センターについて

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センター長あいさつ


医師・研究者キャリア支援センターは、2007年に女性医師支援センターとしてスタートしました。2012年から、支援の対象を女性医師のみならず男女の医師・研究者に拡大し、現在の医師・研究者キャリア支援センターとして活動しています。

当センターは、ワークライフバランスをテーマとした「働き方を考えるセミナー」、若手医師や研究者、大学院生間の交流を深め、キャリア形成や研究を推進するための「次世代医師・研究者交流会」、働き方についての思いや考えを共有する交流会である「Jichi Joy Café」等を定期的に開催するとともに、キャリア継続に関する問題等について、アドバイザーによる個別相談を行っています。

育児支援部門の保育ルーム「あいりす」は、病児保育、一時託児および夜間保育を行い、仕事と育児の両立をサポートしています。2012年からは自治医科大学・附属病院の全職員を対象とし、さらに2024年度から病児保育に限り教職員以外の下野市民及び下野市在勤者も利用することができるようになりました。保育ルームには保育士、看護師に加え、研修を受けた地域の方々にサポート会員になっていただき、温かい保育を実践しています。夏まつり、クリスマス会、研修会等を開催するなど、保護者、サポーター間の交流も図っています。

育児をしながらのキャリア継続に関しては、本学では育児短時間勤務制度を利用することが出来ます。国が定める子が3歳まで利用できる週30時間の時短制度に加え、本学独自の医師・歯科医師を対象とした制度として、2007年から週20時間時短制度、2019年からは週30時間時短制度を、所属長に必要性が認められれば、最長子が小学校3年生終了時まで利用できるようになっています。

職場や育児に関する悩みごとについては、個別にアドバイザーが相談に応じています。また、定期的に職員へのアンケートを行い、職場環境改善に関するニーズを調査し、その中から出来る支援を考え、大学へ提案しています。

キャリア支援へのニーズは多様化していますので、男女や育児の有無にかかわらず、介護などキャリア継続に影響を与えるであろうと思われることに関しても取り組み、より充実した支援体制・活動を目指しています。

当センターを最大限に活用していただければ幸いです。

 

自治医科大学 地域医療学センター 准教授
石川 由紀子