていくことが課題である。

3)保育士会

今年度から、保育士会を定例で開催し保育士が行う係活動の報告、保育記録の充実やアセスメント力を高めるための勉強会を開催した。

以下に係活動の内容を記載する。

(1)記録係

目標:保育記録マニュアルに沿って、保育記録を書くことができる

保育記録マニュアルを整備して周知し、マニュアルに沿って保育記録が記載できているかを評価した。今後は保育記録の質的監査をすることが課題である。

(2)業務係

目標:業務基準の見直しを行う  保育実践における業務基準・手順を一部見直したが、整理する必要のある基準・手順の項目や構成を検討してから取り組むこととし、次年度に継続する。

(3)勉強会係

目標:発達に沿った保育が提供できる  「発達段階に合わせた遊びを展開できる」を目標に勉強会を実施し、勉強会での学びを活かした事例の報告会を3月に実施した。

3.院外活動

1)実習の受け入れ

  1. 東京家政大学子ども学部子ども支援学科

2)学会発表

  1. 堀内けいこ・大海佳子:8か月入院したダウン症の幼児と母親への保育支援.第23回日本医療保育学会学術集会,口頭発表

3)雑誌等の執筆

  1. 中村崇江:特集2 医療機関で活躍する保育士の実際―医療保育専門士の役割と実践―.こどもと家族のケア,14(4), p26~32,2019.

4) その他の活動

  1. 子ども療育支援協会主催 令和元年度子ども療育支援士養成コース講師
  2. 第20回子ども療育環境研究会 教育講演
  3. 第13期日本医療保育学会資格認定取得研修会 講師
  4. 医療保育専門士口頭試問審査 審査委員
  5. 卒業論文への協力 2件

4.過去実績