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救命救急センター

救命救急センターは、自治医科大学附属病院の救急診療体制の一部として機能し、三次救急医療施設として、24時間、365日、心肺停止症例から多発重症外傷まで、緊急に集約的な治療が必要な患者さんを受け入れています。

概要

栃木県の救急医療体制は、救命救急センターを中心とした5つの地域メディカルコントロール協議会が中心となって運営されています。自治医科大学附属病院は、県南、県東、および茨城県一部の医療圏の救急基幹病院として、病院全体で救急患者を診る体制を整えております。
その中で救命救急センターは、1992年に附属病院 救急部を前身とし、2002年9月から県内5番目の救命救急センターとなりました。
2019年には県内初のS評価施設に認定され、さらに2020年からは、より重症な多発外傷を治療するために、外科、整形外科、脳外科と共同で『救命外傷センター』が組織され、『救命救急・総合集中治療センター』として、救命救急センター(EMS)、集中治療部(ICU)、高度治療部(HCU)が一体となり、県内屈指の三次医療機関として機能しております。

診療体制

救命救急センターへの「救急患者の集中」は、全国的な傾向となっています。患者の大病院志向、一次救急を診る診療所の減少、二次救急施設の疲弊など、さまざまな理由が考えられていますが、こうした背景のもと、本来の大学病院や救命救急センターとしての機能が十分に発揮できないという現状があります。さらに最近では、救急車の集中や手術室の空き状況などにより、搬送依頼を断らざるを得ない状況が見られるようになっており、自治医科大学附属病院はこうした社会の変化を見据え、地域の医師会、二次医療機関、消防機関、行政との連携をはかり、「メディカルコントロール(MC)体制」を確立することを積極的に推進しています。そして、夜間外来/初期救急医療施設が周辺の医師会の主導で設立されたことで、二次・三次医療機関への軽症患者の受診が減少し、本来の二次・三次医療機関としての役割が果たせるようになってきています。
また当直体制についても改革が行われ、病院全体で救急患者の診療体制を取ることができるようになりました。

診療(治療)方針

夜間・休日の診療においても、救命救急・総合集中治療センターとして、救命救急スタッフ2名以上とレジデント数名、さらに外科系・内科系の救命センター当直2~3名により当直勤務にあたっています。 特に重症患者の救急車搬送については、救命救急センターのスタッフが対応し、その他の患者については、他のセンター当直、必要があれば各科の宅直医師が対応することとなっているため、必要に応じてこれらの医師と連携し、夜間・休日においても高度な医療を提供できる体制を整えています。