当教室では、初期臨床研修医・整形外科専攻医・医学生を対象に、整形外科に必要な知識や技術を幅広く学べる「フレッシュマン勉強会」を定期的に開催しています。
今回は、樫本先生が担当し、「正しいレントゲンの撮り方」をテーマに勉強会を行いました。
以下担当した樫本先生のレポートです。
整形外科医のみならず、医師であれば誰しもが一度はオーダーしたことのある単純レントゲン(Xp)。
画像診断を行う前に、その画像がどのように撮影されるのかを勉強しておかないと、オーダーするだけで概ね正しい画像が出来上がり、いざ普段と違う写真が送られてきても何が正しくないのか、どうしてそうなってしまうのか、どうすれば正しくなるのかを判断できません。。
しかし、日々の診療では普段オーダーした際には放射線技師が撮影してくれるため、改めて勉強するモチベーションが中々沸かないのも事実。
実際の撮影の仕方について学ぶ機会は多くありません。
かくいう私、樫本もいざ手術室などで自分で撮影しなければならない状況となったときに正しい画像の撮り方を勉強していなかったことを後悔したことがあります。
また、とある先輩から「撮った画像は全て見るんだぞ」と言われ、その画像(脊椎の正面画像でした)の見方、得られる情報を教えていただいた際に、それまで撮影していた画像を如何に漫然と見ていたか愕然としたこともあります。
そこで、今回のフレッシュマン勉強会では今までしてこなかった自分の勉強のため 後輩たちが同じ思いをしないために、正しい単純レントゲンの撮り方、見方をいくつか例を挙げて説明し、これからの勉強のきっかけにして頂こうと思いました。
まずは、総論でXpの長所や短所をあげ、クイズを交えて、2方向撮影や実際に撮影する際の肢位がどれほど重要かを解説し、そこから各論を解説する流れとしました。
各論として例を挙げたのは手関節、股関節、足関節、脊椎で、各々の撮影する際の肢位や照射角度、体表からわかるメルクマール、正しい画像と判断するためのポイントを解説しました。
今回挙げた例以外にも日々の診療でオーダーする機会はあるかと思いますので、聴講してくださった先生方は自分がオーダーする際に、今回この記事を読んでくださった先生方はこの記事を機に、一度、画像の撮影方法、一回の撮影で取得することのできる情報を勉強してみてください。