― なぜ整形外科の創はきれいなのか ―
2026年3月3日、研修医を対象とした縫合実習を開催いたしました。
今回のテーマは「なぜ整形外科の創はきれいなのか」。
整形外科における創閉鎖は、単に創を閉じる作業ではなく、術後の機能回復や合併症予防にもつながる大切な工程です。創縁を正確に合わせ、組織への負担をできるだけ少なくしながら丁寧に閉じることが、結果として美しい創へとつながります。
実習では、縫合の基本である
・単結節縫合
・マットレス縫合
・皮下縫合
を中心に、持針器の扱い方や針の角度、刺入位置、糸の締め具合といった基本から一つひとつ確認しました。繰り返し手を動かしながら練習を重ねました。実習後にはコンテスト形式で成果を披露する場を設け、会場は大いに盛り上がりました。どの研修医も非常に完成度が高く、おどろきました!
また、若手医師が研修医に寄り添いながら丁寧に指導する姿も印象的でした。手技のポイントをひとつひとつ言葉にして伝えることで、自分自身の基本をあらためて見つめ直す機会にもなっていたように感じます。教えることが学びにつながる、そんな良い循環が生まれていた実習となりました。
整形外科医にとって縫合は臨床の基本です。今後もこのような実践的な教育の場を大切にし、教室全体で技術と教育の質を高めてまいります。
